#4 派遣会社に実情を話すもモヤモヤ。
前回のお話はこちら!!
次の日の朝。いつもと同じように、6時に起きて、朝食をとった。
そして、ふと。
「あ…行かなくていいんだ…」
と、安堵していた自分がいました。
昨日帰り道で、泣く泣く電話して担当者にもう無理だと訴えた。
相当混乱しているのが分かったのか、今日をお休みにして面談という形を取ってもらった。
そして、昨日の夜に、今までの日記を参考に書いた報告書を持って、どれだけ話ができるのか。分からなかった。
面談日時は11時だったので、10時くらいに家を出て、大阪駅に向かいます。
「とりあえず、冷静に。今までのことを話すのと、もう行けないことを打診する」
そして約束の日時。
担当営業が現れます。
「えのもとさん、お待たせしてすみません。ではこちらに。」
思ったより若い人で年も近いように見える。
面談はコロナ情勢もあってリモートでしていたので、会う機会すら新鮮でした。
(それにしても、派遣会社って、色んな人がいるんだな)
担当者に出迎えてもらうまでの間、面談で3人くらい案内されていたのだ。
黒いリクルートスーツを着たフレッシュな人、
派遣は慣れたもんだと言わんばかりに派手な服装をした40代くらいのおばちゃん。はたまたギャルっぽい人。
そんな風に、観察をしていました。
そして面談用の部屋に通されます。
「今日はこのように設定していただき、すみません…」
「いえいえ!とんでもないです!宜しくお願いしますね!」
簡単な挨拶から始まり、本題に入ります。
昨晩に作成した報告書という名の紙を渡し、担当営業はびっくりしていました。
「めちゃくちゃ詳細に書いてますね…💦」
「はい。。できるだけ客観的に見てもらうため、日記を書いてましたので。それでですね…」
書類を見ながら、今までのことを説明します。
「内情は分かりました。。ですが、企業様側は、契約期間が決まっている以上、えのもとさんに継続して働いてもらいたいと先日連絡を受けまして。。」
そして、担当営業が企業側に言われた主張を、黙って聞いていました。
…と、聞いていて、自分らは悪くない。そちらが悪いんじゃないの?と言われてるような気持ちになりました。
(…こっちから話しかけるようにしてたのにチャットで済まそうとしてるのは教育担当でしょ。。それに、あなた殆ど会議でいないことが多かったから、話してるときにいなかっただけじゃん。。)
しかし、このように労働者と会社の間で問題になった時。
それをパワハラだと認定するのも、モラハラだと感じるのも、全ては受け手なのです。
その人が、行き過ぎた指導だと思えば、それはパワハラなのです。
また、こういった労働環境を改善していくのが、管理職の仕事だという発想が、ないように思えました。
担当営業は、私の主張に対して、頷くものの、
会社の対応としてどうするのか。困っていそうでした。
そうですよね。だって、派遣会社にとっては企業がお客様なのだから。
それでも、こっちも自分の身を守るためだと強気でいます。
対応次第では派遣会社からも辞める選択を取ることも考えていたので、引き下がりませんでした。
「…これは、えのもとさんのご判断になるのですが、休職。という形を取るのはどうでしょうか?」
会社の制度として、仕事で心を病んだ人に対して救済措置として休職制度があるのだと説明されました。
そのためには、精神科の診断書がいると。
(体的に限界だから、改めて診断してもらうのはいいかもしれないな…)
「ではまた、病院の予約ができましたら、連絡してくださいね。」
そして、派遣会社の担当営業との面談が終わりました。
自分の気持ちは伝えた。もう、後戻りはできない。
帰りの電車の中でも、やはり職場でのことを思いだしては涙が出ます。
自分がうつ病になっているのかもしれない。
そう思うだけで、もう失うものは何もないと感じました。
そして、帰宅して安堵したのち、
精神科の予約を翌日に取ることができたのです。
派遣先の上長にはこちらから連絡を取ってと言われていたので、今週はお休みすることをメッセージで伝えました。
やると決めて実行したら、意外と早いものです。
担当営業にSOSを出して、面談して、精神科に行って…
それでも、私が我慢せずにこうやって行動を起こしたことで、
少しでも気持ちが変わる人がいたらいいな。
そんな、起こりそうもない甘いことが、頭をよぎります。
実際は、根性なくてもう辞めたの!?と大騒ぎになってるだけかもしれませんが(笑)
そして、翌日。精神科に行きます。
続きます!
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