あとがき:気が付いたら、適応障害になってました。

昨日の投稿で、5か月間にわたる適応障害との闘いは終わりました。

本当に、「闘い」と表現するほど、
完治までの過程は生易しいものではありませんでした。

適応障害は行動意欲の低下もあるため、その都度の更新とまではいきませんでしたが、これから小出しに出していこうと思います。
まだ、マガジンでは更新予定ですので、
役に立ちそうなトピックを探してみてね。

そして、今回はあとがきに添えて、
精神疾患を完治させた時に、できる手続きを紹介します。

治療中は、本当にお金に困るので、役に立つと幸いです。

まず、治療中にできることは、

・労務不能であることを証明すること

精神科や心療内科の先生に労務不能であることの診断書を貰います。これがないと、そもそも在職中に休職することができません。上司に「気分の問題」だと一蹴されてしまうので、自分を守るために通院してください。診断されてるかどうかで、今後の諸手続きに影響してきます。

会社によっては、1週間とか2週間とか指定してくると思うので、1か月単位の診断書が望ましいです。そんな、2週間では治りませんので。。。

・傷病手当の申請をすること
治療中の生命線になります。直近1年間のお給料(支給額ではないですよ!)の平均額の60%が貰えます。
月30万貰ってる人だったら、18万ほど。平均20万だったら、12万円ほどですね。

ただ、申請のタイミングはまとめてでもできるので、申請期限の2年の時効にならなければ、いつでも申請できます。
困ってる人は、休職して1か月後にすぐに!

次は、退職間際~退職後ですね。

・会社が就業規則に書いている休職期間は何か月か?

すごく大事な期間になってきます。
傷病手当は、最長1年半支給されるのですが、会社の休職期間は、会社によって変わります。

最低ラインで3か月。大体が1年ほどが多いようです。
(何度も言いますが、1か月そこらでは治りません)

・退職時は「自己都合退職」ではないことを念頭に!

そう、自己都合退職じゃないんですよ…。
休職期間満了退職ですと。

休職期間が満了して、退職になった場合は、
「休職期間満了退職」という、
定年退職と同じような扱いになるのです。

社労士が書いてるコラムも読んだのですが、相談内容に
「自己都合退職とサインさせられた」というケースが多いようです。

私は運よく、休職満了退職で、離職票に書いてくれたので争うことにはなりませんでしたが、「一身上の都合で書かされた」という方は社労士に相談してみてくださいね!

ここで、ちゃんと満了退職で離職票が発行されないと、
次のアクションで困ることになるのです。

・ハローワークに失業保険申請

精神疾患が完治しているかどうか?
いなければ→傷病手当の継続給付
したら→再就職まで失業保険の申請+給付期間延長

となります。
この2つは、頭に入れておくだけでも今後のアクションが変わります。

ハローワークに行ったことがある方は分かると思いますが、そうでない方は「どのような申請があるか分からない」もの。

先ほどの、「一身上の都合で退職します」という企業への一筆があれば、ハローワークではそれを優先されるのです。
つまり、完治した後の失業保険の給付申請での取り扱い方が変わるということ。
これは給付開始日も期間も変わってしまうので、「休職期間満了退職」で申請されているかどうかが重要です。

では最後に、イレギュラーなケースについてです。

・イレギュラーは、社労士さんにお任せ!泣き寝入りする必要なし!

…そもそも、精神疾患に罹っている人が、自力で抵抗できると思います…?
もちろん、SNSで告発すれば逆に訴えられてしまうリスクがあります。
よく、不当解雇で訴えられたとかもニュースになりますよね。

ここで言うイレギュラーなケースは、
・休職させてもらえず退職されられた
・退職届に一身上の都合と欠かされた
・離職票に「自己都合退職」の区分で届けられた
・診断書を無視される、または、病院に行かせてもらえない

…などなどです。後半は真っ黒ですね。怖いです。


さいごに

あとがきにて、精神疾患に罹ってしまったら、こんな手続きがあるんだよ!ということを紹介しました。

自分で一から調べたり、思い込みで申請しなかったりといったことは、避けたいですよね。また、こんなことがあると分かれば、同じように悩んでる友人を助けることもできます。

どうか、周りに精神を病んでしまっている人がいる時。
手を差し伸べてくれる人が一人でもいる。
それだけで、救われる人もいることを忘れないでください。

実際、私も家族、友人、パートナーの理解があったおかげで、
長引くこともなく完治させることができました。

勿論、完全な完治はありえないので、再発しないように
「気分よく過ごすにはどう考えたらいいか」ということも大切だと思っています。


また、今後も役立ちそうだと思ったことなどを、随時マガジンに追加予定です。
悩んでいるあなたの、参考になりますように。




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