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不妊治療に悩む女性200名に聞いて分かったこと〜不妊治療者は黙ってない!〜

こんにちは。
実はGypsophilaを創業する前に、Twitterの個人のアカウントで不妊治療に関するアンケートを実施したんです。

匿名だし、そもそもフォロワーさん100人くらいしかいないし、、、みたいな状況だったのですが、蓋を開けたら2ヶ月で約200人の方にご回答頂けました😭
それだけ不妊治療と仕事の両立に悩んでいて、企業、社会に変わってほしいと願う方が多いのだということを改めて実感しました。
ご協力頂いた皆様、改めて本当に有難うございました。

不妊治療と仕事の両立に課題意識を持つ方が少しでも増えればという思いで、アンケート結果をいくつか公開させて頂きます。

・現在の勤務状況と仕事と治療の両立難易度

厚生労働省調べでは16%の方が退職されていますが、本当にその通りでした。そのデータは2017年時点のものなのですが、この6年間で全然状況は改善していないということですね。。。
更に衝撃的なのは、全体の83%は不妊治療と仕事の両立は難しいと回答し、内35.9%の方は退職を考えるほど悩まれているという事実。(35.9%のうち、16.7%の方は既に退職済み)こんなに深刻に悩んでいる方が多いのに社会、企業の対策はゆっーくりなのが悔しいです。。

・企業側の取組・理解状況

一方で会社として不妊治療と仕事の両立について何らかの方針を示しているのは全体の10%程度。仕事と不妊治療の両立を心から応援する職場環境を作るには経営層からの意思表明が非常に重要なはずなのに・・・この結果は残念です。
実際に一緒にする同僚の方の理解という意味ではやや数値は改善するものの、それでも約85%の方は十分に理解が浸透していないとの回答。そんな職場環境では、急な通院や体調不良で休暇が重なってしまった時に周りに迷惑をかけているのではないかという罪悪感を感じてしまうのは当たり前です。

・職場への相談状況

これが一番衝撃ですが、約80%の方が不妊治療をしていることを職場に相談しています。不妊治療はセンシティブな話だから社員の悩みを吸い上げられないと仰る人事の皆さん、そんなことありません!不妊治療に悩む社員の多くの方はちゃんとアラートを出しています。

このアンケートから分かることは、不妊治療と仕事の両立に取り組む社員の苦悩は本当に大きいにも拘らず、企業や社会はそれに気づかず、十分なアクションを起こしていないということです。
しかも不妊治療をしている方はちゃんと相談しているにも関わらず。

そんな現状を少しでも改善したい。
当たり前に不妊治療と仕事を両立できる世の中になってほしいと心から思います。

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