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あまりに眠れないときは・・・

■何度も言う。変なデマに流されないで。

僕は、アトピーで寝れなかったほどに酷かった時代は睡眠薬に頼っていた。最初は、
睡眠薬に頼るなんて精神的に弱いのかな?」と使うことに躊躇いもあった。

しかし、アトピー症状が酷くて、痒くて眠れない時は三時間以上も床についてから体をかきむしる状況にあったため、クリニックの先生のすすめで睡眠薬を使うようになった。

効果は、素晴らしく、毎日普通に眠れるようになった。そのおかげで、症状も以前より改善していた。

世の中にはいろいろなデマを流すやつらがいる。

千葉県銚子市において新型コロナウイルス感染者の発生が確認されていない居酒屋に対して

「感染者が出た!」

なんていうとんでもないデマを流す奴もいた。

ちなみに、僕に関しては、

いろいろ試したけどこの薬剤師のアトピー改善法は全くのデマだ!」って全国のどこかで言われててもおかしくないと思っている。多分、100近くの自分が体験した改善方法を一つ一つ試してもらえば、疑いは晴れると思っているが。

睡眠薬に関しても、

「睡眠薬 副作用」

とか

「睡眠薬 危険」

とか調べればいくらでも怖いことが目に入ってくるが、あまり考えなくて良いと思う。もちろん、睡眠薬によっては「依存性」といった副作用ともとれるものがあるが、患者さんに薬の説明をするときに

睡眠薬ほど気を使わない薬はないのではないか

と思うほどに安全性の高い薬だと僕は考えている。

あまりに睡眠薬について悪くいう人たちは、

「1錠で寝られないからもう1錠。寝られないからさらに1錠」

なんていう感じに

飲み方のルールを破った

のではないかと思う。通常、使う薬の量としてはさほど問題はない。

■睡眠薬の種類

ここでは、病院で処方される睡眠薬について解説する。

世に出回るものとして、

・ベンゾジアゼピン系睡眠薬

・スボレキサント(次回以降紹介)

・ラルメテオン(次回以降紹介)

といった睡眠薬があるが、まず今回の記事ではベンゾジアゼピン系睡眠薬から解説する。

■ベンゾジアゼピン系睡眠薬

おそらく一番スタンダードな睡眠薬として古くからあるのが、「ベンゾジアゼピン系睡眠薬」だ。世の中には、非常に多くの睡眠薬が存在するが、そのほとんどがこの類のものだ。

代表的な名前を挙げておこう。

・ブロチゾラム

・エスタゾラム

・ゾルピデム

・エスゾピクロン

などだ。

これらは、興奮する神経系を強制的にリラックスさせるような働きがあり、このような働きを持つ薬は、睡眠薬以外にも抗不安薬といって、文字通り「不安感を取り除く」薬としても使われる。

非常に効き目がいい

と評判の良い薬だが、注意しなければならないのが

依存性と耐性

だ。

依存性は、

薬に頼り切りになり、薬が無いと寝られない体質になってしまう

ことである。これは、正直個人によるような気がする。アルコールと同じで、

無いと不安

になってしまうと依存性を引き起こす。

なので、大事な心がけとしては、

眠れない要因が解消したらやめてみる習慣作り

が大事だ。

次に耐性は、

今までの飲む量で効果がなくなる

ことだ。アルコールで実感があると思うが、最初はワイン1杯でも飲もうものならベロベロになっていた人が、2杯も3杯も飲めるようになるのは、耐性がついたからだ。

耐性がつくと厄介だが、これも

眠れない要因が解消したらやめてみる習慣作り

が大事だ。

飲まないに越したことはない薬だが、個人的には非常にかゆみが強いときには心強い味方になってくれたのでかなり有難い薬だと思っている。

このベンゾジアゼピン系睡眠薬は、

処方せんが必要な薬剤

だ。なので、眠れないということを医師の先生に相談すると良い。

また、法律的に非常に厳しく取り締まられている薬であるため、安易に他人に譲り渡してはいけない。犯罪となってしまうので注意が必要だ。