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爆風スランプ - 45歳の地図 - 1990

爆風スランプって初期の頃は、やんちゃを通り越して無茶苦茶なバンドという印象でしたよねww

テレビのセットを壊したり、不遜な態度でクレームつけられてたり、RCサクセションやとんねるずがそうだったように、品行方正の正反対な、やりたい放題の不良バンドというイメージでした。

1985-1991 爆風スランプCM集

だから後に娘さんが暴露記事出した時、「・・・ああ」という感じもしましたわ。以外とは思わず…そういえば、そういうバンドだったもんなあ…って一言。

実際、ミュージシャンってそういう話、多いからね。テレビやステージは建て前で、あくまで創られたペルソナ。だから、決して珍しい話ではなく、今更ってのはあります。

なので、イメージと実像の解離性に関しては承知してないと、とても音楽を聴くことは出来ないよね。バンドやミュージシャン、シンガーその人たちの人格と行い、作品はベツモノって思ってないと、とてもやってられないですよ。

でも、曲は結構好きなのあるんですよね。

「大きな玉ねぎの下で」1985

こっちは令和バージョン。

そして、この曲は地下鉄東西線の九段下駅の発車メロディに使われてます。神楽坂は最寄り駅の一つで、東西線はよく利用するので、通過するたびに聞きますね。

「大きな玉ねぎの下で」九段下駅発車メロディー

初めての外タレコンサートが武道館だったなあ<ABBA
日本人ミュージシャンは、千葉県文化会館でしたが<ハマショー いやさ、その前にロッテ歌のアルバムがあったか。

「Runner」1988

この歌いいですよね。日本のロックのよいとこは…
とにかく解りやすくて、ストレートな歌詞とシンプルな曲。ダイレクトにどの世代にも響く歌です。若い人限定でなくてね(そこがミソ)。

「リゾ・ラバ -Resort Lovers-」1989

そうですね、嘘です。全部嘘ww この頃ってバブル期だったから、その手のリゾラバを煽って、美化する小説とか多かったのよね。

山田詠美さんの小説とか~村上龍さんの「ラッフルズ・ホテル」とか?…「なんとなくクリスタル」「限りなく透明なブルー」とか?? ああいうのに影響されて、流されて、海外にそのような恋を期待していく人も少なくなかったかなん。

そのせいで、日本人女性はチョロイ、そういうのを求めている、すぐやらせてくれる…なんてイメージも定着しちゃってさ。一部の人のことなのに、全員がそうって思われるのは迷惑なことでございました。

「うわさに、なりたい」1984

これ、確か時計のCMでしたよね。

シチズン リビエール CM


「無理だ!決定盤〜YOU CAN NOT DO THAT〜」1985

これねー ワニの腕立て伏せのところが、頭でリフレインしちゃうのwww 曲名思い出すときも「ワニの腕立て伏せの歌」にいつも変換されてしまふ。

そして 一番好きな歌はこれだなあ…

「45歳の地図」1990

仕事でストレスたまったときとか腹立ったときとか歌ったwwバカヤロー!!って誰かに対して思う時とかにねっっwww
という意味では感情移入して、ストレス発散する歌って位置づけですな。

そして、この歌には還暦バージョンがあったりする。リストラ・バージョンもあるらしいのだけど、動画がなかった。

「45歳の地図 還暦バージョン」2020

愛だの恋だの青春の光と影とか、若さゆえの過ちや挫折を歌うばかりがロックじゃねぇんだぜっ!!ってこと。どんなに若くてイキってて、ブイブイ言わせてた人も、やがておばさんおじさんになり爺婆になりくたびれて、干物やミイラになっていくんです。

カッコよい、イカしたリア充ばかりの世の中じゃなし、こういう、いい意味でのリアルな実状を歌ったロックの方が、人々の胸にはズーンときて、共感呼ぶのでございますよ。

「涙2 (2020 青春 Ver.)」2020 

うん、変に美化された、カッコよいドラマティックな日常じゃなくて、リアルにカッコ悪い、寂れて年老いた人々の無様な生き方というか…こういうロックが日本のロックの良いとこだって思ったりする。この場合、歌唱力とか演奏技術が~とかはどうでもよくてねw


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/01/18 掲載記事より転載


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