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Billy Joel - Piano Man / ピアノ・マン - 1973

ビリーの曲は大都会の曲。
どの曲を聞いても、ニューヨークの雑踏を思い起こさせる。

曲の中に…
車のクラクション、家路を急ぐニューヨーカーたちの靴音、遠くの工事音、カフェやバーでの人々のおしゃべり、
雑踏のざわめき、ウォール街にて咥えタバコで新聞を読む仲介人たちの姿、路上に寝転がったホームレス、
アメリカンドリームを夢見てオーディションへと急ぐダンサーやシンガー、排気ガスの臭い、地下の通気口からあがってくる蒸気、五番街やセブンスアベニューで買い物をした人が車に乗り込む音…

そんなものがたくさん詰まっている。

ビリーが日本で知名度を上げたのは、ココアのCMに使われた

「Honesty」1978

誠実さ…というタイトル。CMに使われてたお陰で、この歌を聞くとココアが飲みたくなるw

「ストレンジャー」もCMで使われたし、印象的な一曲。

「The Stranger」1977

異邦人っていうのかな…変わり者というのか、まあそんな意味合いなタイトルです。

「My Life」1978

「Just The Way You Are  / 素顔のままで」1973 

「You May Be Right / ガラスのニューヨーク」1980

この歌も大好き。「君が正しいのかもね」って、そんなタイトルと歌詞だけど。どうして、ガラスのニューヨークなのかわからんです<邦題

「The Ballad Of Billy The Kid」1973


して…一番好きな歌はやっぱこれだなあ…
しがないピアノ弾きだった、ビリー自身の自伝的な歌。

「Piano Man」1973

都会で生きる人々の、焦りやイライラ、挫折、精神的プレッシャーとか、人生に対する疲れとか、悲しみとか、孤独とかとか…そんなのを歌うことが多いビリーですけれども。

この曲は、即興のピアノ弾きが働くバーにやってくる、個性的な常連さんたちのことを、ピアノ弾きの目線から歌い上げた優しい視点がほっこりする、暖かいヒューマンな歌なんですよね。そこがよくて。

そうですねー 
ビリーの曲は、やっぱ初期のアルバムのがいいなあ。
アルバム「アレンタウン」までは聞いてたけども。

「Allentown」1982

「Pressure」1982

長年連れ添った奥さん(糟糠の妻)と別れちゃって、MVにも出てた若いモデルさんと再婚したところあたりから、なんかビリーならではの良さ(ストイックさ)が失われたような感じで、聞かなくなっちゃったんですよね。

「Uptown Girl」1982

もちろん、その後も作品はたくさん発表されてるんだけど、最近の曲はさっぱり知らないなあ・・・

「The Longest Time」1983

今は当たり前だけど、つるりん(クリリン?)なおじさんになっちゃって……歳を取るのは当たり前だから、仕方ないんですが。それはそれで渋さとか出ていて、新たなビリーの魅力なのかもね。

「New York State Of Mind / ニューヨークの想い」1976

「Say Goodbye to Hollywood」1976

下記のステージにビリーを発見ww

まぁ、彼はビートルズ好きで、ライブでカバーもしてます。カバーアルバムも出してますし。

下記のステージにもちょこっと出てきます<ビリー

そして、ビリーの歌は春から夏にではなく、やはり秋から冬の…心が少し寒くなる時期に聴きたくなる曲だったりするのです。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/10/18 掲載記事より転載


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