Dead Or Alive - You Spin Me Round (Like a Record) / ユー・スピン・ミー・ラウンド - 1985
ピート・バーンズが亡くなってから、もう4年も経ったんだなぁ…まだ57歳でした、早い。ものすごい上手いヴォーカルってわけでは無かったけど、彼の野太くて、力強いパンチある声が好きでした。
残念ながら、人生の後半は精神的に病んでしまって、妄執に取り憑かれ、整形を繰り返し失敗して、美貌を失った男とTVにも取り上げられたせいで、そっちの方ですっかり有名になってしまったけれど…
「Come Home (With Me Baby)」1989
うん、十分にそのままで美しかった(イケメン)のに、奥さんもとても綺麗で、女装趣味の彼のことよく理解してくれる人で…二人揃って美男美女でさ、どうしてその顔がブサメンだと思うのよさ!!
若さとかを保ち、衰えを阻止し、体型を維持しようとする努力だけで、それだけで良かったと思うんだけどね。心の闇ってね、その人にしか解らないからなー
亡くなったときは、お葬式代さえ無かったというくらいに困窮してたとのこと。
だけど、親友のボーイ・ジョージがお葬式出してくれたって聞いたときは「良かったね、いい友達がいて」と思ったよ。
ちなみにピートのお母様はユダヤ人で、ナチス・ドイツの迫害を逃れてイギリスに渡り、イギリス軍人だったお父様と恋に落ちたとのこと。でも、お母様もアル中になって精神を病んでしまったのよね。
「You Spin Me Round (Like a Record)」1985
一番ヒットした曲ですね~ この曲で世界的に有名になりました。ユーロ・ビートというジャンルになりますね、彼らの曲。いちおう打ち込み系か。この辺りにハウス系とか出てきたのかな??
ソウルとかファンクとかのディスコ・サウンド、ソウル・トレインやスティン・アライブの頃は、私よりおねーさんおにーさんの世代なので、実質Jトリップバーとかで踊ってたのはこの時代で…こうしたユーロやフュージョン系だったわ。
まあ、オールディーズ系のディスコに行く事もあったけど。そっちは逆にロカビリーとか、極端に古いナンバーだったから、ソウル系ので踊ったことはないのであった。
「I'd Do Anything」1984
「That's The Way (I Like It)」1984
おなじみKCサンシャインバンドの曲を、彼ら流にアレンジ。
「My Heart Goes Bang(Get Me to the Doctor)」1985
「Lover Come Back (To Me)」1985
「Something in My House」1986
懐かしいー この曲も覚えてるー 流れてたわ<ディスコで
いやさ、ディスコってもう死語なんだよなあ…遠い瞳。
「Son of A Gun」1986
「Hooked on Love」1986
「Brand New Lover」1986
「Turn Around and Count 2 Ten」1989
この曲も好きだったなー 「ユー・スピン・ミー・ラウンド」より好きかも。
んでもって、ほんとマジで残念でしたわ。もっと生きてて歌い続けて欲しかった。けど、身体ボロボロだったから仕方ないのか。
ちなみに奥さんのリンとは、ゲイの恋人(スティーブ)も含めて三人で暮らしてて、25年も添い遂げたのに離婚しちゃってたんかー (ビートはバイ・セクシャル)
バイという意味ではフレディもそうなのですが、フレディは男性のパートナーからは裏切られて散々でしたけど、二人とも女性のパートナーとは良い出会いをしたようで、ピートは最終的には別れちゃったというものの…男性の恋人のことも理解して受け入れてくれるリンと25年も一緒にいられて、お葬式を出してくれる親友がいたりして、そういう意味では人に恵まれてたのかな。
だから、人生悪い事ばかりでは無かったということで、コンプレックスが強すぎて、ありのままの自分で満足できなかったのが不幸の元だったのよね。合掌。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/12/09 掲載記事より転載