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喜納昌吉&チャンプルーズ - 花~すべての人の心に花を - 1980

この曲、とっても素晴らしい歌ですよね。
そして「島唄」もなんだけど、一種のアゲ歌だったりします。ようするに鎮魂歌。霊を慰め、解放する慰霊の謡。
たぶん作った当人は、そんなこと少しも意識してなかったろうけど…

不思議とそういうアゲ歌、沖縄系の歌にたくさんあったりして、職業柄ボランティアでご一行さんをあげなくっちゃって時には、この歌と「島唄」と「愛よりも青い海」(上海颱風は東北系だけどっっ)とかとか、歌ったりします(謎)

そして喜納さん。とても陽気なおじさんです。

もう何年も前ですけど、明治公園?代々木公園?だったかで開催された、アースディ(だったと思う)という、エコなイベントがあったのですけど…その時のゲストとして呼ばれてて、ステージを見れたんですよね(タダで)。

もちろん、この歌も歌ってくださいました。

その時に予算の関係(主宰がNPO系だったからっっ)で、
チャンプルーズは来れなくて自分だけになっちゃったから、
次回はもっと儲けて予算かけて、チャンプルーズも一緒に頼みます…って、笑いながらお話しててw

ステージが終わった後、友人とぶらぶらお店を回ってたんですけども…したらば目の前にさっきまでステージにいた喜納さんが、ビール片手に飲みながら歩いていたりするww

思わず「あ゛ー喜納さんだぁっ!!」て友人と声を上げたら、

「おーおーおー 君たち君たち 
 よーよーよー 楽しんでるかいっ??」って…

気さくに近寄ってきてくれて、向こうから手を掴んで握手してくれたのww めちゃくちゃナチュラルだった(^0^)
いいよね、こういうノリ。
笑っちゃうくらい全然気取りがないのですよ。

ご近所の祭りで出会った、知り合いのおじさんって感じで、
有名人気取りがまったくなくて、ホント… 
笑顔も素敵だし、おっきい手はあったかくて、気持ちもほっこりした~

はい! これはファンになりますねww

「ハイサイおじさん」1978

宴ですよねー そういえば「ハイサイ」は男言葉(男性が使う言葉)で、女性の場合は「ハイハイ」だそうです。最近知りましたが。

「島小(しまぐゎ)」1978

「ボーダレス・ジンジン」

「流れるままに」1992

「新・時代の流れ」1998

「騒乱節」1994

ライブ 天孫祭「滝落し」2017

レコード(死語)の音源もいいんだけど、ライブがやはり圧巻。観客と一緒になってこそ、力が漲るバンドで、音楽…
っていうのかなぁ。

観客やその場のエネルギーをすべて飲み込んで一体となった音の波が、その場のパワーで広がっていく音楽って感じ。

沖縄のこうしたバンドの持つパワーって、実にダイナミックなんですよね。祭りのエネルギーそのもので、まさに神降ろしのエネルギーがそこに働くの。

うん 本来の奉納の音楽ってのは、神降ろしの音楽のことなんですよ。神懸かりになって、神憑きになって、周囲の人々をも飲み込んで、その場にいる全員に神のエネルギーを降ろし、伝える謡(宴)で音楽。

トランス状態へと人々を導き、神と繋げ、同じ次元へと誘う。媒介としての演奏者で、それが故の歌い手の存在意義だから。

単純に神様(神社の境内)の前で歌いました、演奏しました、お披露目しました…ってのは、奉納なんかになってないのね。

だから、アゲ歌として使える楽曲が多かったりもするし(謎)
人々や地域の波動を引き上げて、意識の目覚めを促して、 
平和の波動を広げて、人々の結束を高めて…
一体化させるのですよ。

とはいうものの、
喜納さんは宗教的にはサニヤシン(インドの和尚ラジニーシの弟子)なのでまあアレだっっ

「花〜すべての人の心に花を」1980

やっぱいい歌です。後世に歌い継ぐべき名曲。
そして、世界中の人にも知ってもらいたい曲。
60か国以上に流出しているし、
世界に伝えたい、後世に伝えたい日本の歌百選(でしたっけ?)の一曲にも選ばれていますけれど。

またライブで歌聞きたいなあ〜 
今度はイベントではなく、
ちゃんとオーディエンスでお金払いますっっ

そして、私は沖縄にはまだ行ったことがないのであった。

でもって…
「すべての武器を楽器に」ブロジェクトには賛同していたけども、その後どうなったのかなあって、うん。

すべての武器を楽器に!~喜納昌吉インタビュー~


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/11/24 掲載記事より転載


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