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「困った」で片付けない障がい者の恋愛と結婚

昨日は、6月から地域のダイニングバーをお借りしての毎月イベントでした。
 
 
支援者の学校、をイメージした「Bar SCHOLE」というタイトルのトークイベントです。
今回は昨年8月から始めた、障害のある方のための婚活支援のソーシャルアクションについてのお話をさせてもらいました。
 
 
地域の中でもっと当事者の方が恋愛や結婚という選択肢を諦めないでいい環境を作りたいな、当たり前の人としてのライフサイクルを歩むことができるために福祉としてできることはなんだろう、と考えながら今走っているわけなんですが、今回はそのきっかけとなった当事者の方、そして今一緒にプロジェクトを進めている結婚相談所の方にゲストとしてお越しいただいて、参加者の方に事前にいただいていたご質問にお答えしながら当事者の恋愛や結婚の支援について一緒に考える、というようなそんなイベントでした。
 
 
イベントの前半は、手前味噌ながら僕が恋愛から結婚まで支援させてもらっていて、今も関わらせてもらっている当事者の方とのトークだったんですが、こういう場でのスピーカーという経験がほとんどないにも関わらず、めちゃくちゃ話が上手かったのに驚かされたのが印象的でした。
 
 
一応話の内容は真面目なんですが、イベント自体はエンタメ感を大事にしているつもりなんですが、なんというか程よく笑いを誘う話をしてくれたり、そうかと思えば質問自体にはすごく簡潔に誠実に答えてくれていて、改めて僕らのアクションの中でこうした当事者の発信者の存在って大事だな、というのを感じたんです。
 
 
僕ら支援者だけがいくら伝えようとしても伝わらないリアリティってあるじゃないですか。
そこをこうしてしっかりと伝えられる当事者の存在ってすごく貴重です。だからこそ当日ご参加くださった当事者や保護者のオーディエンスの方にも刺さるものがあったような気がします。
 
 
そして後半、実際に今プロジェクトを一緒に行っている「Laf Mariage」のお二方とのトーク。
もちろん婚活支援そのものについてのお話も良かったんですが、福祉人として嬉しいのは、実際にこんな活動をするまでは全くと言っていいほど障がいのある方との接点がなかったのに、こうして婚活支援というプロジェクトを通じて、それが身近に感じてもらえるようになったことが嬉しかったですね。
 
 
社会と福祉の間にある距離、というのはよく僕も話すことがあるんですが、その大きな要因って、やっぱり「知らない」「分からない」が一番大きいと思います。
実際に関わってくださることで、その「知らない」や「分からない」が少しずつ減っていく。それが距離を縮めたり、いろんなハードルを下げたりするんだと思うんです。
 
 
お二方のお話の中でそういうことを感じることができたのが一番嬉しかったなぁ、と思います。
 
 
まだ初めてたった1年のソーシャルアクションですが、こうしてみるとその中で得られているものってすごくたくさんあったんだな、ということを僕自身が再確認することができたいい時間でした。ご協力くださった皆さん、ありがとうございました。
 
 



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