Hokuto Yokoyama

NPO法人Social Change Agency /ポスト申請主義を考える会 代表/…

Hokuto Yokoyama

NPO法人Social Change Agency /ポスト申請主義を考える会 代表/ 骨髄移植(1999/10/1)で救命いただいたサバイバー/ 趣味はダジャレと散歩/東京都文京区地域福祉活動計画 委員(2019)/内閣官房孤独・孤立対策担当室HP企画委員会 委員(2021〜)

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ソーシャルワーカーとして自己研鑽するための方法論/トレーニングについて

社会福祉士、精神保健福祉士、ケアマネージャー等の資格を取得後、多くの方は、自身のキャリアアップやスキルを磨くために色々な方法を試され、自己研鑽に励まれていると思います。 プロフェッショナルとして研鑽し、成長するための方法論について、私個人の経験(7年間)を振り返り、「ソーシャルワーカーとして自己研鑽するための方法論/トレーニングについて」と題してまとめました。 用意された研修を受講する以外にも、専門職としてのトレーニング方法は存在します。新人さんから中堅に足を踏み入れた方

¥298
    • ご紹介)『社会保障のトリセツ <第2版>』

      福岡大学法学部・教授の山下慎一先生のご著書 『社会保障のトリセツ <第2版>』が来月出版されます。 2022年の第1版から、新たにできた制度や改訂された制度など加筆修正を加えた新版が発売になります。改訂にあたり、私も裏方で作業を少しだけご一緒させていただきました! (お互いの出版が2022年ということもあり、本をきっかけによくしていただいています) 内容もわかりやすく、一家に一冊のお守り的にも、制度の辞典的にも、副教材的にも、いろいろな用途で読める一冊かと思います。よ

      • 朝日新聞Re:Ron連載「知らないのは罪ですかー申請主義の壁ー」

        申請主義の壁/それらに対して考えらえるさまざまな主体による取り組みについて書かせていただいている朝日新聞Re:Ronでの連載。第1話と第6話は無料でお読みいただけます。 8月の第10話は教育、その次はアウトリーチ、次は、GovTech、最終回は自分たち市民ができることについて書かせていただく予定です。 価値転倒を起こすような文章は書けませんが、読んでいただいた方に対して、自分の立場からできることがあるかもしれない...と思っていただけるようなプラグマティックな文章を目指し

        • 社会保障教育の推進に関する検討会

          昨年から社会保障教育の推進に関する検討会の委員として関わらせていただいた厚労省の社会保障教育のページがリニューアルされました。 サイトはこちら: ストーリー教材と映像教材の新規作成、指導者用マニュアルや平成26年に作成した映像教材について利便性を高める内容の更新になっています。 自分は、主にストーリー教材についての貢献を求められていましてので、15歳からの社会保障を作成したときの工夫などをお伝えしながら知恵を出させていただきました。 そのほか、内閣府の委員として関わっ

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          臨床心理実践サバイバルガイド 臨床心理学 増刊16号に「スティグマと権利擁護」

          臨床心理実践サバイバルガイド 臨床心理学 増刊16号に「スティグマと権利擁護」という指定テーマをいただき書かせていただきました。 臨床心理実践サバイバルガイド 臨床心理学 増刊16号 自身の関心テーマである社会保障制度のアクセシビリティの問題を補助線に、ミクロの権利擁護実践、スティグマの問題を社会構造的な視点から捉え、その解決には多角的なアプローチ(マクロの権利擁護実践)が必要であるという趣旨の文章を書きました。 心理臨床の経験はありませんが、以前に、臨床心理学第23巻

          臨床心理実践サバイバルガイド 臨床心理学 増刊16号に「スティグマと権利擁護」

          精選 生活保護運用実例集

          先日、著者の大山先生から、『精選 生活保護運用実例集』執筆における着想、構想、実装の話を伺いました。 全国の都道府県及び政令指定都市が策定した独自のルールブックを収集し、数万ページを超える内容を精査、利用者に寄り添った法解釈をすすめる内容を選定したとのこと。経済的相談が寄せられる組織に一冊あると心強いとも思いました。 胸が熱くなるような裏話もさまざま伺いました。 「雪かき」という村上春樹の言葉(「でも誰かが書かなくてはならない。で僕が書いてるんです。雪かきと同じです。」

          精選 生活保護運用実例集

          2023年の宣言

          本年もどうぞよろしくお願いいたします。 本年は引き続き、以下3点に焦点を当て事業・個人活動を行なっていきたいと思っています。 ①社会保障制度の利用に至るプロセス ②権利意識 ③スティグマ __________________ ・社会保障制度のポータルサイト 1年ほど前より法人で実施している、お金に関する困りごとに応答した制度パッケージ情報(複数の制度をひとまとめにして、1枚のページにまとめる)を提供する簡易サイト+LINE等での問い合わせ対応を拡張し、400程度の制度

          2023年のふりかえり

          2023年もあと数時間になりました。本年もさまざまな方に助けていただき、生活や活動をすることができました。関わってくださった方、気にしてくださった皆さんに感謝いたします。 以下、2023年に何をしたか(主に仕事)のふりかえりになりますが、ご関心持ってくださった方はよろしければ覗いてみてください。 法人事業設立当初から行なっていたマクロ実践に焦点を当てた研修事業、SV等を通してソーシャルワーカーの方個人をサポートする事業の2つを終了しました。 2017年度より開始したSo

          2023年のふりかえり

          ”社会保障制度の利用史”的なるもの

          『ネガティブケイパビリティで生きる(さくら舎)』にて、”社会において、体験の質感にアクセスできる言葉が足りていない”という話があり、その延長線上に、昨今話題になった『東京の生活史』等の登場を位置づけてる文章を読んで、ああなるほど、と思いました。 ”社会保障制度を利用された(しようとする)個人の体験”は、インターネット空間でさえアクセスしづらい。 拙著「15歳からの社会保障」を上記の文脈に位置付けて自己批評するとしたら、フィクションを採用することで、「制度を利用するという体

          ”社会保障制度の利用史”的なるもの

          雑記)2023年度を迎えて

          2023年度になりましたね。はや2ヶ月経ってしまいましたが、今年度の取り組みなどについての雑記を通して近況を報告させていただきます。 ______________ 1.法人事業1)経済制度の自動応答チャットボットの運用+オンライン相談 離職者票がない場合どうしたらいい?、明日食べるものがない、借金を返せない、保険証がない、家賃が払えない、医療費が払えないなど、全国各地の相談者の方とのやり取りを通して、役所や相談機関に直接足を運ぶことの障壁について、改めて考えさせられてい

          雑記)2023年度を迎えて

          「15歳からの社会保障」執筆における5つの工夫について

          拙著「15歳からの社会保障」の4刷が決定しました。(合計13000部になりました)目標としていた全国の中高+αの数=15000部まであと少しになりました(12000だと誤認していました汗)。 お手にとってくださったみなさま、ご紹介くださったみなさまに感謝いたします! 大変ありがたいことに、執筆に際しての工夫についてお聞きいただけることが増えましたので、以下に記させていただきます。 1.物語の活用 社会保障制度という固いテーマを読み切っていただくために以下の流れで構成執筆し

          「15歳からの社会保障」執筆における5つの工夫について

          社会保障制度に関する正しい知識によってもたらされる変化

          社会保障制度の利用が権利であることを踏まえた社会保障制度の正しい知識は、個人やそのまわりにいる人を助けるだけでなく、制度を利用する他者への差別偏見を払拭することに寄与する。 結果、社会保障制度を利用する他者へのパブリック・スティグマを軽減し、ゆえに、自身が制度を利用する際にセルフスティグマを抱えづらくなる。 というサイクルを考えたならば、正しい社会保障制度の知識を有する機会を作っていくことは、単に「知っている状態」という利用準備性を高めるだけでなく「それを利用するための心

          社会保障制度に関する正しい知識によってもたらされる変化

          2022年振り返り

          今年は、法人としては、直接相談支援を行う自主事業の開始、基礎自治体の包括的相談支援体制に関する方針策定支援、個人としては書籍「15歳からの社会保障」の刊行に注力した1年でした。 拙著は3刷/3000部増刷が決まり、合計8000部になりました。目標として定めている12000部(全国の中高の数+α)も視野に入ってきました。1月に人生初の印税が入りますので、印税で自著を購入し、全国の中学校などに寄付するキャンペーンも行いたいと考えています。その際は告知にお力添えいただけますと幸い

          2022年振り返り

          【書籍の一部を公開③】「高校生で妊娠し、生活に困ったマミ」

          本noteでは、日本評論社さんから11月16日に発売されます「15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!」のエピソードの一つ「高校生で妊娠し、生活に困ったマミ」の一部を公開させていただきます。 本書の中身ってどんな感じなんだろう?という方にお目通しいただけると嬉しいです。 生理が遅れていることを気にしている高校生のマミ 高校3年生のマミは卒業を来春に控え、保育士になるために短大への進学を目指している。ここ数日、生理が予定日より遅れていることが気になっていた。

          【書籍の一部を公開③】「高校生で妊娠し、生活に困ったマミ」

          【書籍の一部を公開②】「15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!」

          本noteでは、日本評論社さんから11月に刊行予定の「15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!」のエピソードの一つ「住む場所がなく、食べるものに困ったシンジ」の一部を公開させていただきます。 本書の中身ってどんな感じなんだろう?という方にお目通しいただけると嬉しいです。 住む場所がなく、食べるものに困ったシンジ 繁華街のゴミ箱に手を伸ばす 「もう、ゴミ箱の中を探すしかないか……」  39歳のシンジは追い詰められていた。2020年、全世界を襲った新型コロ

          【書籍の一部を公開②】「15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!」

          【書籍の一部を公開①】「15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!」

          本noteでは、日本評論社さんから11月に刊行予定の「15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!」のエピソードの一つ「おばあちゃんと弟のお世話をしなければならないサクラ」の一部を公開させていただきます。 本書の中身ってどんな感じなんだろう?という方にお目通しいただけると嬉しいです。 おばあちゃんと弟のお世話をしなければならないサクラ高校受験を控えたタツヤとサクラ 「高校受験かあ」。中学3年生のタツヤはため息をついた。所属していた野球部は県大会初戦で敗退し、

          【書籍の一部を公開①】「15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!」