怒る人が苦手な理由

結論: 怒りは、出し入れ自由な道具である

今回は、
私の個人的な感覚が多くなる。
私は、
怒る人、すぐに怒る人、怒りっぽい人、過剰に怒る人など、
とにかく怒る人や高圧的な人が苦手である。
そう思う理由は、
怒るということは、
怒る人が怒っている対象に対して、
「私は心の器が小さいです」
「私は頭のキャパシティーが狭いよ」
といっている事を自ら露呈している事になる、
つまり、
”私は幼稚である”
と言うことを前面に出しているように見えるからである。
私が学生の頃、
友人が言っていた言葉があって、
「怒っている人は子どもっぽく見える。見ているこっちが恥ずかしくなってくる」と言っていたのを印象深く覚えている。
また、
怒る人を苦手な理由は他にもあり、
正確な議論や話し合いができなくなってしまうからだ。
特に、
仕事やこれから大事な意思決定をするときに、
怒りや自分の感情に任せたような発言や話の進め方をする人とは、
無駄に時間やエネルギーを使うし、
精神的にもすごく疲れてしまうし、
話し合いの結果も、良い結果に繋がりにくいと思っているからだ。
また、私がとても良い本だと思っている、
”嫌われる勇気”にも、
「怒りは出し入れ自由な道具である」
と言うような話が出てくる。
この本の中に出てくる例えでは、
親子ゲンカ中に先生から電話がかかってくる時の声は急に優しくなることの話や、ウェイトレスがコーヒーをこぼしてしまった時に、感情に任せて怒鳴りつけた話などが出てくる。
これらの例え話からも考えられるように、
怒りを、
出し入れ自由な道具として使い、
”ちゃんと説明する”という部分をめんどくさがり、
怒りと言う安直な方法で、
相手を屈服させるための道具として使っている。
つまり、
相手に銃や刃物を突きつけながら話しかけているようなものだと感じている。
ここで、
すぐに怒こる人や怒りっぽい人に対して、
どういう考え方を持っておくと、
自分が振り回されないようになるかと言うことをアドバイスしたいと思う。
まず、
”怒りという感情は出し入れ自由な道具である”
と言うことを覚えておくと良いと思う。
怒りが私を動かしたんだ、と言うようなことではなくて、
その逆で、
私が怒りを使っているんだ、と考えると良いだろう。
そして、
可能な範囲で距離を保つようにすることが大切だと思う。
私はすぐに怒る人や過剰に怒る人などとは、
意図的に遠い距離を保つようにしている。
そういう人と関わると、
ストレスをぶつけられたり、
エネルギーを奪われたりし、
自分の時間やエネルギーを使えなくなってしまうからと感じている。
また、
怒りの上手な使い方としては、
自分の行動のモチベーションに変えることだと思う。
例えば、スポーツの試合で相手に負けたときの悔しさや自分が思ったような結果が出なかったとき、
などに自分や相手に対してイライラする事があると思う。
そういう時こそ、
怒りをこれからどうすればいいかに繋げたり、
次の行動へのエネルギーやモチベーションに変えていくことで、
より成長していけるようになると思う。
また、
大切な考え方として、怒り自体が悪いものではないという事は、
知っておくべきだろう。
大切なのは、
怒りは道具であり、道具の使い方が大切なのだということである。

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