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今日はお世話になった先輩の卒業式

大学HPで卒業式のライブ配信を見た。

みんなマスクをしているから知っている人は見つけられないだろうと思っていたが、1人のスーツ姿の学生に目が留まった。卒業証書を受け取る学部代表だ。

背格好と髪型がサークルの先輩に似ている。

どんな感じの卒業式だろうと思って軽い気持ちで見始めたライブ配信だが、その先輩の名前が呼ばれるまでは見ていようと思った。

呼ばれた名前は、やはりサークルの先輩だった。1年生のときからたくさんのことを優しく教えてくれた先輩。


すごい。350人近くの人数の中から代表に選ばれるなんて。


いや優秀であることは聞いていたけれども。


先輩は、勉強もできて、友達も多く、お洒落な彼女もいる。

難しい試験を突破して春からは国家公務員になる。

ちなみに、彼女は私の友達でサークルも同じ。付き合う前から話を聞いて応援している。今年の夏で3年か、時の流れは早い。

ちなみに、民間企業も何社か受けてそのすべてに内定をもらい、公務員試験も複数合格をしたと聞く。

そして、卒業式で学部代表になっている。

何だろう、この全方位に秀でている感じ。容量も良いのだろう。そうでなきゃこんなこと全てはなし得ない。


私は、卒業式で証書を受け取る先輩の姿をぼーっと眺めながら、そのどれも中途半端もしくはできない自分の惨めさを思い知らされていた。

もちろん、勉強ができて恋人もいて良い就職先に行くことだけが幸せじゃないのも分かっている。私は私なりの幸せな人生を探して歩いていきたい。

だけど、「成功」を体現したような先輩の姿は私には眩しく思えた。

「人と比較しないこと」

就活も本格的になり、メンタルをやられないようにするために最近は意識しているのだが、元来の性格はそんなに簡単には直らない。


眩しい光があるならきっと影もあって、それが先輩の、人に見せない悩みや葛藤なのだろうと思う。

影の部分が誰しも存在することを頭では分かっている。

でも今の私には先輩の光が眩しすぎてそれさえも見えなくしてしまう。

むしろ、光を浴びすぎて私の影が濃くなっている。



何もしないと気持ちだけがどんどん重くなっていくのでこうしてnoteに書いて整理して、切り替えたい。


さあ、何とかして影から脱出しなければ。