2026年F1の駆け引きが早くも始まった

ここ近年の傾向でF1ではレギュレーションが大幅に変わる境目に支配を決めてきたチームが続いている、2014年からハイブリッドPU構成となった時から圧倒的支配を始めたメルセデス。2021年のドライバーズで優勝してから翌2022年から始まったグランドエフェクトにバッチリ決め込んだレッドブル。
2023年のF1ではレッドブルが全戦優勝とも騒がれている。

2026年から始まる新PU時代ではこの両者が早くも火花を散らしている。レッドブルが早くも規定に難くせを付け始め、規則改定を狙っている。に対しメルセデスは開発が上手く行ってない証拠とジャブを打って開発に自信の程を示した。レッドブルは再びエンジン競争に陥る2014年の悪夢の再来かとトラウマになっている。7年間も優勝から遠ざかっていたのだからそうなるだろう。

そして2026年だ。メルセデスはこの大変換で再び常勝チームへの返り咲きを狙っている。バッテリー部分の性能が余り変わらなければ、カギを握るのはエンジン性能になる。エンジン屋としてメルセデスの負けられない戦いである。レッドブルとしては再びエンジン競争に晒されるのは御免被りたいだろう。今はPU性能がほぼ拮抗して開発も厳しく制限されている。

レッドブルはグランドエフェクトを生かした空力性能で競争力を発揮しているからだ。空力屋とエンジン屋の戦いである。そのさや当てが始まっているという事だろう。

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