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"自称ストイック"と"ストイック"-後編

[目安:4分]

はろー、つーちゃんです。

もし、前編を読んで自称ストイックだと自覚してしまったら、そろそろ卒業どき。是非、この後編を読んで新しい頑張り方・楽しみ方を知ってほしい。

前編より抜粋
私は昨年まで自称ストイック歴7年の経歴を持っていました。しかし、昨年の冬に今まで経験したことのない脱力感に襲われ、大学を休み引き篭もったおかげで自分の内面(いいとこ悪いとこ全部)と徹底的に向き合い気づいたことがあります。今日は、再発を防ぐための備忘録を兼ね、私のようになっている人、なりそうな人を救うためこの記事を書きました。

 
前編はこちら↓

自称ストイックが今すぐやめるべき5つのこと

1、一度にたくさんの目標を立てること
2、できなかった自分を責めること
3、食事、睡眠を削ること
4、我慢して見栄を張ること
5、周りに厳しくすること


1、一度にたくさんの目標を立てること
これは、やる気のある時にやってしまいがちな大きなミスである。自称ストイックは、自分の意志(気分)に頼り過ぎてしまうのが悪いところだ。やる気や意思というものには1日の使用量に限りがあり、波もある。

「英語の点数を上げ、早起きして、筋トレもする!」

となると、保守的なあなたの脳はキャパオーバーだ。やる気が枯渇して、始める前より元気がなくなる。それに、やる気の枯渇状態が続くと二度と湧いてこないという最悪の現象が起きるため絶対にやめた方がいい。


2、できなかった自分を責めること
振り返りは「今日はどれだけ進めたか」ということだけにとどめておいた方が良い。できない部分を見つめ改善点を考えるのはもっと自信がついた後でも遅くない。

自分に対して負のイメージを持つと脳内ではデメリットしかない。

まず、脳は恐怖や不安の感情と一緒の入ってきた情報を記憶しやすい。つまり、
「自分はなんてダメなやつ」「これができないとダメだ」
という自分を脅迫する感情や、できなかったという体験はそれだけでも記憶に残り、『自分=ダメなやつ』のイメージが定番化する。

さらに悪いことに、この不安や恐怖という感情によって出されるストレスホルモンは脳の大事な部位(海馬)を攻撃する。ここが攻撃されると、記憶力の低下、幸福感の低下、等々嫌なことづくしである。


3、食事、睡眠を削ること
これはみんな知ってるから特に説明しないが、人間の体の構造や睡眠・健康に関する研究が進む中、根性論で通すのは本当に時代遅れである。やめよう。


4、我慢して見栄を張ること
周りに高い目標を宣言したり、周りの人からのプレッシャーをモチベーションにする人も多いが、自称ストイックの人が使うのは長期的に見ると危険だ。

有言実行というのは、宣言することによって応援し支えてくれる人がいる時には役に立つ。ただ、それによって弱音が吐けなくなったり身動きが取れなくなるようならやらない方がいい。

何よりも一番大切なのは、あなたの心だ。背水の陣はあまりにもハイリスク。再起不可能になる可能性があることは避けた方がベターだ。


5、周りに厳しくすること

周りへの態度というのはすべて自分に跳ね返るものだ。これは、「意地悪したら意地悪される」とかそんな単純なことではない。

例えば、朝ダラダラ二度寝している妹を見た時、

「時間がもったいない、早く起きろよ」

と、思ったとする。
この想いは自分が二度寝してしまったときに10倍になって返ってくる。

「あの時、妹のことをあんなに軽蔑したから、自分も自分に軽蔑されて当然だ」

というように。

特に、うまく行かない時ほどこのブーメランは自分を攻撃し続ける。この攻撃は自信をどんどん奪っていく。

このブーメランを投げないようにする鍵は、「まあいっか」と言える強さである。


ストイックは目指すものじゃなく、なっちゃうもの

”ストイック”って検索すると、ストイックになるための方法というものが沢山ヒットする。長年にわたってストイックを目指してきた私の経験則では

「そもそもストイックって、目指すものじゃない」

ストイックは、気づいたらなっちゃっているものだ。

消しゴムはストイックに身を削っている。
でも、消しゴムは小さくなるために身を削っているのではない。
文字を一生懸命消すことに専念していたら、結果的に小さくなった。
その姿を振り返ればストイックに見えるのだ。

それがストイックだ。

(なんだそりゃ)


えー、つまり、

側から見たらストイックな彼らは、本人は自分のストイックさに気付いていないことが多い。振り返ると、一本道を脇目も振らずに走り抜けてきたことに初めて気づく。

そのカッコよさに惚れ、ストイックを目指してしまうのはわかるが、そうなるためには本当に熱中できることを見つけるのが先だ。それを見つけてしまったら、もうとっくにスタートを切っている自分がいるはずだ。



心が折れない頑張り方

まず、自分が本当にやりたいことに取り組むこと

とは言っても、勉強などどうしてもやらないといけないことがある人のために付け加えておく。

あなたがやらないといけないその嫌なことは、あなたの夢(本当にやりたいこと)につながっているはずだ。まず、それを何度も何度も思い出し強く意識すること。英単語を覚えるのも、いつか外国に行ってロマンスを楽しむために過ぎない。その想像をニヤニヤしながら毎日習慣にするといい。目の前のそのやるべきことが少し楽しくなるはずだ。

そもそも夢につながっていないならもうやるだけ無駄である。人に押し付けられた夢だということに早く気づいて捨てた方がいい。それを持ったまま自分の夢も持つような欲張りはできない。

次に、1つのことに注力すること。

いろんなことを片手間でやりながら、一流の人を見て落ち込む。当たり前である。
一流の人は、その一つの道に自分の全てを捧げストイックにやってきたからこそ、今一流なのだ。

一番効率の良い方法は一つずつ達成することである。
私たちの脳は変化を嫌うめんどくさがり屋である。だから、一度にたくさんのことを変えられないのは意志が弱いとかいう問題じゃなく、生存本能のためだ。

まずは、最もやりたいことを習慣になるまで続けること。コツとしては週に3回以上取り組み、4週間続けること。これが自然にできるようになったら、次の習慣を作る。

焦らず、この方法を取れる人は自身も湧いてきてすぐに自称ストイックから抜け出せる。


最後に、根拠のない自信を持つこと

「何かができるから、自分はすごい」 という自信は脆い。

「自分はすごいから、なんでもできる」これこそ本物の自信だ。

まずは、自分が一番に自分自身を信じること。できなかったくらいで自信を失わないようになると次々に挑戦ができるし、しかもそれが楽しい。

自信は気づいたらついているものであるため、これまた意識してつけようとするのはお勧めしない。これはとても難しいことであるし、また他の記事で詳しく書きたい。率直にいうと、生きていること自体に感謝し、「今」だけに集中する。


終わりに:自分はどこを目指すのか

まず、夢を叶えるためにストイックになる必要はない。
自分自身が楽しいと思える頑張り方を見つけた方が絶対にいい。

今日は頑張り方の提案をしたけど、もう一つ伝えたいことがある。

人にはその人が輝ける場所が必ず用意されているということ。

今、あなたがどんなに頑張っても報われないのはあなたが悪いのではなく、頑張る場所が間違っているのかもしれない。誰一人として、応援する人がいないなら逃げたほうがいい。水と油が混ざらないように、あなたとその場所は相性が悪いだけだ。どちらのせいでもないが、好転することもないだろう。

人は自分にはないものを持つ人に憧れる。けれど、その人になろうとしてはいけない。あなたは、あなたにしか果たせない何かがある。

夢は何回変わっても、諦めても良い。

自分自身さえ諦めなければきっと、あなたにしか果たせない役割に巡り合える日が来る。その時、今まで通ってきた道はすべてがここにつながっていたのだときっと気付ける。



今日は、ここでおーわりっ。



大恩人の友のおかげで、前編が個人的にとてもよくかけたから後編を完成させるのが大変でした。。。

読んでくださってありがとうございました。

また、次の記事でもよろしくです!


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