"自称ストイック"と"ストイック"-前編
[目安:4分]
はろー。つーちゃんです。
私は昨年まで自称ストイック歴7年の経歴を持っていました。しかし、昨年の冬に今まで経験したことのない脱力感に襲われ、大学を休み引き篭もったおかげで自分の内面(いいとこ悪いとこ全部)と徹底的に向き合い気づいたことがあります。
今日は、再発を防ぐための備忘録を兼ね、私のようになっている人、なりそうな人を救うためこの記事を書きました。
まず、つーちゃんの偏見・独断完全オリジナルの「自称ストイックチェックリスト」を作ってみた〜
これに3つ以上当てはまった人、自称ストイックにんてーーいっ。でも、是非、気を悪くしないで読み進めてほしいです。少し方向性を変えるだけで大きなチャンスが待っていると思います。だって、自称ストイックな人は、とても努力家で頑張る方法をよく知っていて、たくさんの苦難を乗り越えてきた人だと思うから。
ストイックとは?「自称」って何?
大事なのは、「抑制主義の我慢論」ではなく、むしろ「禁欲主義の幸福論」という考え方が根底にあるということ。
なんというか、とても違いが難しいけれど
ストイックな人には絶対叶えたいものがあって、そこに行くために必要なこと以外は自然と切り捨てられる。でも、自称ストイックな人は叶えることより努力しているかどうかに気を取られてしまう人だと思う。
私てきには、
ストイックな人は常に前を向き、時に鏡をチェックしながらペースをコントロールして走っている。自称ストイックな人は常に手鏡と周りの野次馬や競争相手を見ながら闇雲に走っている。
と言うイメージだ。
自称になってしまう原因は複数ある。以下三つだ。
1、夢や目標が心から欲しているものではないということ
これが圧倒的に多い。
「痩せたい」「学校の成績をあげたい」「早起きできるようになりたい」「1番になりたい」
その想いは本当に純粋なもの?それをしてどうなりたい?もし、成功したらその先にいる自分に会いたい?ワクワクする?
べつに、人に誇れる夢である必要はない。理由を論理的に説明できなくていい。
ただ、一つ大事な条件は、頑張るモチベーションは快の感情と共にあることだ。
苦しい、めんどくさい、この感情に勝てるくらい強いワクワクがないと人は絶対にストイックにはなれない。
2、成功体験より失敗体験が圧倒的に多く悪循環に陥っている
これは脳に関係している。
脳の記憶というのは不幸なことに、恐怖や不安を感じた時ほど強く残る。恐い記憶しかトラウマにならないのは脳の構造が原因だ。
つまり、脳には10回の成功より、1回の失敗の方が強く記憶される。
自称ストイックな人は、できない自分を責めやすい。その暗い気持ちを脳は達成感よりも優先して記憶してしまう。
そうすると、できないことがトラウマになり「夢を叶えたい」から「失敗したくない」へ、いつの間にか目標がずれていくことになるのだ。
しかし、努力の段階で失敗してしまうのは避けて通れない。では、どうすればいいのか。後編で詳しく説明する。
3、本気になるのをどこかで恐れている
これは「嫌われる勇気」を読んでハッと気づいた。
劣等感の強い人は、自分のプライドを守るためあえて夢に本気で挑戦しない。そうすることによって、できない自分を突きつけられることから身を守っている。
「自分は本気でやればできる人間である」という理想の中で生きている。
しかし、自信のなさから現状維持も望まないため、周りから努力しているように見られるためにも頑張っているのを装うのだ。
もちろん、この姿勢では夢を叶えることもできないし、自信をさらに失っていく一方である。
自称ストイックに気づいたきっかけ
私は高校2年生の時に運命的な出会いをした。今の私に大きな影響を与えてくれている彼女は、私の大恩人だ。
彼女は国体レベルのスポーツ選手で、誰の目から見てもストイック。スポーツはもちろんのこと、時間も限られているはずなのに宿題も怠らないし学業成績もトップだった。
私は最初、彼女に嫉妬していた。何故、同じ24時間しか与えられていないのにこんなに沢山のことをこなし、かつ結果を出せているのだろう。不思議で仕方なかった。
模試の結果に絶望した時、私は彼女に打ち明けた。
「どうして自分は頑張っているのに結果が出ないのだろう」
彼女の答えは曖昧なものだったが、核心をつくものだった。
「努力はもちろん大事だけど、本番で実力を発揮するのも同じように大事」
私は今まで努力が10割だと思っていた。結果が出ないのは努力が足りないのだと自分に突き付けた。しかし、どんなに努力を重ねても結果が出ないのは本番のパフォーマンスに注力できていなかったからだった。
今考えてみれば当たり前だ。
つまりこうなる。
上の公式で言うと、本番の調子に1以下の数字がかけ算され、努力が水の泡になっていたのだった。
私のやりすぎた努力は自分へのプレッシャーになっていた。犠牲になった睡眠時間は能率を酷く落としていた。失敗を重ねてなお叱咤された心は限界を迎えていた。
これが自称ストイックの行き着く果てである。
この気づきを機に私は、考え方も目標を達成するための方法も改めた。
本物のストイック
彼女の姿勢は私にストイックを再定義させてくれた。
本物のストイックは苦しそうに見えない。眩しいくらいにかっこいいものだ。
彼女が持っているのは、周りに威張るためのものではなく、自分を信じる本物の自信だった。無駄なプレッシャーを背負わず、いつも自然体だった。
甘いお菓子や、放課後のダベりを無理して我慢しているようには見えなかった。それに、ガールズトークは別として、彼女からは練習に対して不満を聞いたことがなかったし、自慢さえなかった。(私が喋りすぎていたという事実もあるが。。)
何よりも、楽しそうで曇りなく一生懸命だった。
大会での姿は、本当に別世界の人で私なんかが友達を名乗っているのが申し訳ない位くらいだった。
私は彼女の隣で胸を張れるような人間になれるように頑張っている。彼女は、私の憧れで、師匠で、親友で、ヒーローである。
今日はここでおーわりっ。
後編では
自称ストイックをどうやって卒業するのか、卒業後は何を目指すべきかについて主に描こうと思います。
メンタルと、具体的な方法について、私の実体験から考察した学びをお届けしたいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
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