見出し画像

採用オウンドメディア「WingarcBASE」をオープンします!

こんにちは。People Success部 HRBP Gマネージャーのミナミです。

昨年4月3日から続けてきた当note「採用広報ブログ」ですが、この投稿でついに50本目の記事となりました!1年間ほぼ毎週かかさずに投稿を続けてきたことになります。


note「採用広報ブログ」1年の実績

外部の方も含め驚かれることも多いのですが、これだけの継続的な発信を実現できた理由は、前回の記事の最後にも触れたとおり「採用広報は、採用チーム全員の共通ミッションとして取り組もう!」という意識があってこそでした。だからこそ多くの社員も巻き込むことができたと思います。

noteには管理画面にダッシュボード機能があり、これまでの投稿記事にどれだけの閲覧や反応があったのかが簡易的に確認できます。執筆時点では以下のような実績でした!

2024年3月29日時点の、「採用広報ブログ」全期間集計

特によく見られている上位5つを見てみると以下のようになっており、育休エントリや、新卒採用における具体的な取り組みについてはやはり高いビュー数を得ていました。候補者様にとってその企業と関わることで得られる体験というのは、やはり最も気になるテーマだと思うので、採用広報としてはテッパンといったところでしょうか。

2024年3月29日時点の、「採用広報ブログ」全期間集計「ビュー」順

意外だったのは、採用のビジョンや戦略など、採用に対してどのような思想や戦略で取り組んでいるかといった記事への反響です。いずれも私の執筆でしたが、実際にSNSでも多くコメントやご質問をいただきました。

さらには、記事で紹介した私たちの採用の考え方に共感して、実際に採用担当として当社に入社してくれるメンバーも決まり、採用広報の主管組織が身をもって、自社情報の対外発信による仲間集めの成功事例をつくることができたのは大きかったと思います。

オウンドメディア・リクルーティングの必要性

ところで、そもそもなぜ「採用広報」として会社主体で求職者に向けた情報発信をする必要があるのでしょうか?結論を先取りすれば、求職行動に関する市場のトレンドが変わったことが最大の要因です。

転職市場の「変わるもの」と「変わらないもの」

総務省統計局発表(2024年1月分結果)によれば、完全失業率(季節調整値)は2.4%。マクロ経済学上は、完全失業率が3%程度であれば、失業者がほとんどいない「完全雇用」の状況を意味します。2009〜2013年ごろまでは4%以上(2009年には一時5.5%)ありましたが、現在は低い数値で推移しています。定義上ゼロにはならないため、ほぼ現在の水準がボーダーラインと言えます。

上記はいわば日本の労働市場一般の景色ですが、転職市場の状況はどうでしょうか。doda転職求人倍率レポート(2024年2月)によれば、2024年2月の転職求人倍率は2.67倍。昨年末は一時3倍を超えている状況です。同レポートには業種別・職種別に転職求人倍率が集計されており、最も高い業種は「人材サービス」の8.11倍、次いで「IT・通信」の7.55倍。職種では「エンジニア(IT・通信)」11.97倍となっています。つまり転職者希望者1人に対して、高い業界では平均7~8求人求人があり、ITエンジニアに関しては一人あたり12求人ほど平均して存在するという状況です。

転職求人倍率レポート(2024年2月)より引用(2024年3月29日)
https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/

また、昨年11月23日の日本経済新聞の記事によれば、転職「希望」者が初めて1000万人を上回ったと報じられています。

総務省統計局調査によると、全国の就業者が6768万人であることから、15%にあたる1035万人が転職希望者だと報告されています。興味深いのは、実際に転職を実行する人(転職者)についても同グラフで表示されていますが、転職者はここ10年ほど300万人台でほぼ横ばいにしか推移していません。

総務省統計局「資料4 直近の転職者及び転職等希望者の動向について」

こうした状況から読み取れるのは、転職したいと考えて実際に行動している人はごくわずかであるということ、そしてこのトレンドはしばらくは大きく変わらないであろうということです。

したがって今後、「今すぐに転職したいわけではないが、良いお話があれば…」と考えている求職者の層、いわゆる転職「潜在層」を掘り起こす施策がより重要になるということが言えます。

この点に関して非常に興味深い内容が、昨年10月にリクルートワークス研究所から、『なぜ転職したいのに転職しないのか ―転職の“都市伝説”を検証する―』というレポートで報告されています。「転職希望者はなぜ転職していないのか」「そもそも転職活動をしない理由とは何か」について詳細に調査・分析がなされています。少し引用してみましょう。

「いずれ転職したいと思っている者」が仕事を探していない理由として最も多かったのは、「今のところ、転職をしなくても問題がない」の41.8%だった。次いで「転職しても自分の希望条件は満たされそうにない」が16.7%、(中略)一方、「現在転職したいと考えているが活動していない者」が仕事を探していない理由で最も多かったのも、「今のところ、転職をしなくても問題がない」の23.5%だった。

リクルートワークス研究所 2023年10月19日発行
なぜ転職したいのに転職しないのか ―転職の“都市伝説”を検証する―』P5から抜粋し引用

市場の変化を受けた採用手法の多様化

以上の文脈において、採用手法が多様化、変化が引き起こされています。つまり従来のような企業が求人広告を掲載して応募を待つという手法から、ダイレクトリクルーティングをはじめとした企業主導で候補者に声をかけていく手法です。

多様化という点では、企業主体での求職者向けの自社情報の積極的な発信や、ソーシャルリクルーティング、過去退職者を再度雇用するアルムナイ採用、社員の人的ネットワークを生かした採用であるリファラル採用、さらには過去選考辞退者などに継続的にコンタクトし長期的に興味喚起していくタレントプール施策などの有効性が高まっているのです。

とりわけ、企業主体での求職者向けの自社情報の積極的な発信を起点にした採用活動は「オウンドメディア・リクルーティング」とも言われており、現在注目を集めています。実際に当社でも、この1年noteで採用広報ブログに取り組んでみて、効果を実感し始めています。


ちなみに、こうした新しい採用手法について、有識者の方をお招きして執筆者のミナミが対談形式でご紹介していくセミナーを4月に開催しますのでご興味がある方はぜひご参加ください!

お申し込みはこちらから!
お申し込みはこちらから!

採用オウンドメディア「WingArc BASE」とは

というわけで、ウイングアーク1st採用広報2年目からは、名実ともに採用オウンドメディアを立ち上げます!その名も「WingArc BASE」

WingArc BASEのメインクリエイティブ

実際のサイトは以下です!

ビジュアルには、テクノロジーや先進性といったデータの活用を想起させる青色と、お客様との結びつき、あたたかみ、信頼感を感じさせるコーポレートカラーの赤色を落とし込んで、ウイングアーク1stの持つ2つの個性を表現しています。

WingArc BASEに訪れていただければ、カルチャー/人、ニュース、プロダクト/技術、採用についての情報を集約していますので、ウイングアーク1stでの「働く」や「キャリア」について手軽にかつ網羅的に知っていただくことができます!

以下のような情報を発信していく予定です!

会社としての最新情報(ニュースリリース)
エンジニア社員によるテックブログ
自社キャリアイベント(カジュアルミートアップ等)開催情報
社員インタビュー
働くことにまつわる社内制度の紹介
採用情報

and more…

採用広報2年目となる来週からは、当note「採用広報ブログ」は、WingArc BASEにお引越しさせていただきます。

これからも執筆陣一同、引き続き、ウイングアーク1stの「働く」や「キャリア」の魅力について発信していきますので、応援のほどよろしくお願います!


WingArc BASEの制作にあたっては、ハイライツ株式会社様にご支援をいただきました。私たちはオウンドメディアにかける並々ならぬ想いと、言葉にならない抽象的な問いを持っていましたが、何度も両者で議論を重ね、見事なクリエイティブが生み出されました。ハイライツ様のWebサイトでもプロジェクト事例として取り上げていただいています。

**
以下、記事中にもあったビュー数上位5つの記事について、以下リンクを貼っておきますので、ぜひ「スキ」をお願いします!


**********************************

ウイングアーク1st採用広報ブログをご覧いただきありがとうございます。読者のみなさんからいただく記事のスキ「♡」が編集部の励みになります!

**********************************

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?