見出し画像

「運動と性格の関係を科学的に解明!」

北欧、日本..世界各地で実施された科学的な実験結果の発表が相次いでいる。

それは運動と性格の関係。
例えば…..
定期的に運動する人には皮肉っぽい気質や神経質な性格の人が少ない」。
一方、「皮肉屋や気難しい人はそもそも運動をあまりしない」とも…..

どちらが先なのか?
それはわからないが、科学の研究では、人間の性格に及ぼす分子の役割が徐々に解明されてきている。

そう、運動が性格に及ぼす影響は明らかにされてきている。

セロトニン」と「ドーパミン」が感情を左右していることに加え、これらの量が人によっても違う……..そのことは、性格や行動の違いに関わっている。

ドーパミン」は、好奇心、何か新しいことを進んで試そうという気持ちを促す作用がある。そして、脳内の情報伝達をスムーズに行い、集中力や記憶力などの向上に効果的だとされている。
このドーパミンの分泌には有酸素運動が効果的。
ドーパミンは脳内の側坐核から分泌され、主に体を動かしている時に分泌されやすく、座っている、寝転がっている時は分泌されない。

セロトニン」は、怒りや焦りなどのマイナスな感情を抑制し、精神を安定させるのに有益で、精神が安定して幸福感を得やすくなることで、食べ過ぎの抑制効果も期待できる。こういった作用を持つことから、「幸せホルモン」とも呼ばれているのは周知の通り。
このセロトニンの分泌にはリズム運動がとても手軽。
例えば、意識的な呼吸、歩行運動….一日に30分のウォーキングや踏み台昇降を行うことで、セロトニンの分泌が増加する。もっと手軽なところでは、食事の際の咀嚼。つまり噛むこと。ガムを噛むという簡単な行為でも、20分程度続けていると、脳内セロトニン濃度が高くなるらしい。

ヒトの身体は、常に動くことで成り立つようにできていると実感させられる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?