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[Pro's Bookshelf] 03:日本語教師・岩橋さんの一冊

プロフェッショナルたちは、どんな本を読んでいるのか?

各界の第一線で活躍されている方々に愛読書を語っていただく「Pro's Bookshelf 〜プロの本棚〜」のコーナー。2016年末に募集した「第1回『トップリーダーズ』オススメ選書権(仮)」にご応募して下さった皆さんの推薦選書から、受賞の方のオススメ本をご紹介致します。

今回は、[Pro's Bookshelf 02]に引き続き、二人目の入賞者の推薦本です。

なお、最後には「第1回オススメ選書権」にご応募頂いた全ての選書を再度載せております。いろいろな本に出会いたいという方は、ぜひご参考になさってください。

なおこの記事は単独でも購入できますが、月額購読のほうが圧倒的にオトクな価格設定にしておりますので、月額購読をオススメ致します。『トップリーダーズ』の月額購読はこちらから。

それでは、第1回「オススメ選書権」にて入賞となったオススメ本をどうぞ!


■プロは独りよがりになるべからず /日本語教師・岩橋さんの一冊

現在経済発展の著しいベトナム。日越ハーフの子も激増するほど日本とは近い存在になりながらも、朝令暮改のベトナムでビザ手続きができなくなって為す術なく帰国する日本人も続出しているそうです。

そんなベトナムの首都ハノイで日本語教師として活躍されている岩橋先生は、「どうすれば問題解決の糸口を見出せるのか」という異業種のプロフェッショナルの視点を知りたいと思っていたところ、古本屋である一冊の本に出会ったそうです。その本は、ナイチンゲールの『看護覚え書』。

『看護覚え書 〜看護であること看護でないこと』(フロレンス・ナイチンゲール著/現代社)


ただの啓発本ではなく、看護のみならず経営者や指導者としての真髄が事例を挙げて説明されているこの本。看護の視点ではなく、それぞれの職業の視点で内容を読んでいくと、問題解決の方法が見えてくるのだとか。

ナイチンゲールというと「白衣の天使」として知られていますが、世間で考えられているやさしいきれいな「天使」ではなく、実業家として現代でも通用する信念が書かれている、という岩橋先生。

岩橋先生はこの本から、プロとして必要な素養や、働く上で必要な心構えや実行力、相手のために何をすべきか、自分のしていることが独りよがりかどうか、ということだったそうです。

例えば、岩橋先生が特に印象に残っている内容は、…

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