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特集26:一瞬のインパクトより長く愛されるものを作れ!「普通の味を求めて成長した飲食業特集」3冊 [特集リーダーズ]

何かの分野について知りたい、何かの知識について調べたい、こういう人の話を読みたい、と思った時には、そのジャンルや方向性のものを複数読んでみるという方法も有用です。

そこでこのコーナー「特集リーダーズ」では、あるテーマに沿った本をまとめて3冊程度を一気にご紹介していきます。

一つのテーマをいろいろな視点から多角的に眺めてみる、そんな洞察力を養うために、ぜひ活用してみてくださいませ。


【特集26】一瞬のインパクトより長く愛されるものを作れ!「普通の味を求めて成長した飲食業特集」3冊

ビジネス本やビジネスセミナーなんかでは「他社との差別化を図れ」「スペシャリテとなる商品を作れ」といったことがよく言われています。

他社にはないアッと驚く商品があれば、みんなの記憶にも残って、マスコミにも取り上げられやすいのですから、それは正論と言えます。

しかし、飲食業で成功を収めている企業の中には、「そこまでインパクトのある味は求めていない。フツーでいい」というメニュー展開の信念を持っている会社は少なくありません。

インパクトのある味は、確かにその時はいいと思うかもしれないけれども、そう毎週何度も食べたいというものにはならない。

何度も食べてもらうためには、「普通なんだけど、また明日も食べてもいい」という親密度が大事です。

一度行ったら思い出になってもう行かなくてもいい絶景スポットよりも、いつもボーッと眺めていられる原風景の場所のほうがずっと住みたくなる理屈と似ています。

息の長い商品を作り、また多くの人に必要とされる大事業にしていくためには、一時のインパクトよりも「いつも食べてもらうために、そこそこの味」「いつも使ってもらうために、そこそこの機能」という考え方もまた必要なのです。

そこで今回は、「そこまで尖った商品を作らなくてもいい。そこそこのもので、飽きないものにしてある」と明言をしている、多くのチェーン展開を果たしている飲食業の経営者が書いた本を3冊紹介していきます。

きっと商品開発や企画立案のヒントになることでしょう。ぜひ参考にしてください。

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