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[ニッチな本棚]03:日本人なら当たり前だと思っているマーケットの意外な真実

書店には「売れやすい本」ばかりが並ぶので、本の内容はどれを見ても定番・ベタ・鉄板のテーマばかり。

そんな中、「よくこんなテーマで出版しようと思ったな!」と思えるような「ニッチなテーマ」に迫る本に出会うことがあります。

そんな「ニッチ」なテーマの内容の本を取り上げるのが、この「ニッチな本棚」のコーナー。

ニッチなジャンルの本を知ることで、専門分野やPRしにくい話などを、どのような切り口で発信できるか、といったヒントが見つかるかもしれません。


■03:日本人なら当たり前だと思っているマーケットの意外な真実

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日本に浸透している外国語には、不思議なことが多くあります。

例えば、英語では「bread」なのに日本では「パン」と呼ぶのはおかしい、とふと感じたことはないでしょうか。

「UK」とか「British」などと呼ばずに「イギリス」という呼び方をするのはどうしてだろう。

どちらもポルトガル語由来である、という理屈は分かっても、なぜ今でもポルトガル語を使ってるのだろう、と感じだことはありませんか。

外国に行ってもついつい「パン」とか「イギリス」などと使ってしまいがちだという人は、日本独自の単語が不思議ではないでしょうか。


同じことが、食の文化にも言えます。

例えば、日本ではラーメンというのは中華料理ですが、実際に中国に行ってみるとラーメンは日本独自発祥のものとして逆輸入されています。

ピザやエスプレッソコーヒーなどはイタリア生まれだと思いがちですが、ピザはアメリカ文化から、エスプレッソは外国人観光客の要望から生まれたものだったりします。

そのように、日本では外国の料理や食文化について、意外にズレたことが浸透しているというものが多いのです。

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