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2020年1月の記事一覧
498:スピード時代でも本当に時間をかけなければならないことは何かを見極める。 [トップリーダーズSelect]
何でも情報やノウハウがすぐに手に入るこの時代に、歴史ある大工の棟梁の世界で新人が修行する下積みの仕組みを今でも取り入れているのには、非常に合理的な理由が根底にあった! 今のスピード時代には、大抵の情報はノウハウはすぐに手に入るので、昔のように理不尽な下積み時代を経なくても技術を発揮できる方法はいくらでもあります。 大事なのは下積みするかどうかではなく、「時間をかけなくてもいいことと、時間をかけるべきことは何なのか」という領域がきちんと見分けられるかどうかです。本当に時間を
497:経営資源が不足しているなら、いっそ不足していることをPR要素にしてしまう。 [トップリーダーズSelect]
過疎化の進む村で逆に余りすぎて困っているものを開放したら、広告費に換算すると5億円以上のPR効果を生み出し、首都圏から600件以上の問い合わせが集まり、たくさんの人が村に集まった! 「人が足りない」「お金が足りない」「時間が足りない」と、不足をしていることに文句を言っている人が多くいます。しかしそういう人は、それが不足していなくても、別のことを不足だと文句を言うでしょう。 「無い」のは、当たり前。無いなら無いなりに、それを逆にPR戦略に活かすぐらいの発想がなければなりませ
496:お客さまに直接要望をお願いするより、そうせざるを得ない工夫を考える。 [トップリーダーズ Select]
まだまだ不十分な技術のためにユーザーたちの不満が続出していたゲームが、少しアプローチを変えただけで、中の技術的には全く何も変えていないのに、逆にそれがゲームの面白さとなってユーザーたちは文句を言わずに楽しむようになった! お客様に望むことは、お客様に直接お願いしなくても、「そのようにしなければならない」という工夫で解決することが多くあります。そうしなければならないように仕向けるのです。 お客様が耳を貸してくれない、お客様がいうことを聞いてくれない…、などという不満がある時
495:これまでになかった画期的商品は、これまでにあったもので明快に言い換えてみる。 [トップリーダーズSelect]
これまでなかったビジネスモデルに対してお客様がつい口走ったたとえ表現を、そのまま業態名として使って展開を始めたら、3000億円規模の巨大ビジネスへと成長した! 「これまでになかったもの」「これまでに見たことがないもの」は、画期的だから注目されやすいかというと、逆にこれまでにないのだから理解されにくいものです。だからそういう時には「分かりやすいものに言い換える」という戦略が必要になります。 誰にも分かりやすく理解できるようなキャッチフレーズやネーミング。そのヒントは、お客様
494:クレームは会社を成長させてくれる機会であり、決して逃げてはならない。 [トップリーダーズSelect]
会社の存続が危ぶまれるほどの大きな過失が発生した時に、女性社長が逃げずに謝罪に向かう姿に、大きな信頼と評判が集まり、会社は業界のパイオニアとして大きく発展していった! 「クレーム処理」という言葉を何の疑問もなく使っている会社は、クレームを「処理」しようとします。果たしてクレームを出しているお客様は、「このクレームを、処理してほしい」と思ってクレームを出しているのでしょうか? クレームは会社を成長させてくれる貴重な機会です。それをぞんざいに扱ったり、逃げたりしたら、会社はど
493:新商品がことごとく失敗する場合は、リリース前の社内でのブラッシュアップの仕組みを改革する。 [トップリーダーズSelect]
タレントをただ起用するだけではなく、制作者とタレントが一体となって時間をかけてブラッシュアップしてからテレビに出す仕組みにすることで、爆発的人気を誇る高視聴率番組が出来上がった! いくら社内で一生懸命考えて出した商品がどれもうまくいかない場合は、「社内で一生懸命考えただけではダメ」なのであり、リリース前のブラッシュアップの仕組みを根本的に変えなければなりません。 現在よりももっと新製品・新サービスを高次元にブラッシュアップするためには、どのような工夫が必要なのでしょうか?
492:ブームに踊らされることなく、ブーム前から何を発信し続けたかを意識する。 [トップリーダーズSelect]
面白さを発信し続けてきた工房が、「所詮おまけ」と思われていた商品を一大産業にまで押し上げ、さらにブームに踊らされることなく世界的に認められるクオリティを生み出すメーカーへと成長していった! ブームになると物が売れるので「ブームが来たらいいな」と望んでいる経営者や担当者は多くいますが、ブームに踊ると不良在庫や粗悪品は増え、企業間の関係も泥沼化していき、結局は大きな損害を被ってしまいます。 ブームに踊らされる前から、どのようなことを発信して来たか。ブームが来ても、どのようなこ
490:世の中に存在するたくさんのメディアのそれぞれの特性を把握しておく。 [トップリーダーズSelect]
まだ誰もが広告の出稿の仕方を模索中だった新しいメディアに向けて、独自の感性でその時間やフレーズを考えて出したところ、CMは大ヒットし小さな会社は日本を代表する大企業へと急成長した! 世の中はメディアだらけであり、広告の場が無数にあります。経営者やマーケティング担当者は、世の中にはどんな広告の場があり、それぞれがどんな特性を持っているのかを把握しておかなければなりません。 世の中には、どのような形の、またどのような人が情報の受け手であるメディアがあるのでしょうか。どれだけ書
488:他社との差別化を考えるぐらいなら、開き直って何をひたすらやるのかを考える。 [トップリーダーズSelect]
どれだけビジネス論を勉強しても倒産寸前まで追い詰められてしまった社長が、「もう何をやってもダメだから、これからは楽しいことしかやらない!」と開き直って社員たちに宣言した所、会社は奇跡的にV字回復を見せて急成長を始めた! 「差別化が大事だ」「USPが大切だ」と言っている経営者は多いのですが、全員が同じ用意の持っているので、結局は差別化と言っても大した差別化にはなっておらず、ろくな結果を残せないというケースが多くあります。 差別化を考えるぐらいなら、「他社よりもひたすら、こう
487:こだわりの商品でも「そこまでマーケットに求められていない」と見極められるか。 [トップリーダーズSelect]
そのこだわりに定評のあるプロデューサーが、商品の品質もパッケージングも徹底的にこだわって、誰でも安心して食べられるほどに注意して作り上げた商品だったが、マーケットの需要を見誤ってとてつもない失敗作になってしまった! 自分たちの商品や企画には思い入れがあり、これだけこだわっているのだから分かってもらえて当然だろう、と思い込んでしまいがちです。売れなくても「なぜ分かってもらえないのか」と、ひたすら入れ込んでしまいます。 経営者やマーケティング担当者は「ここまでマーケットは求め