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時期を逃してしまった日焼け止め

今年の夏に買った日焼け止めが、けっこうな量を残して余ってしまった。あの暑かった日に「もったいなから」と省エネしてしまった量を思い出す。爪ぐらいの量を、少々と思いながら使っていた。もっとダイナミックに使えばよかったなあと思う。

そういうふうに、大事に大事に使っていたら時期を逃してしまったことって人生の中でけっこうあるんじゃないだろうか。

それこそ、分かりやすいのでいえば恋愛とか。

好きな人がいたのに、気持ちの高ぶり的に「今じゃない」「いや、今でもない」と思い続けて、ふたを開けてみたら隣のクラスの女の子が告白して付き合ってしまっていた。隣の女の子の高ぶりが今だったのだろうか。私の高ぶりが遅かったのだろうか。なんにせよ、私は時期を逃してしまったのだ。

それから、冷蔵庫の玉ねぎとか。

スーパーで買うときには、「親子丼とか作れたらいいな」「ツナと玉ねぎで和風パスタも作りたいな」と思っているはずなのに、いざ冷蔵庫にしまうと、「親子丼は今じゃない」「パスタはもっと忙しいときにささっと作ればいいな」と思ってしまう。そしたら、まさか、冷蔵庫の奥で玉ねぎが信じられないぐらい芽を伸ばしていた。こんな感じ。

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これも確実に時期を逃してしまった。美味しい料理を作れるはずだったのに、美味しい料理を作ることもなく玉ねぎはの芽は成長した。


毎日、外出前に頑張って塗っていたのに、夏が終わってしまった日焼け止め。

「頑張って」といってしまうのは、私にとっては日焼け止めを塗ることはタスク化しないと忘れてしまうことだったからだ。ただ、タスクにしたのに余ってしまったという謎状況。

今調べてみたら、日焼け止めの消費期限は開封から3年ぐらいとのこと。また来年、今年のやつは早いうちにダイナミックに使って新しい日焼け止めを買うとしよう。

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