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小さな、でも 大きな。



暮らしの中で大切にしていること




人生において、大切にしたい何か。

そんな「何か」は誰にでもきっとあるんじゃないかと思います。

人やモノ、時間や価値観だったりしますよね。

自分を見つめる・知ることで整えられた「物差し」が

世の中を生きていくためにいかに有意義なモノなのか

考えた事はありますか?





本を読むこと。


いつの日からか、読書は自分の暮らしに欠かせない作業になりました。


小説から学べることは少なくありません。

知識や知恵、間接的経験はもちろん。

文章や表現力、歴史、価値観や人間関係といった

様々な側面で、読書によって得たものはたくさん。


そして、稀に 読書が偶然を引き寄せる ことがあります。


例えば、たまたま読んだ物語の中に自分がいたり。

その上で現実で抱いていたモヤモヤに対する答えを提示してくれたり。


初めて体験した時は「嗚呼、小説って..」と感銘を受けました。


ー どこかの誰かが書いただけの作品。全くの作り物。

それがなぜか絶妙なタイミングで、自分の心に飛び込んでくる。

現実とリンクする。



とても不思議なこと。そしてとても大切な感覚だと重宝しています。




満月に星空。


満月の夜、他の夜とは違った何かを自分は感じます。


これは満月だった夜に、そうでなかった夜とは違った

特別な経験をしてきたからなのか。

そういった偶然から生まれた感覚なのかも。



満点の星空を仰いだことはありますか?


星の輝きに夜空が埋めつくされると、人はその美しさに圧倒されます。



いつの日か、フランクフルトからスペインのマヨルカ島へ

数日間の夏のバカンスで訪れたことがありました。

それは現実離れした素敵な数日間。


そして自分は、そこで見た夜空をきっと生涯忘れない。


大切な記憶。

今後も、ふと満月を仰ぐ際に思い出すことでしょう。

その度に溢れるほどの「安らぎ」で心が満たされることでしょう。


ちなみにマヨルカ島のビーチのパラソルの下でも、読書をしていましたね。




風向きを感じること。



自分がバリスタとして人生を謳歌していた頃のことです。

ある日、同僚のイギリス人女性が自分に

こんな話を聞かせてくれました。



「あなたは今どのステージにいるか考えたことある?

私ね、考えたのよ。今 私は人生のどのステージにいるのかって

そしたら見えてきた。私の現在地はステージ5。

インターナショナルスクールに通ってたあの頃が私のステージ1

イングランドからドイツに越してきたあの頃がステージ2

それから ー 」



「この子面白い考え方するなあ。」

単純に自分はそう感じて、その夜自分のそれを考えてみました。



生きていると、キャリアや私生活の中で様々なドラマが起こりますよね。

そして、「生きる」ということは人と関わることだと思います。



ー 自らの現在地(ステージ)を捉えると見えてきたことが一つありました。


人生におけるいわゆるターニングポイントといわれる転機や

心の置き所を考えてしまうようなサプライズと出会う時、

そういったドラマがある刹那には、常に風向きに左右されていることを。


風向きをなるべく正確に捉えるアンテナを張っていないと

ミステイクが重なる。

ミステイクから学ぶこともあるけど、まあ限りある人生なので

少ない方に越した事はないですよね。



いつの日か、読んだ小説にこんな一説がありました。

「作品の中に答えを求めようとした。

けれど、それは勝手な願いにしかすぎなかったのだ。

小説であれ、夜空に浮かぶ月であれ、吹き抜けていく風であれ、

ー ただ在るだけだ。

そこに意味を与えるのは、読んだり見たり、

あるいは感じたりする私たち自身であった。」
某物語


今回はそんなオハナシでした。

読了ありがとうございました。



Lg Kanal Kato

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