かれこれ3年半。ー 自分がここ豊岡市出石町に引っ越してから過ぎた月日。 帰国してからは丸4年が過ぎた。 今では設立した事業を個人で経営している。 独立したてでまだまだこれからー 自分の営業所は、店舗というよりは作業場。 ただひたすらに創造を繰り返す空間になっている。 かといってSNSやHPでしか お客さんとの関係性を持てないのはどうかと思っていた。 「だったら何かしようよ」 展示会のような受注販売会のようなことをしようじゃないかと声をかけてくれたのが oru
7.10-8.31 Special thanks @shikisaikobo.fjs @henjyoji_kasumi @henjyoji_temple 約2ヶ月に渡る香住 遍照寺さんでの展示 加藤かなる ANRI 【 行履 】 展が終演しました。 桔梗の寺としても人気を誇る遍照寺さんにて、鑑賞された方々からは沢山のコメントを頂き、メディアにも取り上げて頂き、大変ありがたく思います。 またフライヤーの設置にご協力頂いた他業種各店舗/施設の皆様には今後ご挨拶に伺わせて頂
『つどい』受注販売会 2024/5/4 sat 11:00 - 17:00 〒668-0033 兵庫県豊岡市中央町7-23 まちなかステーション 駐車場 かばんのまち、豊岡市 この場所にゆかりのある若手職人が集う 5/4 豊岡市に根付く産業の歴史を知ることで [ かばん・革小物・伝統工芸 ] これらが三者三様であるようでそうでもない バラバラのようで一貫したストーリーを持つ 集う1日の意味が紐解ける。 若手職人の3ブランドがつどいます。 代表者が各自つ
oru_spice の「~spice of life~ 4月の催し」 1週目を完走しました。 たくさんのご来場、ご購入、オーダー発注 等 本当にありがとうございます。 既に感極まってますが、次週はより洗練された表現で挑みたいと思います。 今回の展示会に対する僕の思い その一端を担うコンセプトは「アップデート」 例え1300年の歴史があるといえど 例え「伝統」を冠する高尚な世界であっても ここ数十年アップデートされてこなかった業界だという事実 そこから目を背けて
月並みなこの人生の途上で多くを感じます。 例えばこの先、自分がしようとしている何かについて 何故そうするのか自問自答したり。 それは躊躇や自信のない表れとはどこか違う感覚 ー とても不思議に思います。 人生は突拍子もない事柄によって 思いもよらぬところで新たな自分を発見したり 何気ない誰かの思考によって容易に、心に綻びを感じたり どこかまだまだこのままではいけない気がしたり。 ー 人生は面白いもの 兎角、面白くあるべきものだ。 ー 世の中で一番わからないもの
6月も後半に差し掛かり 徐々に寝苦しい暑さが寝室にまで主張する季節になってきました。 畑作業や、事務、客人にお会いしたりと、忙しない日々の中で 滅多にない例えば誰にも会わない一日。 人と会うのは特別で心地の良い気分になりますが、 段取り良く自分のペースで1日をオーガナイズする。 そんな日はとても気楽に感じます。 やはり職人気質なのか。 来週は一泊で地方へ出張に行くことに。 自分の事業のプレゼンをして欲しいと依頼がありました。 あるイベントの一参加者とし
ある日、昔の話をした。 互いの、まだ出会う前の話だ。 そこには良き友人でもある彼女との哀愁と青春が沢山散りばめられていた。苦虫を噛み潰したような過去の青い時代を語ることを彼は本当は好まなかったのだが、この時は「時には昔の話も悪くないものだ」と思えた。 ところで、思い出は自分だけのものだ。なんて辻仁成の物語に書いてあった気がする。ありとあらゆる過去の出来事を憂鬱に感じるかそのまま受け入れるか、それとも美化するか。全ては自分次第なんだ。ただ当時の自分を否定しちゃならない
いつも通りの景色がそこには在って、閉店後の同僚との乾杯ほど無意識的な仕草はなくて、ただ少しだけ他と違ったのは、その夜の会話から生まれた後味だった。ー オーナーも客もいなくなり、後片付けを済ませた。外灯だけに照らされる店先で、出入り口の階段に無造作に腰掛けると、料理長のイヴァンが二人分のアルコールが入ったグラスを持ってきてくれる。1日を全うした祝杯をあげるんだ。その頃は毎晩といっていいほど、互いにタバコをふかしながら酒を交わしよく話していた。社員として働くレストランの閉店
" いちばん星をみた。 そこは夢の中だった。博士は日中、ほぼ全ての時間を安楽椅子に腰掛け、うたた寝することへ使っている。そんな彼はいちばん星を見つけるのが、私の知る限り恐らく人類で1番早かった。まだ天も高い昼間の時間に、ふと空中を指差し「あっ、いちばん星だ」と呟く。 その声は誰に訴えるでも、共感を求めているでもなく、真の意味での独り言だった。わたしには見えない、そして彼が本当にいちばん星が捉えられているかどうかは検証のしようがない。だが、彼のさりげないその仕草は、どこ
6:30に目が覚めた。 昨晩眠りについたのは恐らく午前2時頃なはずだった。空腹のせいか幾分目覚めがいい。すぐベッドから離れることができた上に、正午に迎える一件のヘアカットの客人を意識しつつ、軽く部屋の掃除を済ませる。 フルーツティーを淹れ、一口啜る。今日やるべきことを段取るために頭の中を一掃する。一通り整理出来たところで巻きタバコに火をつけ深く吸い込み、髪を整え、今にでも外出できる状態になった。 午前中は読書に時間を費やすつもりだ。窓の外は曇り空。念のための折りた
「今日はすごく気持ちがいい。 のどかでいい空気」と 魚屋の奥田さんがやってきた。 彼女は70代くらいのお婆さんだ。 「何十年も此処で暮らしてても 改めてそう思えることが素敵ですね」 と答えた。 「いやでもね、子育てしていた時や 住宅ローンを払うために旦那と必死に 働いてた時なんかは余裕がなかった、 例えば満月や満点の星空を仰いでも なんとも思わなかった。 でも人生にひと段落がついて 心に余裕ができたから そういうふうに思えるようになったのよ。」 と奥田さん。
ー 暮らしの中で大切にしていること 人生において、大切にしたい何か。 そんな「何か」は誰にでもきっとあるんじゃないかと思います。 人やモノ、時間や価値観だったりしますよね。 自分を見つめる・知ることで整えられた「物差し」が 世の中を生きていくためにいかに有意義なモノなのか 考えた事はありますか? 本を読むこと。 いつの日からか、読書は自分の暮らしに欠かせない作業になりました。 小説から学べることは少なくありません。 知識や知恵、間接的経験はもちろん。 文
日本の伝統文化・伝統工芸は、世界に誇れる歴史だと思います。 多種多様なそれらには日本人の確かな理念が表現されています。 日本人らしい感性と価値観が深く刻まれていて、 この令和の時代においても尚、機械化される事の不可能な その技術技法の存在は、ヒトに感銘さえ与えます。 そして自分もそれらに感銘を受けた一人です。 御縁があり繋がった豊岡 / 但馬という土地。 師とこの仕事。 「柳行李」というモノの、歴史と伝統の深み。 美しさ。脆さ。そして可能性。 自分はそれら
〈柳〉自分堂 は 兵庫県北部・但馬地方の伝統産業である ・柳行李(ヤナギコウリ) という国指定の伝統工芸品を 製造販売しております。 ー 場所は兵庫県豊岡市 / 出石の城下町。 そこは "古き良き" を体現する生活感と情緒、 趣を兼ねた空気が日頃から悠々と流れています。 無数の蕎麦屋が切磋琢磨し、土産物屋が立ち並び 日本の伝統が人の営みに今尚寄り添っている町。 野良猫は不愛想で、観光地なのに旅館が少なく 柳行李を担いで歩く人が度々見受けられます。 ただ
皆さんは日本の伝統文化や 伝統工芸の世界についてどのような印象を持ってますか? 自分は心が惹きつけられる何かがあるような印象です。 ではその実態は一体何なのか... ・日本人だから? ・現代社会とは逸脱しているような、どこか異様な世界感を感じるから? ・この時代でさえ尚機械化が不可能な技術に伴っているものだから? 等々。いかがでしょう 他にも様々な考え方ができる / あるかと思われます。 何が正解で不正解でっていう話ではありませんが、 総括して自分はこ