種火を、そっと守り続けている君たちへ。
「高校生が、"好き・面白い"と出会える環境がもっと広がって欲しい。」
そんな想いから、今回、私たちは全国の高校生たちが思い思いに自分の"好き"を表現できるイベント「willdoor FES 2022」を創ります。
この社会を生きていく中で、「自分の物差し」や「純粋なスキ」を追い続けることは本当に難しい。
それでも、このイベントはそんな「スキ」や「面白い」を詰め込んだ火種をそっと守り続けている高校生たちが、息を吹き込める場所になる。
私たちは、そう信じています。
(前回イベントより引用)
不完全な僕らの「物差し」は柔らかい。
小学生の頃、私は、死ぬほど生き物が好きだった。
毎日、近所の公園まで自転車を走らせ、虫や植物を持ち帰る日々。
ザリガニを取るための装置を一生懸命作ったり、
トカゲの卵を孵化させるために図書館で本を借りて勉強したり…。
実は知り合いにお店にお願いして、お小遣い稼ぎに自分の育てた生物たちを売ってもらうくらいだった。
多分、私の「スキ」が詰まった青春の1ページ。
でもそんなスキもいつからか、
「女の子なのに気持ち悪い……。近づかないで~……。」
「なんかそーゆー変なやつ好きだよね(笑)」
なんて、同級生の何気ない言葉から
「フツウ」な趣味を持ちたくて、一気に距離を置いてしまった。
そして、いつの間にか、その思い出とお気に入りの採集キットたちは物置で埃をかぶるようになった。
そう、大人でも子供でもない不完全な私たちの物差しは、本当に柔らかい。
気付けば、「誰かの言葉」で「誰かの行動」で簡単に変化してしまう。
大切にしていたはずの何かを簡単に捨ててしまう。
でも、本当は僕たちは、「誰かの言葉」で「誰かの行動」でなんて変わらなくていいんじゃないだろうか。
僕たちは、好きや面白いを、「守る」必要なんてないんじゃないだろうか。
きっと僕たちは、もっと自由に、自分を止めずに「スキ」を追いかけていいはずだ。
それも、沢山の「スキ」が溢れ、共に進んでいける場所で寄り添いながら。
君の"好き"は選ばれるための武器じゃない。
そして、大人に近づくにつれ、僕らの「スキ」の目的は「面白い」から「評価」にすり変わり、選ばれるための道具として姿を変えた。
「その活動を受験にどう繋げるの?」
「早くその活動を軸に、進路を決めたほうがいい」
周りの大人は僕らに常にこんな言葉をかけてくる。
勿論、きっと僕らの未来を案じてくれているからこその言葉だと思う。
でも、本当は決めなくても、何もしなくたっていいはずだ。
きっと好きを追い続けたいならそれでいい。間違っていない。
君はこうあるべきとか、君が何者になって欲しいとかなんでもよくて、
今は、君がどうしたいのか、君にとって何をしたいのか、そこに寄り添える場所が本当は必要なんじゃないだろうか。
迷っていいし変わっていい。
やってることと言ってることが違っていい。
自分で選んで、自分で変わっていく。
どんなことをやってきて困っているのか、それすらも話して、
自分のやりたい、したい、こうなりたいを生み出せるきっかけが僕たちには必要なんだと思う。
そして、そんな想いを詰め込んで作った場所がwilldoor FESなのだ。
willdoor FES 2022 ~君色に灯せ~
willdoor FESは、全国の高校生が全力で取り組んできた
多様な活動を私らしい発表形式で表現し合う場所。
「バスケ部マネージャーを全力で取り組んでます!」
「ボランティア活動一筋でやってきました!」
「実は本を読むことが大好きで......。」
そんなカラフルな「青春」をみんなで集めて、
全国の仲間たちと共有し、そのアツさをみんなで分かち合うプログラム。
イベントコンテンツは、参加者によるオリジナルプレゼン(15分くらい)と参加者同士の対話の二部構成。
とにかく、ここに来る参加者全てが、お祭りのように熱く、盛り上がれる場所を皆さんと一緒に作りたいと思っています。
もちろん、全力で何かに挑戦している同世代を見てみたい人たちの参加もOK!
少しでも、この場所の想いに共感してくれたならば、以下のLINEアカウントからイベントに申し込んでくれると嬉しいです。
なお、当日前の9月21日 20:00~にも、参加者向けに事前イベントも実施予定です。こちらもご興味があれば是非参加してみてください。
さて、ここまで少し長くなりましたが、
改めて、willdoor FES 2022。
前回に引き続きたくさんの仲間と盛り上げて行ければ良いなと思っております。
そして、もし高校生じゃなくてもこの場所を一緒に盛り上げたいよ!という大人の方もいらっしゃれば是非お力添えをお願いしたいです!
それでは、どうぞよろしくお願いいたします!
(多くの高校生に届けるためにRTや拡散に協力してくれると嬉しいです!)
※本イベントは、一般財団法人三菱みらい育成財団 の助成の元で実施いたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?