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【30秒の豆知識】文明と大河

四大文明といえば、エジプト、メソポタミア、インダス、黄河・長江の四文明を指す。

これらの文明は大河と共に発展した。
エジプト文明はナイル川、メソポタミア文明はティグリス・ユーフラテス川、インダス文明はインダス川、黄河文明・長江文明は黄河・長江と共に。

なぜ、文明は大河と共に発展したか。

この疑問を解決するキーワードは灌漑農業である。

灌漑農業
農耕に必要な水を人工的に供給する農業。

灌漑農業を行う為には、水が必要不可欠。

故に、大河の近くに人々が集まった。

人々は協力して農作業を行い、食料生産の安定化に成功した。

今までは食料を求めて各地を移動しなければならなかったが、その必要がなくなり土地に定住するようになった。

都市が出来上がる。

都市には各地から人々が集まり、やがて階級・国家・文字が生まれた。

文明の成立だ。

このようにして今に続く人の営みの形が出来上がった。

大事なのは水である。

今も変わらず。

(終わり)

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