屋久島の縄文杉見に行ったら、いろいろとアレだった件
仕事で屋久島に行ってました。
朝3時起きで、縄文杉目指して出発。
いや~正直なめてましたが、なかなか過酷な道のりでした。
バスで途中まで行くものの、出発地点である荒川登山口というところから縄文杉までは約10キロ山登りしなきゃいけないらしいんです。まあ、自分専用入り口みたいでよかったですが…。
見ると、周りの方たちは完全山登り装備。各グループには一人ずつガイドさんがつきます。もちろんガイドなしに登ることも可能ですが、初めての場合はガイドがいたほうがいいでしょう。
登り始めは、トロッコ道。枕木を踏んで歩くんですが、これがなかなか歩きにくい。
途中から枕木の上に板が張られる歩きやすくなりますが、延々と同じような景色の中を歩くためか、正直飽きます。
もののけな感じはしますが…。
途中階段が設置されているのですが、むしろ階段を登るほうが足に負担がくる。屋久島の地元の人も階段ができて登りにくくなったと言ってました。
この最後の2キロ内に、ウィルソン株だの、大王杉だの、夫婦杉だのという写真スポットが集中しています。
そして、遂に縄文杉に到着。
ですが、なんでしょう?
行く前は、パワースポットとしてなんか得体のしれない力を感じりするものなのかと思いきや、残念感が半端ない。これだけ歩いて到着したわりに、ラスボス感がないというか、拍子抜けしたというか。
これ、縄文杉↓
ただの杉じゃねーか!
到着した日はとても天気がよかったというのもあるかもしれません。雨や霧でガスっていたほうが神秘的だったのかも。
でも、展望デッキみたいなものが設置されていたり、なんか観光地化されている印象は否めません。むしろ途中の大王杉の方が雰囲気あったような気がします。
まあ、一応記念写真。
とはいえ、僕らの登った翌日は豪雨だったらしいので、よしとしましょう。
なんとなく中途半端な達成感しか感じられず、もやもやとして気分で下山開始。そこで事件発生。
盛大にコケまして、左足を捻挫。一緒に行ったメンバーから湿布をもらい、応急処置的なテーピングして痛みこらえつつ、下山を続けるも、道のりで一番ハードな区間でやったもんだから、左足首をかばううちに、左の膝が痛くなる。
左足全体がもう正業不能状態で、トロッコ道に入ってからも2回くらいこけた。もはや踏ん張りがきかないので。
最後はヘロヘロでゴール。疲労困憊。往復で20キロなので、距離としてそんな大層なものではないんですが、スタート朝6時でゴール夕方五時、ほぼ11時間歩きました。辛かった。
スタート時点とゴール時点の写真を掲載します。明らかに疲れています。
スタート↓
ゴール↓
もう二度と行くことはないでしょう。
唯一の収穫は、ウィルソン株の中から見えるハート型の森でしょうか。
長年の会社勤めを辞めて、文筆家として独立しました。これからは、皆さまの支援が直接生活費になります。なにとぞサポートいただけると大変助かります。よろしくお願いします。