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市民権を得た「ぼっち飯」。みんな本当はそうしたかったという事実

日経COMEMOのコラム更新しました。

「ぼっち飯」希望8割! 上司のランチの誘いはストレス?


独身男女の8割がランチは「ぼっち飯」を希望しているとのこと。上司の誘いはみんな内心嫌だと思っているんですよ。おっさんたち、わかりましたか?

ちなみに、みなさんはどこまで「ひとり〇〇」できますか?男女別ランキングも掲載しています。ぜひご覧ください!

NewsPicksでこの話題にコメントしていただいた方多いのですが、割とみなさん「ぼっち飯」派が多いんですね。

たまたまツイッターのタイムラインでこんなのが流れてきたので

以下、引用リツイートしました。

COMEMOの記事にも明記しましたが、特に「ぼっち飯」需要は高く、ここに対応できない外食産業は間違いなくつぶれます。もはやファミレスでさえ、ひとり客対応しているんです。家族や主婦が消費を動かす時代は終了です。


ところで、かつての高度経済成長期の職場では、昼飯はみんなで食事するのが当たり前でした。工場だけではなく、普通のホワイトカラーの企業でも社内に社食というものがあって、今のように好きなメニューを選べるのではなく、今日はこれ! と決められた統一メニューをみんなが文句もなく食べていた時代があったわけです。


それって学校の給食と同じですね。


そうした社食形態がなくなっても、同じ部や課のメンバーでぞろぞろと連れ立ってランチに行く光景が続きました。だから、大手町や新宿などのオフィス街の12時過ぎはどこの飲食店も行列だったんですね。今もそうかも。

なんでみんな不思議に思わないんでしょうか?


よく考えたら異常な光景じゃない?


それこそ工場勤務の人で、みんなが同時に休憩して同時に働かないといけない職場ならわかりますよ。でも、事務職の人なんて別に同時にランチ行く必要ないじゃない?

それこそ小売業やサービス業の人たちは、シフトで食事や休憩を取るわけですが、あれは決められた時間に行かないと周りにしわ寄せいくけど、普通の事務の仕事とか別に好きな時間に行けばよくない?って思うんですよ。

ちょっと前までは、上司のランチの誘いを断ったがために陰湿な職場いじめやパワハラに発展した事例もありました。


くだらねー! 


飯を一緒に食えない奴は協調性がないとか、いうジジイの方がアホだと思います。そもそも食事時間は業務外です。どう使おうと個人の自由であって、それを「上司とともに行動すべき」と強制することは、明らかに労基法違反です。

そんな古臭いクソ上司は、即訴えましょう。会社に相談しないで、即弁護士つけて提訴しましょう。そうです、貴乃花親方戦法です。即効書類送検させて前科もちにさせればいいんです。


そんなことしたら、会社にいられなくなる?


そんなことないです。もしそれを理由に会社があなたを解雇しようもんなら、それはそれで新たに訴えることも可能です。


もちろん、僕の言うとおりにして「失業したじゃないか! 」と文句言われても困るし、何もできないので、実行は個人責任でお願いしますwww

まあ、確かに、かつての会社だったら個人的に嫌なことがあっても我慢するのが筋と言われたでしょう。でもそんなのもう我慢しなくていいんです。それは決してわがまま自分勝手に行動していいってこととは違います。しかし、会社に所属して給料をいただくのは、あくまで労働の対価として受け取っているのであり、会社に所属しているからといって奴隷になったわけじゃない。ましてや、たまたま上司になったようなボンクラジジイに独裁者のように指示される筋合いはまったくないんです。


もちろんクズみたいな会社はたくさんあるので、注意は必要ですが、そのためにもその会社一社しか依存先がないような働き方自体考え直した方がいいと思います。そこしか働き口がないから、とか、やっと入った正社員の口だから、とか、そういう唯一依存だと結局「会社の奴隷」になっちゃうんです。


会社と個人は対等だし、上司と部下も対等。そこに上下関係があるって考えること自体がおかしいんです。


いずれにしても、「働き方改革」といいながら残業時間を減らすことばかりやっている連中がいるけど、そうじゃなくて、「個人の自由と裁量範囲を広げること」こそが本当の「働き方改革」なんじゃないんですかね?


飯の時間とか好きにさせろよ、という話です。

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荒川和久/独身研究家・コラムニスト
長年の会社勤めを辞めて、文筆家として独立しました。これからは、皆さまの支援が直接生活費になります。なにとぞサポートいただけると大変助かります。よろしくお願いします。