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名刺交換でしか人とのつながり持てない人はヤバいという話

イベントの交流会などで、よく束になった名刺を片手に、誰彼構わず名刺交換だけを延々と続けている名刺デリバーを見かけます。名刺を交換すると安心するのか、ロクに話もせずに、また違う誰かと名刺交換へ。それ本当に意味ないよなあと思っています。

名刺交換というビジネス文化は、いい面もありますが、それはあくまでビジネスマナー上のことであって機能的にそれが意味あるのかな?と疑問なんですよ。

eightとかのサービスの人たちをdisるつもりも毛頭ありませんが、所詮名刺というものは、その人の情報の一部でしかなくて、そんなものに支配されていること人が多いこと自体、これからの世の中大丈夫なのかなと余計な心配をします。

そんなことを書きました。ぜひ読んでください! 

名刺交換したおっさん同士が、相手の名刺を手に持ちながら会話している内容を聞くと、どうも名刺同士の会話にしか聞こえない。そこに本人の情報なんてなにひとつない。そんな会話って、人とのつながりもつくれていないし、真の意味の交流にもなっていない。

そんな中身のない会話をしたあとで「では、なにかありましたから…」なんつって別れるわけですが、大体一生二度と何もないわな。


じゃあ、どうすればいいか、って話ですけど。

名刺なんか出さずに「5秒以内で自己紹介」してほしいんですよね。その時に出てくる内容が、今の自分を一番よく表す記号なんですよ。仕事の話である必要もなくて、「マラソンやってます」とかで全然いい。それなのにその5秒で会社名しか出てこないのは辛くないですか?

それはあなたの所属の紹介であってあなたの紹介じゃない。ちなみに僕の場合、「独身研究家です」って言えばそれで済みます。

「なんですか、それ?」ってなるから、そこから話を広げられる。話の流れから、ご本人の配偶関係なんかも聞いても失礼にならないし。会話がはずんだら、一緒に写メ撮って「あとでSNSに送ります」と連絡先交換できれば、大抵必ず次どこか飲みに行ったり、つながりが継続します。名刺なんか必要ないし、そもそもその人がどんな会社か知らないまま友達になる場合も多い。

人とのつながりのきっかけなんて、そんなもんです。

つーか、よくよく考えればそれって合コンの時の手口と一緒だったでござる。

長年の会社勤めを辞めて、文筆家として独立しました。これからは、皆さまの支援が直接生活費になります。なにとぞサポートいただけると大変助かります。よろしくお願いします。