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「共存共栄」の本当の意味


何せ、菌というのは顕微鏡では見えますが目には見えないサイズ感であります。具体的に、酵母菌は大きさ5〜10μmです。空気中を漂って様々なものに付着しています。これらの菌達から逃げることは酸素を吸って生きている限り不可能ですから、それらの特性を理解した上で仲良く暮らしてゆくのが得策と言えます。
ちなみに、ウイルスは0.02-0.3μmと微生物の中でも最も小さいので、マスクは全く意味を成さない訳です。酸素が吸いにくくウイルスは余裕で通れる湿気のあるものを付けているのが現在の私達です♫

微生物は生き物です。例えば、酵母菌は期間や温度などを精密にコントロールすると味は一定に近付きますが、元気も面白みも無い味になってゆきます。
もし、子供を育てる時に、完璧な子育てをしようと全てコントロールして一切のトラブルもハプニングも起きないようにしたら、どの子供はどのように育つのでしょうか?感情が無く、失敗経験もなく、人間の心も無いのではないでしょうか…
ウイルスは酵母菌よりも随分と小さいですが、原理は同じです。どうして変異してゆくのでしょうか?…ずっと同じであるという事は自然ではないのです。刻一刻と変化をして行くことこそが自然で本質的なのです。

本質が分かった時に、対人・対子供・対動物・対植物・対微生物の全てにおいて、「コントロールしようとすること」がいかに破壊行為であるかが良く感じられるのではないでしょうか
共存共栄は、相手を尊重して共に暮らしてゆくことです。当然、生き物は日々変化してゆきますので、その時々で適切な・臨機応変な対応が必要です。これまで私達の祖先が残してくれた知恵を引き継いで活かしてゆきましょう!

微生物が作り出すコンブチャですが、私はそれぞれの微生物の特性を理解した上でそれぞれの微生物がより快適な環境で過ごせるように作る方法を現在高活性コンブチャのレッスン(基本の作り方・学問的理解・講師養成講座)でお伝えしています。
実際にレッスンをしていると、多くのご受講生様が「今までのコンブチャは酸っぱくて美味しくない」と言いますが、よくよくお話を聞いていると、茶葉や茶葉の量・砂糖やその量もそうですが、そもそもの生き物(特に微生物)への理解が欠如している事がほとんどでした。
その状態のコンブチャをコンブチャだと思っているのなら、私は非常に悔しいです。何故なら、最低限の知識と共存共栄の精神を持って作れば、え?と驚く味のコンブチャになるからです。それこそ、菌が元気で個性的で遊び心のある味とでも言いましょうか^^

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