土俵
Noteというこのサービス、媒体の中に「人の問題を解決する書物」を作り、公開し、受け入れられ、さらに育てたい。これから長い付き合いになりそうだ。
そんなことを考えながら、Noteを見渡した。
数あるNoteの中でも、売れているNoteには共通点が見えてきた。それは「実際に効果を出せた再現可能な手法」だ。
例えば月間●●PVのブログであったり、●万フォロワーのTwitterアカウントであったり、●万のサイトであったりだ。
これらは既にうまくいった実績と、その確からしさの担保、その上でそれを再現するための方法と過程を公開しているもので、平たくいえば「●●ならできたよ。こうすればうまくいくよ」を売っているのだ。
だが、他にも見えてきた。
それは「特定の人たちにだけ、需要の高い情報」だった。
例えば、資金調達や企業評価などの現代の世の中でさえ、なかなか手に入らず、専門家によっての調査や整理が必要な情報であり、読み解くのも一苦労のものだ。こういった情報は、一部の人には価値があり、情報をもとに莫大な富を気づくきっかけになったりもする。
これらは大抵、経営者や資本家に向けて書かれており、彼らにとって、数千円は投資する金額としては安いため、迷いなく、「買い」である。
さて、そんな賢く、専門的な知識や実績溢れる著者によるNoteがひしめく中で、私は一体どんなことで役に立てるのか、それはどんなNoteのカタチをしているのか、考えた。
ひとつ彼らと、本気でやりあうとすれば、そもそも、それらの実績も知識もなく、かける時間もないのだから「戦ってはいけない」のだ。(孫氏の兵法よろしく。)
であれば、私はなるべく戦わず、誰にも負ける気がせず、今までの人生でも膨大な時間をその分野に注ぎ込み、今後もライフワークとして続けるであろうテーマに対しての問題解決を生業にしようと考えた。そう「人生の攻略wiki」である。ちなみに、私はサラリーマンを初期キャラに選択したので、サラリーマンロールでの人生ゲーム攻略なら、結構上位プレイヤーである。東京都に数千万人いる中で、同年代でトップ10000以内には、入ると思う。(テキトーに転職活動ごっこをしてみると、ヘッドハンターに、これより上位のサラリーマン職種はあんまりないから、社長やるか、ベンチャーの役員やって当てるか、外資のマネージャーをやれと言われるが、全部めんどくさそうだからやりたくない、これより上位は本当の天才の集まりなので、まざると辛そうである。凡人はここまで、ここまでの道のりを他の凡人にも共有していきたい)
人生がテーマであれば、需要は常にあり続け、大衆とまではいかないが、必要な人もいるだろう。
さきほどの彼らが販売している問題解決は、それはそれは具体的で明解でわかりやすいものである。
だが、その多くは普遍的ではなく、抽象的ではない、「賞味期限の短い、現場の処方箋」であり、HUNTER×HUNTERでいうところの「クラピカは誓約と制約により、蜘蛛、幻影旅団のメンバーに対してだけ、とてつもない能力を発揮する」みたいなものを、売っている。
こういったものは大衆に理解されやすく、またわかりやすいので、広まりやすく、売れやすい。
だからこそ、「そもそも人生ってどう立ち回るのが良いのか?」というような、抽象的かつ普遍的で、そのままでは役に立ちそうもないテーマには寄ってこない。売れないし、費用対効果もビジネスとしては見合わないからだ。
なので私は「人生」という土俵で、戦おうと思う。(何が、なのでなのかわからん)
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