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【インスタ×インバウンド】2021に流行る食べ物完全予想

最近「おじさんがータピオカをー」のような記事を多く見かける気がする。
以下はそのほんの数例だ。


若年層によって火がついた「モノ」というのは、このように往々にして世代間をまたぎ「ブーム」が完成する。

上記があまりに簡単な例であることが今更ながら悔やまれるのだが、2019年に空前のタピオカブームがあったように、毎年何かしらの食べ物がブームとなっているように見える。
特にここ数年はインスタグラムの影響で「映える」料理が若者の話題をさらっていく。

本記事ではそれらの料理がなぜ流行ったのかを考察した上で、次に流行る料理の予想に繋げたい。
しかしながら来年の予想などはすでにネット上にはありふれており、今更ど素人の筆者が好き勝手に妄想を垂れ流すには少々分が悪い。

よってここでは再来年、2021年にブームを起こし得る料理の予想を残しておこうと思う。
当たれば儲けもの、外したところで誰も覚えていないだろうから傷も付かない。


何故インスタに選ばれたのはパンケーキだったのか

早速インスタ✖︎料理のブームについて考えていきたい。本記事では特にインスタの火付け役としても名高い「パンケーキ」のブームに焦点を当てようと思う。


パンケーキブームは一般的に「bills(ビルズ)」や「Eggs’n Things(エッグスンシングス)」といった有名店の日本上陸がきっかけであり、期間は2008-2015年とされている。
一方のインスタグラムは日本上陸が2014年。サービスの開始時に長らく流行っていたパンケーキの画像が大量に投下され、そのブームに再度火を付けたとされている。

ちなみにこの一連の流れはAmazon Prime制作の朝ドラシリーズ『しろときいろ〜ハワイと私のパンケーキ物語〜』にも収められている。題名からは想像できないほどの良作なので、お時間のある方はぜひ見てほしい。

『しろときいろ〜ハワイと私のパンケーキ物語〜』
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B079VVBRJC

正直、パンケーキブームの考察はこれで終わらせる事も可能なのだが、それではあまり今後の参考にはなり得ない。

よって、おそらく本当はこの章の題は…


何故パンケーキは映えるのか

であるべきだった。

パンケーキの何が人の撮影したい・拡散したい欲を掻き立てるのかを考え、今後の対策としたい。
そこでいくつかパンケーキの画像を集めてみた。

画像1

画像2

画像3


ネット上でよく見る「いかにも」な写真だろう。パンケーキ本体も気になるが、それよりもトッピングの彩りや迫力が目を強く引く。

これらの写真は筆者が撮影したものでは無いし、何ならパンケーキを最後に口にした瞬間なんて全く覚えていない。ただ、もちろん味は知っているし、何なら好きと言っても差し支えないと思う。
おそらくだが、画像のパンケーキは食べたら美味しくとも、味は記憶に残りづらそうだ。上に掛かったベリーのソースや、高く積まれた生クリームの方がよほど印象に残ると思う。何故か。

パンケーキ自体は特別美味しいものではないのだと思う。

そこに美味しそうな要素を自在に足せる度量こそが、パンケーキがインスタでブームを巻き起こした理由だろう。今年流行っているタピオカも、それ自体がめちゃくちゃ美味しいわけではない。ただしそこにシロップを絡めたり、入れる飲み物を工夫することによりブームが起こるのだろう。


これらの料理を「足し算グルメ」と、あくまで記号的に名付けたい。


2021に流行る食べ物

さて、ここからが本題になる。
食べ物が流行る、もしくは流行らせるとなるとその影響も考えなければいけない。ここで考える影響とはつまり「環境業」である。

実はパンケーキのブームにより、日本から本場ハワイへのアウトバウンドが2008-2015年の間で約30万人増加したというデータがある。(JTB総合研究所参照

せっかく流行る料理を考えるならば、その影響を鑑みて日本へのインバウンドを増加させる策を考えるのは自然だろう。オリンピック効果の次のカンフル剤としてグルメで攻めてみてはいかがだろうか。

そこで考えた。

日本独自の料理、もしくは食材で味が薄く、スイーツに応用出来るものは無いだろうか。
考えに考えた結果...

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これじゃないか?

生麩田楽は京都を代表するおばんざいの一つで、歯切れのいいモチのような食感が特徴的な反面、味に強い個性はない為、上にかける味噌が味の決め手になる。

甘めから辛めの味噌への対応力は他のタレにも期待感を残し、串に刺さっている様子も食べ歩きに適している。

材料もほとんど小麦粉・もち粉・水だけで原価が非常に安い。店ごとで作り方をシステム化することが出来れば量産も難しくない上、ライバル店との差別化もしやすいだろう。


これらの理由から生麩には可能性があり、何より期待をしている

現実味を感じづらい結論となってしまったのは自分でも理解している。今更、生麩なんてものが流行るとはまず思えない。しかしながらたどり着いた結論がここに落ち着いた以上、一度信じてみようと思う。

結果が出るのは2年後になるが、それまでに誰かがひっそりと屋台でも出してくれていたら嬉しいと思う。


文責:清田

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