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【Branding Engineer】他社に同期ができた話


9/24(火)にBranding Engineerさん(以下BEさん)との内定者交流会を行なった。

全体での自己紹介→居酒屋というシンプルな会にフーモアからは根本、丹治と私、清田が参加し、居酒屋からKも合流するという形になった。


フーモア内定者にとって初の交流会だった為、かなりの緊張と不安があったが、結果として参加してめちゃくちゃ良かった

設定してくださった森さん、西尾さん、ありがとうございました。

ベンチャーのサイズ感では「同期」と呼べる人がかなり限られてくる為、一緒に成長し助け合える「同期」が社外にも存在している事を認識できたのは大きな学びだった。
実際に今後もBEさんの内定者のみんなとは気軽に相談しあえる関係性でいたいと強く思う。

それともう一つ、参加して良かった理由はすごく反省したから

主に自己紹介部分で自分たちの至らなさが強く表れた会でもあったので、反省の意も込めて振り返りを残して置こうと思う。


フーモアの場合

自己紹介にあたって、フーモア側3人はコンセプトを揃えたプレゼン資料を作成して挑んだ。

個々人でばらつきはあるものの、プレゼンの流れとしては
1. 自身の強み(3−5スライド)
2. フーモア入社後のポジション(1−2スライド)
3. 自身の弱み(1スライド)

上記を3人分といった形だ。

私たちはコンセプトを「個人の強みを活かしつつ、弱みは互いで補っていくチーム」に設定していた為、弱みを最後に置き、次の発表者に繋ぐ方式をとった。

これ自体はそこまで悪い戦略じゃないにせよ、全員が同じ形式をとったことにより各々の個性が隠れてしまったように思う。
常々「個性の強いフーモア一期生」という見せ方をしていた私たちにとって、これはオウンゴールとも呼べる悪手だろう。個性を出しつつチーム性を演出する手法はいくらでもあったはずだ。

例えば今回私たちはプレゼンのデザインと色味を統一して挑んだ。もしこれだけで十分に「チーム性」が演出されているのならば、構成は自由に組んでもよく、逆もまた然りだ。
内定者6人を3:3に分けた紅白戦を行い、これらを片方ずつアリナシのABテストをすることもできたのではないか。
ーまあそんなことに時間を使うのも勿体無い気もするが。

であるならば構成を練る段階でより目的を明確化し、それに到達するために必要な要素を細分化、さらにその要素を達成するための手法を洗い出すことが重要だろう。具体的には後ほど記載する。


より広いところでの反省として、プレゼンの練習が足りず、無駄な緊張感を感じてしまった事が挙げられる。
その証拠に自分たちの発表が終わり、BEさんの内定者の自己紹介が行われていた際、どこかホッとしている自分がいた。


「あ〜終わった、とりあえず自分の分はこなした」


みたいな安堵は起きがちなのだが、後から考えると間違いに決まっている。
まず、緊張が残る程度の練習しかして来なかったことが明らかになってしまった。自分が作ったスライドに緊張している様では甘すぎる。
今回は通し練習を2回程度しか行わなかったし、おそらくこれはそう増えることはないだろう。であれば個人での練習はせめて増やし、通し練習に意味を持たせる事が重要だ。

さらに9人が自己紹介をしあう中で、自分のパートなんて9分の1に過ぎない。それよりも9分の8の時間をどう見せるか、などを先に考えていたら違ったのだろう。


実際はBEさんの内定者が全員を巻き込んだ話し方をしてくれた上、その後の飲み会で話したい議題を数多く提示してくれたおかげでリラックスして聞けたのだが、正直あまりに他人頼りで情けない姿勢だったと思う。


プレゼンでは自身の表層的な「過去と今」を切り取ったに過ぎず、深層的に抱えている思いや将来のビジョンが見えない結果となってしまった。また、その後に関してはシンプルに態度が良くなかった。
これでは「今後も気軽に相談しあえる同期」という所に落ち着くには道のりが長いだろう。


Branding Engineerさんの場合

前章でも軽く触れたが、BEさんのプレゼンが参考になりまくった。

両社は事前に知らされていた情報に齟齬があったようで、BEさんの内定者でプレゼン資料を用意している人はかなり少なかった。用意していてもその日に作ったものであったり、別の機会に作成したものを流用する形を取っていた。

それでも話が面白かった。

私たちはプレゼンの準備にあくせくしたせいか、発表がかなり型にハマったものになってしまった。
一方その場で自由に発表をしているみんなは本当に言いたい事を素直に話しているように写った。

それは自分の趣味やビジョンであったり、欠点でもあった。やりたい事を元に頑張っている事をプレゼンする人もいれば、BEさんに入社することになった経緯を熱く語る人もおり、まさに十人十色だった。
しかしながら、明らかに全員がインターン期間や入社後に強い期待と希望を持っているのが見え、そこにBEさんの色や内定者の方向性が見えたような気がした。


さらに他の人のプレゼンを聞いている際も、全員が話に参加しているのが印象的だった。

フーモアのような型にはまったプレゼン形式でない分、自由に会話をしながら自分の事を掘り下げるきっかけを貰うことができたのだろう。話に深みも出る上、参加者も楽しむ事ができ、全体の空気も暖かかった。


すごく正直なところ、プレゼンが無事終わり安堵している自分が数日間はいた。だが西尾さんや内定者との反省会や、その後の個人での振り返りでそれが幻想だとわかった。

ここからは反省と修正方法を考えたい。

修正方法

今回の交流会で最も顕著だった弱みが目標設定の甘さだろう。全員の目標が揃っていなかった為、作られた「チーム感」みたいなものを演出する必要があった。当然、そんなものではBEさんの内定者の一体感に太刀打ち出来なかった。

それでは前述の

構成を練る段階でより目的を明確化し、それに到達するために必要な要素を細分化、さらにその要素を達成するための手法や内容を洗い出す。

という思考が始まらない。
上記の方法を実践していたらどのようにプレゼンが変わったのか、今更ながら検証してみたい。

今回なら
目的:自己を知ってもらった上で、今後も頼りあえる関係性を構築する
要素:専門性、得意領域、苦手領域、ビジョン(キャリアプラン)、人間性(趣味など)、その他個性など
手法/内容:(例:苦手領域)原体験、克服予定かどうか、その方法、頼ってきた経験、実際に出来ない証拠(例)、などなど

これらを更に全体と個人の両方で詰めていき、その重要度をランク付け、手法もワークしそうかでプレゼンの構成を組んで行く事ができる。こういった大枠理解→要素分解のプロセスに具体性を持たせていく事が大事だ。

さらにこうして並べると意外とチーム性は必要ないのかもしれない、などが見えてくる。

この表からはみ出たものの入れ込みたい要素は、プレゼン以外の時間を使えば良さそうだ。これは相手の話を聞いている態度であったり、雑談であったりする。どうしても伝えたい要素を入れるには雑談を仕込むことも可能だろう。

具体的な打ち手は様々だし、この記事を書いた後も同期と話しを深めたい。しかしそれよりも根本的な部分が私たちには抜けてしまっているのではないか。

今後に向けて

ここまで書いていて思った。

「正直に思っている事を話す、相手と対話する、って就活の時に口酸っぱく言われ続けたことじゃないか?」

この辺りの言葉は就活生なら誰しもが耳にした事があり、多くの学生は修正に苦しんだところなのではないだろうか。

特に大手を受けた際は自分も経歴武装から入り、“will (今後やる事)” や “want (やりたい事)” ではなく “can (できる事)” のみで戦っていた。これでは対峙している相手に自分の思いが伝わるわけがなく、深い関係性は築けない。

フーモアはベンチャーだ。

社員が100人もいないし、内定者目線で見てもまだまだ成熟しているとは言えない。
そんな会社から内定を貰う学生はかなり高いマッチ度を叩き出しているはずなのだ。それは採用担当の西尾さんであったり、社長の芝辻さんから見てもそう感じたのだろう。


つまり、最低でも「正直に思っている事を話す、相手と対話する」ことがフーモアの面接時には出来ていた、ということだ。


それがなぜ今回の交流会で出来なかったのか。一方、なぜBEさんの内定者は出来たのか。

慢心であったり危機感の欠如であったり、前に進むことばかり考え初心を忘れていたり。それには多くの理由がつけられるはずだ。それら一つ一つを解きほぐして行けば、私たちはまた前に進めるだろう。


終わりに

BEさんとの内定者交流会では多くを学ばせていただいた。

今回お会いした同期のみんなとは今後も学びあえる関係をぜひ持ち続けたいし、参加出来なかったメンバーも含めて再度食事にでも行けたらいいなと思う。

お互いベンチャーを選んだ「同期」である上、お互いにとって初めての他社交流会だったから、この関係は今後も大事にしていきたい。


また、別の機会にこのような他社交流会があれば今回の反省は深く活かせるだろう。発表内容や態度など、向上できるものが多くあると学んだ以上、次は数段レベルアップした状態でいられるよう、今日からまた努力して行こうと思う。


文責:清田


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