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《23投稿目》わたしは彼らになれないし、彼らはわたしになれない
正直、彼らを見誤っていた節はあったのかもしれない。
合宿において1番しんどいであろう内定者課題・”24時間耐久note投稿企画”が終わった。
この課題で、内定者の(noteにおける)良い面も悪い面も、その両側面を見ることができた。
一言。
内定者は、かなりヤバい。
かつて漫画化/小説化を試みて、自分たちをエンタメコンテンツ化した際、それはもう盛り上がった。
ーーだってそれは、”めちゃくちゃかっこいい”から。
それに負けず劣らずーといってもカッコよさは3分の2になっている可能性は大いにあるがー、良い姿を見せてくれた。
他にも色々な課題がある中で、それぞれのアプローチで課題に触れ、そして戦い抜いてみせた。
ただ一言、「すごい」と言わしめてしまうくらいには。
ある人はそれを「天才」と表現するし、また違う人はそれを「才能」と称えるだろう。
否、”それ”はどの素晴らしい言葉にも当てはまらない。
それは彼ら・彼女らが見せてくれた、ただの「片鱗」に過ぎないのである。
実際、100%の出来であるか、と聞かれればそうではないし、ゴミのような結果であったか、と聞かれてもそうではない。
この段階で”妥当”といえるスケジュールで、”妥当”と言われるクオリティを発揮した。ただそれだけであった。
「内定者」というこの時期にそぐうべく書いたテーマ「就活」
エンタメ業界だからこそ触れていった「エンタメコンテンツ」
そして、用意周到に社員の方々や内定辞退者から集めた「寄稿」
全てが、想定の範囲内で進んだ。
それは素晴らしく、誇るべきであると思う。
思うーー、のだが。
正直、自分はこの状況が恐ろしい。
この少しハードなスケジュールをこなせる内定者。
全員が得意分野でないにも関わらず、大きな問題もなく(投稿順を誤りはしたが)企画を終えた内定者。
そのクオリティに、大きな、著しい低下は見られない。
もう、彼ら・彼女らの”底”が見えなさ過ぎて、わからなすぎて、全てが想定を超えすぎていて、ただただ恐ろしい。
正直本当に、自分が彼らと肩を並べられるのか、この輪に付いて行けるのか不安になってしまう節がある。
誰だってそうだろう。
もっぱら井の中の蛙、次いで蛇に睨まれた蛙状態である。
凡人が天才に追いつく、並ぶストーリーなんぞ数多ある。
しかし、いつだって凡人は天才を「超せない」のである。
それはいつだってそう。そうであるし、そうでないとこの心は救われない。
しかし、この凡人でも、必要とされるのだ。
少なくともこの「20卒内定者」という組織においては、自分の居場所があるのだ。
「いつも頼りにしてる」
「めちゃくちゃすごいと思ってるよ」
「助かってる」
これですら、「天才が放つ言葉」と見てしまえば大きな価値がある。
「ありがとうね」ですら、凡人の心を充足させるには有り余る言葉なのである。
きっと、周りの天才たちは何の気なしに言っているのであろう。
わたしの気持ちや、抱えているコンプレックスなんか気にも留めずに与えてくれているのだろう。
もしかしたらそれでいい、のかもしれない。
少し前の投稿、フィクション小説の中の彼女は、新たな出会いによって道が拓かれた。
果たして自分は?
いち内定者として、同期と4か月弱関わって、道が拓かれることはあるのか?
もちろん解はそう。
お察しの通り、「拓かれた」。
自分は本当に凡々で、同期の天才たちの経歴や肩書と並べられてしまったら、確実に霞む。
(既に霞んでいるのではないかと思ってもいるが)
ただ、何のバグやら、天才たちは自分を温かく受け入れる。
まるで自分が必要かのような声をかける。
なぜだ、一体なぜなのか。
きっと、フィクションが意外と身近に起こりうるように、
自分もあの「空想の彼女」であったのかもしれない。
世界が狭くて、少しひねくれてて、勝てそうなところでしか頑張れない、ちょっと要領の悪い彼女。
きっと彼女はあれ以降、素敵なシンデレラストーリーを見せてくれるのであろう。
作者ならそうしてあげたいところである。
それならば、
それならば自分も、何かあるかもしれない。
フィクションはきっと実在する。
なぜならあの物語が起こり得るならば、主人公は絶対に「わたし」だからだ。
わたしが主人公で居続けられたら、あの少女は「ノンフィクションかもしれないもの」として存在できる。
「クリエイティブで世界中に感動を」与えるこの会社なら、可能性がゼロなんてことはありえない。
主人公が凡人たるわたしであるならば、
わたしは一生、天才である彼らにはなれないし、
あの憎き天才たちも、わたしになることはできないだろう。
ざまあみろ、天才たち。
せいぜい凡人を「天才に限りなく近い凡人」にしておくれ。
ーー
あとがき
またもや小説です。
今回3本のうち2本が小説という、小説家のような合宿生活を送らせていただきました。
は~~楽しかった、普通に疲れました。
凡人と天才についての小説を2本立てでちまちま投稿してしましたが、内定者のわたしはそんな思いってわけです。
平凡なわたしは、一体どれだけ天才と肩を並べられるのでしょうか。
とか言いつつ、今のポジションが好きだから甘えたいな~~~~!みんな甘やかしてくれ、わたし最年少だしさ。
もっとエモく締めたかったけどもういいです、あとがきなんか誰も読まないでしょ。こんなん読む暇あったら寝なって。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
人口のほとんどを占めるであろう凡人のわたしたちの、今後の爆発を祈って。
文責:根本
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