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インターン上がり新人ちゃんの慣れをぶっ壊すためにやった2つのこと

<前回のあらすじ>
インターンを経て新卒入社した、新人プランナーのアカネちゃん。
ええ子やけども、会社に対して妙に慣れてもうてる。
「これは成長のジャマになってまうわ!」
そう思った先輩プランナーつっきーは、鬼の育成計画を立てるのだった…….

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強制的に新しい環境に放り込む

慣れをぶっ壊すためには、まずコレが必要。
具体的にはこの2つをやってもらいました。

①新人としての庶務を改めてやってもらう
②外部イベントに一人で放り込む

①はまだしも、新卒入社1ヶ月にして②はちょっと過酷やと思うんですけど………
と思った人も いはるかもしれませんね。
それぞれに意図があるんで、ご説明します。

新しい環境①庶務を改めてやってもらう

大きい企業さんやと「庶務は新人の仕事」っていう不文律があって、それがまぁ賛否両論巻き起こしてることも ようあると思います。
一方でベンチャーやと、庶務ってあんまり重視されてないところも多い。
新卒でも即戦力やから、とにかく本業の仕事を覚えろ!ってことですね。

うちもベンチャーなんで、やらせへんっていう選択肢も当然ありました。
じゃあなんで庶務をやってもらうことにしたんか?
理由は大きく分けて3つあります。

【庶務をこなせる=次の仕事を任せられるかのモノサシやから】

これは新卒向けのビジネス書にも書いてる、お馴染みの理論です。
庶務レベルのことを完璧にこなせる新人には、安心してちょい上レベルの仕事も任せていける。
それはほんま、そうやと思います。

【信用貯金が貯まりやすい時期で、やらな損やから】

2年目以降に庶務やったところで、せいぜい「あ、ありがとうな」って言われるんが精一杯ですよね。
でも新人やと、同じことをやっても「お、そんなこともやってくれるんか」ってなります。
めちゃめちゃ信用貯金が貯まりやすい。体感で利息70%くらいちゃいます?
そら、やらな損ですよね。

【「気づく力=アンテナを張る力=発想力のもと」が手に入るから】

これはプランナーっていう職種で特に大切です。
日々たくさんのアイデアを出さなあかんプランナーには、当然やけど発想力が必要。
その発想力っていうんは、なにも自分の中だけで生成するもんじゃなくて、周りから得た情報によってできるもんです。
そういうわけで「周りにアンテナを張る力」が大切になってくるんですけど
オフィスのちょっとした困りごとにも気づけへん人が、ほんまにアンテナを張ってるって言えるんか?と。
そこにこそ、企業さんの課題を解決するタネが詰まってると思います。

そんな理由で庶務をやってもらってるんですけど、アカネちゃんはこの1ヶ月でメキメキ成長してると思います。
会社を客観的に見つめ直すことができてるみたいで、まぁ今のとこ成功かなと。

新しい環境②外部イベントに一人で放り込む

プランナーチームは、意外と外部イベントに出かけることが多いんですよね。
オープンイノベーションの説明会やら、マーケティングの勉強会やら。

私も以前は週2ペースくらいで行ってたんですけど、それをほとんどアカネちゃんに任せました。
特に交流会があるイベント。
その意図は2個あります。

【自社の説明に慣れる】

自社の説明って、意外と難しないですか?
うちみたいに知名度の高くないベンチャーやと、だいたいイチから説明せなあかん。
相手の理解度にも合わせるから、言い回しなんかも気をつけて………
となってくると、会社や自分の業務に関して深い理解が必要になってきます。

これに関してはアカネちゃん、意図通りに「自分が会社や業務について意外に知らんということ」に気づいてくれたみたいです。

【「社外の人の話が分からない」ことに気づいてもらう】

いわゆる「無知の知」いうやつですね。
インターンから入社すると、仕事上でも「分からへん」という事態に遭遇することが少なめです。
そうなると、自分が色々知ってる気になってまう
そんなことありえへんねんで、もっと世の中には色んな仕事があるんやで、って知ってほしかったんです。

これに関しては、別でワークもしてもらってるんで、その結果はまた後日


もともとアカネちゃんは素直な子やったから、だいぶ私も楽させてもらってると思います。
とは言え、今読んでくれてはる貴方の後輩が頑固ちゃんやっても、ある程度はガツンと考えを変えてくれる方法なんちゃうかなぁと。

お役に立ててたら嬉しいです。

ほなまた。


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