愚痴でしかないです。

忘れることを推奨してくれて、
ありがとう。いつも君と彼女はきっと似ていたんだろうな、と思う。

皮膚科への初診の、帰り道。

抹茶ソーダを初めて口にしつつ、ぼんやりしていた。そうだ、昨日はそれなりに忙しくしたはずだったけれど、全く苦しくなかった。友人と『フクロウカフェいこうな』と会話していたのを叶えつつ、なぜあんなに楽しかったのか考えていたら、(ああやっぱり気を遣わせたに違いないんだけど)私が行きたいところに付き合ってくれていたんだと、思い出した。


あの頃の彼女はこんな気分だったろうか、をずっと考える。
『忘れなよ』、と友人は言い、私は「忘れられない」とぼやき、それでも
『忘れな』、と思い出の中の彼女も言っていたのを思い出したので忘れていいことになった。

それでも今朝はやっぱり思い出し、父親に向かって『建設的なことってなんだろうな』と問いかけた。彼女はいつも『建設的なことしか興味ないんだよ』と言ったからだ。

発言も、作品も、対人関係も。
密接に関わった結果、彼女の口からでたのは『全く真反対の別のことばかり好きだね』と言う言葉で、私は否定に際しはっきりと意思を持っていた。

(望むものが同じでいるということは、取り合いになるということだろうから嫌だ)と。
そしてもう一つあった。(そんな感想は、どうせ私を直に見て私の日頃の仕事付き合いを知らないからでてくるのだ)

彼女の初職場での感想文はどれも、私がかつて持ち得た苦しみの中の楽しみにそっくりだったからだ。全て消されても構わなかった、あの無敵の時間帯の頃の。

 彼女はいつも恋愛関係を望んでいた。私と彼女の間にあったのは友人関係以外の何ものでもないとずっと考え続け、結果的には私は彼女をここでこうして裏切る。つまり、余所者にぐちをこぼしているわけだ。大事に大事に大事にした結果、アレルギーでも起こったかのごとく私は彼女とは
傍にいられなくなった。

いや、私が諦め、敗北しただけだが。間男の為にはそうするしかなかった。
だいきらいだあんなやつ。ほんとうに死んでしまえばいいのに、死ぬわけないから仕方がない、私が死ぬしかないわけだ。
私の七年間、どうもありがとう。死んでしまえ。ぶん殴れないくらい可愛い風間真のような奴だったので、言ってしまえば(テロにでも巻き込まれてしまえ)と思うに至る。
…私は言ったよ。神崎の方が好きだと。りょうこは別にいる。私は耐え続けた彼女のほうが好きだと。

けれど今私の、隣にいてくれる友人はどちらかというとタエ子のようで、そしてひっそりと自分の大切にしている領域を開示してくれるから、私もそれに懐いているかのようなレスポンスを返す。友人だけは、殺さない。殺す殺さないのはなしではないのだ。闘うということは。そもそも友人は私のことは適度にどうでもよくあしらった。私はそこにずっと居た。

…皮膚が熱く、焼け爛れたのは除毛クリームのせいなのであって、彼女のせいではないけれど
間男と2人まとめてどっかいってらっしゃい。

もう二度と顔見たくないわ。そんなことを考えながら、
今朝は虫に刺されて寝られない夜にぼんやり(ああそういえば彼女へ私は
虫除けとか虫刺され用の薬だとか、優しさだと信じてやまないものをてんこ盛りにあげてきたなぁ)と思いながら、(ーでも『気遣いしかできなくなる人っているよね』とか皮肉言ってたよな…)と死んで、
不貞腐れてダイニングテーブルを片付けたし、
今日は元気に医者に会っていた。

昨日一昨日はめちゃくちゃ遊びに行き、
お土産をシェアし、
写真を撮るだけ撮り、
元気で仕方がないのでおかげ庵で抹茶ソーダにレモンを浮かべてのみ、
ガムシロップを好みに合わせてかけていいですよ(試したいけれど味に勇気がでない…ようなことを口にしたら、店員さんが用意してくださり)
言われた通り、好きにかけつつ甘くなったレモンをかじり(ほんとうにそんなサービスがあるものなんだなぁ)と思うなどして。

元気に今も、快方にばかり向かっている顔で。

仕事に戻りたくないよなぁ、と思いながら、仕事に使えるネタを探している。生きるというのはそういうことだと思っていた。あんなにも愚痴をクソのように投げつけて去る相手にもう二度と会わなくていいのだと、思うと、悲しくて胸糞が惡い。私はどんな奴だった?あなたはいつも綺麗事しか返してこなかった。
私もそうしていたでしょう、極力は。
愛ってなんだろう。やりきれないので考えていない。人に迷惑だけをかけていると思う。



ただ、彼女の事だけはもう金輪際好きになれないと思う。そもそも元々好きじゃなかった。無理にずっとそばにいたんだと周りにももう言いふらしてしまった。残念だ。
子供よりも子供で、抑えることを知らずにあの場所にいた全員を傷つけて好き勝手生きた、
君と私へ。

愛はみつかったか?
私は今も、薬指の指輪は友人とシェアしている。

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