産前産後の恥骨痛
妊娠中または産後に恥骨(おまたの辺り)がイテテテ…となった経験ありませんか?
妊娠や出産によって骨盤に負担がかかると恥骨の結合部分が過度に離れてしまうことがあります。これが恥骨結合離開です。
恥骨結合離開
【恥骨結合離開】
恥骨の結合部分が離れてしまうこと。
妊娠中はリラキシンというホルモンの影響によって靭帯や関節が緩みます。
リラキシン
【リラキシンの働き】
子宮緩和ホルモンとも呼ばれています。リラキシンのおかげでお母さんの産道(赤ちゃんが通る道)周辺の関節や靭帯が緩まって分娩時に赤ちゃんがスムーズに出てこられるようになります。
関節や靭帯が緩まることで、骨盤が不安定になり腰痛や恥骨や股関節や仙骨などに痛みを感じる方もいらっしゃいます。
恥骨結合離開も骨盤に負担がかかることで恥骨結合部分が過度に離れてしまい痛みを引き起こす場合があります。
恥骨結合離開になると
◉恥骨の激しい痛み
◉起き上がりや寝返りが困難となる
◉歩行困難となる
◉立っているのが辛い
などの症状が現れます。
恥骨結合の原因
◉赤ちゃんの回旋異常
◉吸引分娩や鉗子分娩
◉無理ないきみ
◉出産前から骨盤に歪みがある
◉骨盤が狭い
◉巨大児
◉出産前の運動習慣や筋肉量
◉不良姿勢
などがあげられます。
恥骨の痛みはいつまで続く?
妊娠15週以降から始まる方が多く、出産後に出現する方もいらっしゃいますが産後4~12週程度で体力が回復してくると自然に痛みが落ち着いてきます。
しかし体力や筋力が弱い方は症状が長期化する場合もあります。
恥骨が痛いときは
◉安静にする
◉重い荷物を極力持たない
◉座り方に注意する(お姉さん座りをしない)
◉姿勢に気を付ける(猫背など)
◉ベルトを巻く(巻く位置に注意する)
◉腹横筋を整える
◉内転筋の等尺性収縮運動を行う
◉歩くときは歩幅を狭くする
◉起き上がるときは横向きから起き上がる
などで痛みの緩和が図られる場合があります。是非参考にしてみてください。
※痛みが強い場合、持続する場合は専門医の受診をおすすめいたします。
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