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人生第34話 『期待』

前回の記事では、高校入学後、サッカー部の部員に市内の各中学校のエースが集結したところまで発信しました。

本日はそのチームの最初の1年間について発信したいと思います。

私が入学したK高校はサッカー強豪校と知られており、私の先輩たちもサッカーが上手な選手が集結していました。

部員は全学年合わせて全部で約70~80名くらいいて、かなりの人数だとは思います。

その学校での最初の年はどうだったのか?

「期待」

監督の行動から滲み出ていました。

私たち1年生が入学してから3か月後くらいに、1、2、3年生の各学年をAチーム、Bチームの合計6チームにし、総当たり戦の大会が行われました。

Aチームはレギュラー組、Bチームは補欠組で構成され、私は1年生のAチームとして出場しました。

単純に考えれば、私達1年生は頑張っても4位くらいに入る可能性があると思っていましたが、結果

「2位!」

でした。

なんと、3年生のBクラス、2年生のAクラスにも勝利し、最後3年生のAクラスとは2-1でくしくも敗れてしまいましたが接戦でした。

この時、おそらく監督は期待、確信していたと思います。

「今年の1年生が3年生になる頃には全国を狙える力が付いている」と・・

この試合後、1年生からなんと6名も3年生のメンバーに入り、そのうち2名がレギュラーとして活躍しました。

私は残念ながら3年生の中に入ることはありませんでしたが、同級生がすでに3年の中に入り活躍しているのは私にとっては非常に刺激になりました。

そして3年生最後の大会、それは

「冬の選手権大会」

です。

サッカーをしている人では知らない大会だと思いますし、サッカー版甲子園みたいなものです。

3年生の中に私と同じ中学でエースだった先輩もいるなど、決して弱くないチームでした。その他のポジションにも各中学時代から名を馳せていた先輩もいました。

最後の大会、なんと

「市予選1回戦敗退」

です。

なん初戦敗退でした。

ここからサッカーを知っている方なら理解頂ける話になると思いますが、当時このチームは「オフサイドトラップ」を積極的に活用していました。

しかし、相手チームがよく研究をしており、ことごとく裏をかかれ、1-3で敗北してしまいました。

1年生ながら大号泣したのを覚えています。

「こんな強いチームが何故初戦敗退するんだ!」

先輩たちは非常にやさしく、1年生の私たちを決して見下すことが無い人たちだったのでとても尊敬していました。

次は最後の大会を終えた3年生が引退した後の話をしたいをしたいと思います。

次回も宜しくお願いいたします!



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