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釧路→根室(花咲線)→納沙布岬 《旅記録①》

昨日の投稿に詳しくあるように、私たち夫婦は海外旅行から日本国内の旅行へと計画をシフトした。

さて、どこへ行くか? 私の日本図はほぼ真っ白だ。
ならば、まずは本州を飛び出したい、と私。
九州と北海道ならば、時期的に北海道が先の方がよさそう。

ゆうさん、「札幌? 函館? 室蘭?」と質問。
私、「いや、端っこ! 最北端と最東端。宗谷岬と納沙布岬!」と返事。
ゆうさん、「え!」(笑)

ということで、2020.10/18~10/26 までの8泊9日、私たちは北海道の東から北を巡る旅に出た。

以前の投稿でも触れたけれど、私たちは基本的に車の移動をしない。
飛行機・電車・バス・自転車の旅である。(今回は1回だけタクシーを使用)
もちろん旅行代理店も使わず、全てゆうさんが時刻表片手に、地図とネットを駆使して計画の、全面的オリジナル旅行である。

ゆうさんの旅行計画は、それはもう綿密・完璧で、電車の発着時刻はもちろん、ありとあらゆる情報をAppleの計算ソフトNambersに打ち込み、都度都度iPhoneで確認しながらの旅だ。あっぱれである。

だが!
北海道、特に私が希望した道東からの北方面は、すこぶる電車の便が悪く(JR北海道が機能していない)1本逃すと1日潰れたり、どこ泊まる?になりそうな大変スリリングな旅となった。(笑)
なにせ、蝦夷鹿(エゾシカ🦌)が電車止めちゃう地域だからね!!!
(まあ、シカ🦌たないけどね ← ゴメン笑)

これから、その珍道中を少しずつ記していきたいと思う。
(本気出して書く!)

     ・・・・・

まずは10/18朝、羽田空港から出発。
初めてのAIRDOに乗る!
うお~ん、主翼のクマちゃんがかわいい!
これ、機体によってクマちゃんが違うの。この子はねんねしてる。

絶好のお天気! ふふふ、私、晴れ女だから!
(ちなみに、ゆうさんは雨男らしい。でも私たちの旅は、大抵が晴れ🌞)

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あっという間に、釧路空港到着。
阿寒バスに乗って、JR釧路駅へ。

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釧路から根室へは、JR北海道「花咲線」の「快速ノサップ」に乗車。

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この花咲線というのが、案外有名らしく、鉄道大好き高校生・大学生諸君が結構いらした。

なんとなんと、一両編成!!!
(まだ当時、この一両編成に慣れていなかった私は、そこでテンション上がりまくり!)

☟快速ノサップ号

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なんと、ホームの反対側には「釧路湿原ノロッコ号」が停車中!
このノロッコ号は、基本7月~10月上旬の運行。
この日は、昨年の最終運転の日だった。乗ることはできなかったけれど、見ることができて超ラッキーだった。
4両編成でご家族連れの方が多かった。

☟一緒に記念撮影。

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さて、快速ノサップに乗り込む。
おやまあ! 最前の窓に仕切りがない! 
そこに立ったら、いくらでも自由に進行方向を見ることができる。
こんなの初めて! 私は大興奮!(ゆうさんは、そうでもない)
☟最高な場所を独り占め。

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北海道花咲線の真っすぐな線路をずっと見つめる私。
こんな世界ってあるんだ。
北海道ってすごい、日本ってすごい、電車ってすごい。

☟運転手さんの一挙手一投足も見守ることができた。
鉄道ってすごいね。素晴らしいね。

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この経験を機に、私は乗り鉄さんの気持ちをかなり理解するようになる。

釧路駅発が 11:20 ということで、当然お昼は車内!
電車旅の醍醐味は、駅弁とお酒で車窓を楽しむこと。もう最高。
となると、その土地での名産を頂きたいではないですか。

事前の念入りな調査から、釧路駅の花咲線での一番は「いわしのほっかぶりずし」と判明。
それは釧路駅構内にある「シーフードショップ SKIPP」で販売されている。
ネットでの駅校内の地図によると、改札からはそう遠くないはず。
で、実際に行ってみると、改札のすぐ右隣りにあって、無事購入!
そのまた隣のショップで「どっさりがに弁当」と北海道限定サッポロクラシックと、ご当地日本酒を仕入れ乗車。

☟ほっかぶりとは、甘酢大根のことを意味するようで、〆たさばといわしの上に甘酢大根が乗っているのだ。
これは、めちゃくちゃ美味しい!!!! 今まで頂いた鯖寿司のなかで、間違いなく自分史上一番!
どっさりかにはもちろん美味しかったけれど、ほっかぶりずしには負けたね(笑)

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さて、事前の調査では、花咲線で見過ごしてはいけない、もうひとつの鉄板の駅弁があると!
それは、厚岸駅前「氏家待合所・かきめし弁当」。
この氏家待合所は、駅から徒歩1分。でも、厚岸駅の停車時間は2,3分。
とてもじゃないけれど、降りては間に合わない。
どうにかして手に入れられないものか?
お店に問い合わせたところ「場合によっては、ホームまでお届けも可能。但し、店番が1人だけなので、他のお客様がいらしたらホームまでの届けができない」とのこと。
これはもう、一応予約するしかないじゃない!

そしてあとは、運を天に任せるしなない。

そして、厚岸駅に電車が入る。

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なにせ、どんな駅なのか、どんなホームなのかさえわからず。
ドキドキ感マックス!
代金はつり銭ないように用意万端!

☟この出口から、かきめし弁当を持った方が現れるか?!?!

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はぁ~~~~~、残念💦
現れませんでした。

いつの日か、再度挑戦するか、はたまた、厚岸で一泊するか。
今後の課題がここに。

花咲線は、出だしはしばらく真っすぐに森林の中を行く。
そして、当然のことながらエゾシカの宝庫(笑)
車内放送には「エゾシカ出没のため緊急停車あり」と!
しかも時々、汽笛が鳴る。それ、エゾシカに注意喚起の汽笛。

厚岸駅の数駅手間から、森林が終わり、海が見え始める。
そして、駅を過ぎ去ったあたりから☟「別寒辺牛湿原・べかんべつうし湿原」が右手に見え始める。

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糸魚沢駅から、再び車窓は緑に。
この辺りで、エゾシカの姿を何回も目撃。
家族で笹の間にいる。お尻が白いの!
浜中駅は、ルパン三世で有名なモンキーパンチさんの故郷。


約2時間半の花咲線を満喫したのち、とうとう根室駅に到着。

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☟これが花咲線の見どころだ。

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根室から、根室交通のバスに乗り、念願の納沙布岬駅に到着!

☟快晴の真っ青な空に映える停留所!

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とうとう来たぜ、日本最東端・納沙布岬!

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☟納沙布岬灯台。
近そうでいて、そこそこ遠い。
帰りのバスの時間が気になり近くまでは行かず。

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☟「四島のかけ橋と祈りの火

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快晴のため、水平線には、間近に貝殻島が見え、歯舞・色丹・国後の北方領土が見えた。

☟貝殻島の傾いた灯台。

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バスの本数が少ないため、滞在時間は約40分。
後ろ髪を引かれながらも、納沙布岬に別れを告げ、再度根室駅に。

☟美しい夕陽が線路に映えていた。

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☟日本対東端の駅、東根室駅を通過。
無事の写真撮影。(ギリギリ、かなり焦った笑)

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花咲線は、夕陽の名所を通る。

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そして、18:51 釧路駅到着。

夕飯は、釧路といったら炉端焼き。
炉ばた煉瓦」にて海鮮を満喫。

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こうして、北海道第一日目終了。
☟「最東端到達証明書」も無事頂いた。
(この証明書は、最東西南北端の4枚で、ひとつが完成する)

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今回、このような旅の記録を残そうと思ったキッカケは、note でのあるお二方との出会いであった。

まずはゆさっちさん。
私たちも訪れたことのある出雲のレポートが素晴らしく、サンライズ出雲は初耳で。ぜひ乗ってみたい列車だ。


そして、ぺーきちさん。 なんと高校生!
どの投稿も写真がとても美しく、とても丁寧に撮られている。
ブルーシンフォニーはまたもや初耳で、その写真の構図の美しいこと。
見てみたい、乗ってみたい!と心がウキウキした。

お二人の投稿を拝見・拝読して、私ってやっぱり鉄道大好き、乗り物大好きに気づいた。
そして、私たちが経験した旅の記録を残してみたい、という心境になれた。

ゆさっちさん、ぺーきちさんのこれからの投稿を楽しみにしつつ、また新たな出会いをも楽しみにしつつ、今後も旅の記録を続けていきたいと思う。

    ・・・・・ end ・・・・・

タイトル画像:納沙布岬の道しるべ。

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