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句読点のドツボにハマる

「あいうえおnote」の「く」は「句読点」。

     ・・・・・

自分のなかに浮かんだ思いや感情を、
面と向かってどなたかに音声で伝えるとき、私はひとより時間がかかる。

「やった~!」とか「嬉しい!」
などの「叫び!」の反応は、ひとよりずっと速いのに、
それ以上の思いを表現するには、頭のなかで整理をしてからでないと
表にうまく出せないという厄介ものなのだ。

恐らく、自分で受け止めたことからほとばしる感情が激しすぎて、
勢い余って飛び出だして叫びになるのだけれど、
その直後に、新たなる思いがふっつふっつと湧き出し、
挙句に収集がつかなくなり、
「こりゃまずい、整列させないと」と、
くそ真面目な先生が登場して「だまりなさい」と叱るのだろう。

そんな私は、キーを叩いて画面上に文字を書くときも、とてもゆっくりだ。
大袈裟に言えば、一文節ごとに区切っているほど。

だから、以前はキーを叩いて画面上に文章を書くときに、
私は、句読点を打たなかった。
ただスペースを空けるだけ。

私が伝えたいことを 無理しないペースで打つ
打ち出された文字 ひとつひとつを吟味し
そのひとつひとつに 思いを託す 
こんな感じだ

この方法だと、まるで詩を書いているような心持ちになり
私は、ゆったりと文章を進めていくことができた。

     ・・・・・

このやり方を数年は続けたと記憶している。
でも、あるとき「これでいいのかな?」と思う自分が現れた。
日本語として間違ってはいないけれど、決して正しい表記ではないよね?
そんな壁に当たってしまった。

自分が好きで表現している、自分だけの画面なのだから
別にそのままでもよかったのだけれども、
もう少しまともになりたかったのだと思う。

そして、句読点との闘いが始まった。

     ・・・・・

私にとっては、句読点を打つ作業はとても難しい。

スペースを空けるだけの表記は、文章の切れ目をあまり意識しなくていい。
でも、句読点を打つことは、
文章の切れ目と流れをしっかりと意識しないとできない。

そして当然、句読点は少なすぎてはいけないし、多すぎてもいけない。

私の場合は、スペース空けの癖がついているので、
ついつい多めに句読点を打ってしまう傾向がある。
だから、自分が好きなように打った後、
わりと念入りに読み返しをしてそれらを減らすのだ。

漸く、そこそこいい感じに打てるようになったのちに、
私はパソコン画面でキーを叩くことから、しばらく遠ざかってしまった。
残念。

     ・・・・・

さて、年月が経ち、あたらしくなった私。
この1月からのこの note で私は、改めて句読点と格闘している!

しかも、実はもうひとつ、改行という困難とも(笑)

改行に拘るのも、スペース空けと同様に私の昔のキー叩きの名残だ。改行を気にせず叩き続ければ、shift+enter 機能も使わず、意識もせず文章を書くことができ、内容の変わり目でenter を押すだけでいい。拘りなしの文章は、こんな感じだ。うわ、楽ちん(笑)
恐らくこの方法だったら、PC入力でも、スマホ入力でも、きっと見た目が変わらないんだろうなあ。。。( shift+enter 改行のせいなのか、PC閲覧とスマホ閲覧では、見える私のページの印象が異なることに最近気づいた。)

私には今、自分で決めた暗黙のルールがある。
それは、句点を打った後の改行と、自然改行の直前の読点での改行だ。

もう本当は、上の引用部の記述方法のように、
都度の改行は意識しなくてもいいのかもしれない。
でも、そこまでまだ自分は到達していない。
スペース空けと、そこから発生した多くの改行にまだ引きずられている。
その方が私は、キーを叩きながら
自分らしく考えをまとめられる気がするからだ。
(これでも、私の note の初期よりは長い文章を一気に書けてはいる!)

      ・・・・・

今日は朝から風も強く、雨も降ったりやんだり。
春の嵐でしょうか。
そんななか、私は家に引きこもり、
句読点と改行のドツボにハマった一日を過ごしました!

ほかの方の投稿を見つつ、
句読点などにはいまさら悩んでいらっしゃらないのだろうな、とか、
プロのライターさんの文章の綴り様はさすがだなぁ、などとため息。

ですが、
私もこれからも、この note で少しずつ成長していきたいと思います。

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追記 : 次の投稿から、自分の改行ルールを変えてみた。
まだお試しだけれども、わりといい感じだ!(2021年3月5日)

     ・・・・・ end ・・・・・

タイトル画像:八丈島・八丈富士のお鉢巡りで見つけたイソギク

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