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春ピリカグランプリ

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2023年・春ピリカグランプリ、記事収納マガジンです。
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#小説

【エッセイ】長編小説との闘い

https://estar.jp/official_contests/159712 こちらの文学賞へ応募すべく、目下2~6万字(規定)の中編小説を執筆中です。締め切りはたしか7月2日。もうホントに間がありません。 長編ばかりを書いていた私が初めて短編を書いたのが、noteさんにアカウントを作った今年5月のこと。ちょうどピリカグランプリの募集期間中でした。面白そうだったのでさっそく参加。 生まれてはじめて短編を書いた感想は、とにかく「面白い!!」。これに尽きました。 バ

水底にて

先日、フィナーレを迎えた、春ピリカグランプリ2023。 想像力を搔き立ててくださったピリカグランプリに、今一度、深く感謝申し上げます。 ここに、応募には至らなかった、もう一つの物語を公開します。 応募に至らなかった理由は、テーマの「指」が、作品の中でそれほど大きなウエイトを占めていないこと、それから、悲劇であることです。希望のある作品を応募したかったので、こちらの作品は蔵入りとなりました。 この度、蔵から出してみようかな、と思います。 もしよろしければ、お付き合いいただけ

こゆびくんに命が吹き込まれました。

私事ですが… ピリカグランプリで個人賞を頂きました。 ピリカさんを始めとした運営の皆様、 そして個人賞をくださったさわきゆりさん、 本当にありがとうございました。 何より嬉しかったのが、いぬいゆうたさんの朗読によって、こゆびくんに命が吹き込まれたこと。 この作品は読んで頂ければわかる通り、絵本をイメージして書いておりまして、入賞すると朗読して頂けるというのも知っていたので「是非読んでほしい」と思っていたらまんまと実現しました。私は一人、小躍りしてしまいましたよ。 この

足の指はフィンガーじゃなくてトゥでは?

ピリカさんのピリカグランプリに、 上記の作品で応募したところ、 こうなりました。 小説がこういう企画で入賞したの久々な気がします。とても光栄です。ありがとうございます!! 今回のお題は「指」「ゆび」「フィンガー」でした。 いずれかの言葉が入り、そして指がテーマになっていること。 私は足の指が活躍する物語を書きました。 でもね。 足の指ってたぶんトゥ(Toe)ですよね~。 日本語としてはどっちも指ではあるのでOKなんですけども。 たぶん意図としては手の方の指なんだろ

掌篇小説『愛の造型(モデリング)』

マンションで昨夕、ガスか薬品か知れぬ煙と臭いが充満し、非常ベルが鳴り住民が避難する騒ぎとなった。 年寄りたちがエレベーターを占拠していたから、私は部屋に夫はいないに決っているがいちおう確かめたのち独り、ハンカチで鼻をおさえ階段をおりた。甘すぎる菓子にも錆びた鉄にも、ガソリンに薄荷をまぜたようにも感じる、ひんやり白い空気の渦を。 道中、みじかい髪の女性が担架ではこばれゆくのを視た。その辺りで臭いが濃密だったので、発生現場の住人と思った。私と似た年頃か、蒼い顔をして眼をふせ。

小説書けた!

スランプでしたが久々に小説が書けました。 企画に参加して、与えられたお題に沿って書くというのが強力な補助輪になってくれました。 スランプを経て書いてみて、感じたことがあります。 よいものを書きたいあまり、あれこれ画策しているせいで書けない。 そういう行き詰り方。 解決策は単純で、とにかく書き始めてしまえば書ける。 小銭入れに入るくらいのアイデアさえあれば十分。 それこそ小さなアイデア一個だけでも書き始められるものですね。 より面白い小説にするために必要なアイデアや工夫

今更だけど、今から

GWの後半は自宅に引きこもり状態。 毎年のことだけど、どこも人が多いだろうからと極力外出を避けています。 この時期の賑わいはもっぱらニュースから流れる映像で味わうのみ。 いつもよりゆっくり食事を作ったり、note見たり クローゼットの片付けをしたり、note見たり たまっていたドラマを見たり、note見たり つまり隙きあらば、note界隈を行ったり来たりしているのです。 そんな中、大好きなはそやmさんの記事を読んで、こういう企画が催されていることも知りました。 はそや

春ピリカグランプリ2023と猫田

みなさん、こんにちは。 最近バイクを買って、ぶいんぶいんと乗り回している猫田です。 この度なんと、再びピリカグランプリ審査員を拝命いたしました。いやはや、おやおや。こんな奴でいいのでしょうか。許されるのでしょうか。運営のガバナンスは機能しているのでしょうか。 本記事では改めまして、 ①「春ピリカグランプリ」とは? ②「猫田雲丹」ってどこの馬の骨? の以上2本立てでご説明させていただきます。 「春ピリカグランプリ」とは? これに関してはもう説明不要かもしれませんね。 我

こんにちは。 ついに、あのピリカグランプリが帰ってきます。 誠に恐縮ではございますが、再び審査員を務めさせていただくこととなりました。 すばらしい作品の数々との出逢いに今からワクワクと胸が躍ります。 皆様ぜひ奮ってご参加ください!! https://note.com/saori0717/n/n18980dde92bd

小説コンテスト 「春ピリカグランプリ2023」の概要は 4月8日に、どどーんと発表するよ! お見逃しなく!!