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【エッセイ】長編小説との闘い

https://estar.jp/official_contests/159712

こちらの文学賞へ応募すべく、目下2~6万字(規定)の中編小説を執筆中です。締め切りはたしか7月2日。もうホントに間がありません。

長編ばかりを書いていた私が初めて短編を書いたのが、noteさんにアカウントを作った今年5月のこと。ちょうどピリカグランプリの募集期間中でした。面白そうだったのでさっそく参加。

生まれてはじめて短編を書いた感想は、とにかく「面白い!!」。これに尽きました。

バーッと書いて、ぽいっと応募してから(←私の欠点です)、他の応募作品を読んで回りました。そしてその過程で「ははーん。短編ってのにはオチがいるのね」と気づく。
あ、いや、もちろん長編にだって中編にだってオチやひねりは必須です。けれども文字数が少ないぶん短編ではそういう部分がよりくっきりと際立って思えたというか。

note内を徘徊して短編を読み漁っていたのがGWの頃。コロナ療養中で、時間は腐るほどありました。感染した型がオミクロンBだったので死ぬような酷い目にも合わず、膨大な余暇をほくほくと満喫(苦しまれた方がおられましたらごめんなさい)。
人生、いろんなことがありますね‥‥。

シロクマ文芸部の存在を知ったのもちょうどこの頃でした。楽しいのでこちらにも参加させていただいてます。

ところでみなさんは、いったいどんなふうに執筆を進めていらっしゃるのだろうーーー特に長編。あれ、書くのすっごい大変じゃないですか?

私、長編を書くのが恐ろしく下手くそでして。
その原因にも薄々・・・・いえ、ハッキリと気がついております。

きちんとプロットを作らないから。
これが原因です。


短編を書く時は。
例えば今回のシロクマ文芸部のお題は『銀河売り』。
私の場合、まずは脳内マジカルバナナからスタートします。

♪ーーーマジカルバナナ。『銀河』といったら『ほーし』。
よし、星で書こう。2秒でテーマ決定。

せっかくお題が銀河なんだから、ファンタジー風味の不思議な空気感漂う話とかSFっぽい話が書けたらいいのですが私にはそういうのが書けません。
『普通』とか『現実』みたいなものから離れられないのです。
んで結局、こういうのになる。( ↓ )

『遊女を相手に銀河売りの男が星を売る話にしよう』と思いついた時点で、オチが決まらぬまま見切り発車。1/3くらい書き進んで、そうだ留吉(銀河売り)の正体を赤穂浪士にしよう。これがオチね!
・・・・みたいな雑さで、なにか思いつくままに、それをあてはめながら書き進むというのが私のスタイルです。

唯一の長所はとにかく早いこと。思いついたら数分後にはもう半分くらい書きあがってます。なんせ練らないし、詰めないし、深く考えたりもしないのでスピード感だけはバリバリにあります。
ただし、薄っぺらい。深みの足りないぺらっぺらのお話ができあがります。これが最大の短所でしょうねえ‥‥。

こういう雑な書き方をしてても、短編ならまだいい。短いから害も少ないし。
問題は、長編を書く時にもこのスタイルでしかやれない・・・・・・・・・・・・・ということ。

長編でこれをやったらどうなるか。
当然、おっっそろしいことになるんです。

プロットほぼなし。
モヤっとしたイメージだけを元手に10数万字の物語を書き始める。
すると、短編のように決着が早くないので、時間の経過とともにあれこれと余計なことを思いつき、その度に軸がブレてゆく。

『しまった。こういう流れにするなら、主人公の性格こうじゃないほうがよかったなーーー。どうしよ・・・・』
2~3分悩んで性格変更を決定。
『よし、直そう。ーーーハッ、んじゃあ前半5万字、全部パー!?』

みたいなことが日常茶飯事におこるわけです。
もうもう・・・・凄まじい無駄時間が発生。
こんなことを繰り返していたら限りある人生が更に限られるッ!!・・・・と反省して、ここ最近は必死でプロットを作る努力をしています。
とはいえ、とてもじゃないけど上手にはやれないので、今やってる最低限の努力がこのふたつ。

★事前に、1章~最終章までタイトルだけ作って並べとく。
★事前に、アイディアを付箋におこす。

ちなみに付箋を使う方法は、ニジマルカさんの記事を参考に試行錯誤中。

現在、四苦八苦してる中編小説は、一応きちんと構成してから書き始めたつもり‥‥とは言いながら、内容を思いついてから構成に費やした日数はたったの1日。
難しいです。

まだ1行も書いてないのに表紙だけ先に作ってみたりとか(笑)
これだって全部書き上げてから変更になる可能性大。

なんだろう。今回のコレは愚痴なのか。
いやいや、息抜きだな。

さてまた来週から頑張ろう~~。


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