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"銭湯セット"が泣いている

ーりすの独り言

奥さんと一緒に揃えた"銭湯セット"が、棚の上に置かれたままで寂しそうだ。今年の冬は、大きな湯船でのんびり湯に浸かり、体をゆっくり温める機会を増やそうと、先日、100円均一ショップで持ち運び便利なカゴやらシャンプー容器やらを買い揃えた。ただ、これまで何やかんやで、まったく使っていない。さらにタイミングの悪いことに、新型コロナウイルス感染症が再拡大している。わが事ながら、このまま銭湯から足が遠のいきかねない。どうにか一念発起したい。

放置

定期的に銭湯に行こうー。そんな思い付きから購入した銭湯セット。空のシャンプー容器、体を洗うための綿タオル、歯磨きセット、そして、それを収めるプラスチック製のカゴ。それぞれ2人分。吟味に吟味を重ねて選んだ。

ところが、いつの間にやら放置されている。年末に向けて仕事が忙しくなり、遅く帰る時間が増えたり、奥さんとストレス発散に始めた"夜ウォーキング"で、銭湯に行く時間がなくなったり。そんな言い訳もできなくはない。

ただ、今から今かと出番を待ち続けていた銭湯セットにしてみれば、そうした事情は関係ない。「一体どうなっているんだ!?」と愚痴の一つもこぼしたくなるだろう。真新しい銭湯セットが泣いているように見える。

反省

思い立ったから吉日ー。行こうと思ったときに行かないからこういうことになると、やや反省。一方、転んでもただで起きたくない。銭湯セットの元を取り返したい気もある。コロナ禍は厄介だが、近く奥さんと銭湯に行こう。

寒い冬には銭湯がよく似合う。

(写真:使われずに置かれて寂しそうな"銭湯セット"に慌てるりす=フリー素材を基にりす作成)

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