ご褒美とは何だ!?
ー2月もバタバタ
公私ともに山積みになった課題。これを前にして求められることは、タスクに立ち向かう勇気と、クリアした後のご褒美だ。予期せぬ事態が起こり、タスクから逃れられるとか負担が軽くなるとか、そんな淡い期待は決して抱くべきではない。ところで、課題をクリアした後のご褒美。自分にとって、このご褒美とは何だろう。
帯に短し
簡単に思い浮かぶものだと思っていたが、これが案外難しい。どれを取っても、帯に短し襷に長し。どうも食指が動かない。
例えば、旅行。タスクが終われば旅行が待っていると言われても、課題をこなしながら資金を確保したりチケットを手配したりで、いろいろ面倒そう。
何かご馳走を食べるのはどうか。決して悪くはないが、一瞬で終わってしまうのがどうにも物足りない。もっと長くジワジワする喜びを感じたい。
強烈なアッパー
「楽しきと思うが、楽しき本なり」ー。そんなとき、知ってか知らずか、奥さんが横でポツリとつぶやいた。江戸時代、寛政の改革を主導した松平定信の言葉だという。どんな境遇にあっても、そこに楽しみを見つければ幸せになれるという意味らしい。
ガラ空きのボディーに強烈なアッパーを喰らった気がした。
(連載、終わり)
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