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個人的OTT反省記

先月。箱根が終わって1週間が経たないうちに、OTTに参加してきた。今回は、他大学の同級生で元マネージャーだった友人も一緒に。

OTTはすでに5回くらい参加させてもらっている。

自粛でなかなか試合を見に行けない中、SNSで知りあった人とお会いできたり、選手の走りを拝見できたりと、貴重な機会を作ってくださり、とても感謝です。

そういえば、前にOTTのことをnoteに書いた。が、それ以降も私はタイム計測とアナウンスを継続して担当している。笑

この仕事を何度も担当しているうちに、また反省点がいろいろ浮かび上がってきたので書き残しておく。

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①圧倒的にフォロー不足

OTTではじめてタイム読みを担当したときは、全部の組を1人でやり切った。そのときは、終わったあとの達成感が半端なかったのを覚えている。笑

しかし、それでは休憩がうまく取れないことを運営のかたに配慮いただき、2回目からは基本2人体制で動くようになった。

2人体制になって初めてのときは、やり方を教えることに意識が向いてしまった。このやり方のままでは単なる押しつけになるだけと考え、すぐにやめた。

この反省から、現在は
・一緒に組む方がなにをどこまでできるか、その範囲を知る
・できればその範囲を少し広げられるように私が適宜アシストする
・私は「タイム読みの人間がやるべきことの完成形」に近づけるように補完する
というスタンスをとっている。

何回か担当しているタイム読み。実は、毎回年齢や経験が違うかたと組んでいる。

だから、おおまかな流れを把握している私がどういう風に動くべきか、臨機応変に対応を変えつつ、いつも考えながら担当にあたっている。

しかし、一緒に担当している方へのフォローが全然足りていないのだ。圧倒的に力不足。

まず、動かしているウォッチの数はそこそこあるのに、ちゃんとタイムを読めている集団の数が足りない。最近になって、やっと第三集団の1000ラップまでうまいこと読めるようになった。

あとは、招集・スタート時間などに対するタイムコントロールへの意識が足りない。招集やチップ計測の方と連携をとれるキャパを持つべき。

なにより、一緒に組む方をもっと「主役」にできる、と思う。何度も担当している私より、はじめて担当に就いた方をもっとメインにしていきたいし、もっと楽しんでやってもらえるように、動きたい。

②ちょっとだけ、こころの余裕ができた

一緒に組んでいる方へのフォローもうまくいってないのに、こころの余裕ができたなどおかしいだろ、と言われそうだが。

でも、これは私の中で進歩した部分かなと思う。特に1月のOTTで一番頑張れた部分。

こころの余裕ができたかもと思ったのは、ペースメーカーさんや参加者の方に一声かけられるようになったこと。

前まで、そういった部分は(言葉を選ばず言い表すと)ぜんぶEKIDEN Newsさんやポールさんに「丸投げ状態」だった。

実際、お2人はペースメーカーさんやランナーさんの近くにいらっしゃることが多く、場を盛り上げてくださっている。

だから私は、あえてタイム読みやアナウンスに集中して、いわば音声情報のメリハリを(自分で勝手に)つけていた。
お2人に盛り上げパートをお願いし、私は淡々と進行するといったように。

でも、担当を続けていくうちに、少しずつ変えていきたいし、やろうと思えばできるはずと感じるようになった。

私がタイム読みを行っている本部はホームストレートの中央にあるので、比較的いろんなところを見渡せる。

本部にいながらレースを見ているのなら、今よりももうちょっと視野を広げて、走っている方や応援している方に、注目する余裕を作ればよい。

これを、1月のOTTではじめてできた。

最初はM高史さんをマネて「現状打破」の連呼から取りかかった。そこから、タイム読みと競技アナウンスの合間をぬって、盛り上げる部分を組み込むよう意識。

最終的には三津家さんや東海大学の市村選手、鐘スタンバイの神林くん、タンクトップで応援している少年、フロンターレのユニフォームの方、…などなど、色んな方を見て適宜声かけができた。

実際に声をかけさせていただいたペースメーカーさんはみんな反応してくださり、すごく嬉しかったです。ありがとうございました。

2月のOTTにも参加予定なので、また担当になったら挑戦したい。

③レースの空気感を読む

いま書いたとおり、ランナーさんやペースメーカーさん、応援しているボランティアさんなどを楽しませるためにも、アナウンス兼タイム読みの人間が盛り上げ担当を担う意味はそこそこある。

しかし、盛り上げるときとそうでない場面のメリハリは必要だと思う。

私の中では、参加しているランナーさんがまとっている雰囲気や表情など、その時々の空気感を読み取って、どういう音声情報を伝えたほうがよいのか、考えるようにしている。

OTTもふだんの記録会と同じく、申し込み時に目標タイムを申請するスタイルだ。

設定した目標タイムが、「練習があまり積めていないからこのくらいかな」「ブランク明けだからそこまで速めの設定ではない」という位置づけの方もいれば、自己ベストを狙って定めた方もいるだろう。

基本的に私は、ファンランの方よりもしっかりレースに合わせてきた方に、雰囲気の照準を当てるようにしている。

OTTは非公認の記録会ではあるが、ここ最近はレースが開催されることも当たり前ではないご時世だ。

だから私は、(非公認だとしても)レースを無駄にしたくないという方の思いにに、できるだけ応えたいと考えている。まあ、できるとしても本当に微力なのだが。

空気感を一瞬で読んで、自分でどうすればよいか判断するのは難しい。そもそも、空気感を読むことが試行錯誤の連続だ。

これは回数をこなすしかないと思っている。いわゆる勘のようなものか。

私は高校まで競技者として、大学ではマネージャーとして陸上競技に携わってきた。それゆえ、そこそこの数のレースをいろんな角度から肌で感じてきたが、まだまだ読めないなと思う。

空気感しかり、状況判断しかり、やっぱり臨機応変って大事ですね。笑

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思ったより長くなってしまった。

こんなの個人的にやれよという話だが、書き残しておかないと忘れる人間なので、次回のOTTの前日にこれ読んでたたきこむ予定。笑

でも振り返ってみれば、何回かタイム読みの担当をこなしてきたので、最初のころよりちょっとは進歩したかなと思う。

現役のときのキャパには戻れないし戻せないけれど、改善を重ねている次第です。笑

ただ、すべてのボランティアさんが私に合わせる必要は全くありません。もっと気軽な気持ちで参加してくだされば全然OKです!笑

ここまで言っておいて、次回もタイム読みをする確証はまったくないのですが。笑

タイム読みじゃなくても、担当がかぶった方ぜひ仲良くしてください。笑笑

あと、タイム読みの人間はほとんど本部を離れられないので、みなさん適当に遊びにいらしてください(切実)

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