見出し画像

DA PUMP 初期のカップリング5曲

安室奈美恵やSPEEDなどを送り出した芸能事務所・ライジングプロダクションからデビューしたDA PUMP。沖縄アクターズスクール及びライジングプロダクションから初の4人組ボーイズグループとして結成され、1990年代後半~2000年代初頭までアイドルとして大衆から人気を集めた。当初、沖縄アクターズスクールのマキノ正幸校長は「男はやらない!(男性歌手は育成しない)」という方針だったが、邊土名一茶の歌とダンスを見て考えが変わり、DA PUMPをデビューさせたという。また男性アイドルを育成しなかったのは沖縄アクターズスクールの設立当初、おにゃん子クラブに影響を受けて「沖縄クラブハートキャッチTV」など夕やけニャンニャンのような番組を放送していたり、牧野アンナ・早坂好恵・里中茶美(邊土名一茶の姉)といった女性アイドルの育成に力を入れていたことが理由である(協力関係であるライジングプロダクションも同様)。DA PUMPの音楽は「Feelin' Good -It's PARADISE-」、「ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜」、「We can't stop the music」、「if...」などのシングル曲も人気がありますが、カップリングの曲も良い歌が多かったことでも有名でした。

■17guyz

17guyzが披露する4人時代のDA PUMPのメンバーたち

記念すべき1stシングルのカップリング。タイトル曲である「Feelin' Good -It's PARADISE-」はm.c.A・Tのカバー曲であったが、この17guyzはDA PUMP初のオリジナル楽曲として提供された。当時、m.c.A・Tが沖縄から上京してきたばかりの17歳~18歳の4人をイメージして作った曲で、それに加えて若者賛歌の応援歌風の内容となっている。

■Rock da House

2ndシングルのカップリング曲のミュージックビデオ

2枚目のシングル「Love Is The Final Liberty」のカップリング曲。リリースは1997年11月だが、楽曲自体のレコーディングや振り付けはデビュー前後(1997年5月~8月頃)に行われており、プロモーションビデオは1997年12月に撮影された。タイトル、楽曲共に音楽のRockとダンスのLockをかけており、パフォーマンスの際もロック調のサウンド+ロックダンスという構成となっている。現在までDA PUMPのアルバムには未収録。

■You don't have to worry,baby

初のライヴツアー『DA PUMP 1st STAGE“EXPRESSION”』でのパフォーマンスシーン

3枚目のシングル「Stay Together」のカップリング。DA PUMPの楽曲リリースにはある法則のようなものがあり、初期から勢いに任せた楽曲ばかりでなく、3曲に1曲は必ずミディアムテンポまたはバラード調の歌を発表するといった視聴者を飽きさせない工夫がなされていた。デビューシングルと2ndシングルがアップテンポの歌だったため、3rdシングルではバラード曲となっている。そしてYou don't have to worry,babyも初期のDA PUMPの中ではかなりハイレベルな楽曲であり、気軽に聴きたい心に響くナンバーとなっている。

■Strawberry Letter

DA PUMP / 「Strawberry Letter」のパフォーマンスシーン

4枚目のシングル「ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜」のカップリング曲。一般的にはもちろん、ファンの間でもあまり話題にならないことも多いが、サウンド、振り付け、パフォーマンス含めてブラック感覚のサウンドがリアルに表現されたかっこいい作品であると言える。1998年に行われたライヴツアー『DA PUMP 1st STAGE“EXPRESSION”』で初披露された。

Infinity 〜moon ride〜 / Infinity -sunset beach-

5枚目のシングル「Rhapsody in Blue」のカップリング曲を披露する4人

5枚目のシングル「Rhapsody in Blue」のカップリング。この楽曲はシングルバージョンとアルバムバージョンの2種類が存在する。シングル版はメディアムテンポのアレンジとなっている「Infinity -sunset beach-」、アルバム版は「Infinity 〜moon ride〜」というタイトルでこちらはアップテンポの曲調となっており(ファーストアルバム『EXPRESSION』に収録)、歌詞もシングル版とは異なっている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?