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「自然が好きだ」を仕事に活かす ホールアース自然学校◆24年度採用情報◆

こんにちは!
ホールアース自然学校のnoteをご覧いただきありがとうございます。いつも四苦八苦しながら記事を書いている広報担当の小野です。

先日から来年度の採用募集を開始したので、「自然が好き」「自然の中で働くことに興味がある」「自然と共生できるような生き方を模索している」といった思いのある方々へ、「自然学校で働くという選択肢もありますよ」ということをお伝えしたく、記事を書きました。

かくいう私は、ホールアース自然学校5年目で、自然ガイドや広報、企業研修や人材育成、ものづくりのワークショップ等、様々な分野の事業に関わらせてもらっています。好きなフィールドは山や湖。毎日富士山を眺めながら出勤し、四季折々の自然の色や匂い、空気の変化を味わいながら働いています。

今月の富士山(通勤路からパチリ)




「自然が好き」が原動力

「自然学校」というとなじみがないと思いますが、自然の魅力を体験を通して知ってもらうべく、様々な自然体験プログラムを提供するのが私たちの主な仕事となります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

自然の中を案内するには、まずは「ガイド自身が自然を楽しむ」ということが大切です。ガイドが楽しいと思わないことを、参加者は楽しいと思えません。どのスタッフにも、「自然が好きだ」という気持ちが根底にあります。でも、ひとくちに“自然”と言っても、どんな自然が好きかはスタッフそれぞれです。トレランが好きだったり、昆虫が好きだったり、自然の中でのんびり過ごすのが好きだったり、カヤックが好きだったり、スキーが好きだったり。そして、その“好き”という気持ちこそが、仕事につながっていきます。

例えば、日ごろから山に行っているから山のことを知っている。その景色の美しさも、大変さも、自分の目や身体にしみ込んでいる。だからこそ、自信を持っておもしろいと思える企画が作れる(内心「楽しんでもらえるかな?」とドキドキはしますけどね笑)。

休日は山へ

例えば、日ごろから生きものにアンテナを張っているから生きものに詳しくなる。どの生きものが、どの時期に、どこにいるのか、生のデータが蓄積されていく。「生きもの探しのプログラムをしよう!」となっても、急にはできません(生きもの相手なので、見つからない時は苦戦します汗)。

身の回りの植生調査

もちろん、自分の“好き”と仕事をかけあわせ、事業化するのは簡単ではありません。そこに行きつくまでには、基本の業務を行いながら自分を磨いていく必要がありますが、大変だけど面白いプロセスです。


ホールアースで身につく力

私たちは、「現場を数多くこなし、力をつけていく」ことを重視しています。なので、自然のガイドになるのにも、実際にガイドをしている先輩の姿を見て、段階的にまねをしながらスキルを身に付けていきます。

「ガイドは、参加者にどんな言葉がけをしているのか」
「よい雰囲気はどこから生まれるのか」
「どうすれば“伝わる”のか」
「天候が変わった時にどう対応しているのか」

先輩のガイドの様子を見て、「ふむふむ。こんな風に言えばいいんだな」と思って自分でやってみても、「あれ?あんまり伝わってないな」「話を聞いてくれないな」となるのは新人あるあるです。伝わるためのコツや理論は色々あるものの、最初から座学で詰め込んでも実際に見たりやったりしないとわからないことが多いので、「まずはやってみる」→「先輩からフィードバックをもらう」→「改善して再びやってみる」の繰り返しで覚えていきます。

だからこそ身につくのは、現場力(その場や状況に対し臨機応変に対応し、ベストの結果を出す力)

参加者の様子を見て、天候や前後の行程を想像し、周りの人たちとコミュニケーションをとりながら、参加者にとって安全で且つ満足のいくプログラムを提供する。たくさんのワキ汗や冷や汗をかきながら経験を積んで、判断力を磨いていく。そうやって、参加者を満足させられるツアーができたときには大きな充実感とやりがいを感じます。


組織を“利用”し、自分を活かす

「何のためにホールアースにいるのか?」と問いかければ、スタッフの多くは「自分のやりたいことをやるため」と言うでしょう。創設者の廣瀬も、「組織は舞台だと思って」「自分を活かす仕事をして」と言います。もちろん最初からやりたいことを形にすることは難しいですが、まずは与えられた仕事をこなし、少しずつできることを増やしていくと、やりたいことをするチャンスも増えていきます。

ホールアースで働くスタッフは、皆最初から自然に詳しい人とは限りません。自然とは無縁の仕事をしていた人もたくさんいます。前職での自分のスキルをどう活かすかは自分次第。全くジャンルの異なる業界から入ってくるからこそ、ホールアースの中で“自分しかできないこと”ができ、それが強みに変わる場合もあります。

包丁さばきが上手いスタッフは、宿泊型のプログラムで食事を作るときにササっと美味しいものを作れたり、イラストが得意なスタッフは、プログラム中に参加者に見せる資料をわかりやすく作ることができたり、救急隊員として働いていたスタッフは、ガイドの途中でケガ人が出ても的確な判断ができたりと、ホールアースという舞台では、自分のスキルを活かす機会をいくらでもつくっていくことができます。むしろ、異業種から飛び込んでくれるのは大歓迎なのです。

1年に1度、全拠点のスタッフが集まり交流会を行う

そうなると、組織の理念と、個々人が大切にしたい思いが重なっていくことが重要となります。


自然との共生とは

私たちは、2010年の組織改編を機に、“目指すべき10年後の社会像”を以下のように打ち立てました。

「一人ひとりが『人・自然・地域が共生する暮らし』の実践を通じて、感謝と誇りをもって生きている」


里山や大自然をフィールドに働いていると、水や空気、生きものといったあらゆるものが循環し、互いに複雑に関わり合いながら世界が成り立っているのを感じます。もちろん、そういった循環の中に私たち人間もいるのですが、人間社会を中心に生活していると、そのことを忘れがちです。それを人々が思い出せるように、私たちは“自然体験という商品”を通して、自然からのメッセージを伝えています。

誰しも、自然に全く負荷のない生活を送ることはできません。それでも、“自然と共に生きるために、自分は何ができるのか”をその人なりに考え、チャレンジしていくことができるのがホールアースです。


さいごに

「自然は好きだけど、自分のスキルをどう活かせるだろう?」
「やりたいことを形にするって、具体的にはどんなことがあるのだろう?」
等、興味を持っていただいた方はぜひ、11月に開催するオープンデーに参加してみてください!ホールアースで働くことに興味のある方を対象に、実際に私たちのプログラムを体験していただきながら、スタッフの人柄や組織の雰囲気を感じとっていただく機会となっています。


ホールアース自然学校 オープンデー

日程:2023年11月3日(金・祝)および4日(土)
プログラム内容:
①里山の自然を活かしたプログラム体験(お茶畑ワーク×里山テントサウナ)
②富士山のダイナミックな自然体験プログラム(洞窟樹海探検または宝永火口トレッキング)

詳細はこちらをご覧ください。


「自然が好きだ」という思いを活かせる仕事はたくさんあります。興味を持っていただいた方はぜひ、募集要項をご覧ください。採用締め切りは、2023年10月13日(金)となっております。みなさまのご応募お待ちしております!


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