Whole Earth Journal
毎月2回発行しているメールマガジンのスタッフコラム「自然学校スタッフおすすめの本&映画」。自然、生き物、アウトドア、里山の暮らし等、私達の活動に関わる内容の本や映画をご紹介しています。 WEBマガジンでは、過去のコラムをジャンルごとにアーカイブでまとめていきます。随時更新予定です。
1982年、ここ富士宮市(旧:静岡県芝川町)の小さな里山にホールアース自然学校(以下:ホールアース)が誕生してから2022年で40年を迎えた。「家畜動物とのかかわり」と「自然体験」の場・機会を提供する動物農場として、廣瀬敏通(愛称:アッパー)・麗子が始めた自然学校は、今では農業・狩猟・地域振興・生物多様性保全・人材育成等、幅広い分野でお仕事をさせていただくまでになった。 40年だから、何か特別というわけでもないが、節目を迎えた今改めて、あらゆる時代のうねりを経てもなお、自然
時代はめまぐるしく変わってゆく。予測できない事態に見舞われたとき、自分は何を重視して行動すべきか、問われることになる。誰しもが今、多かれ少なかれ時代の変化を感じている中、自らの生き方を再考する人も多いのではないだろうか。私たちホールアースも、世の中の変化に応じて、自分たちのやるべきことを模索し、少しずつ変化している。ここで一度立ち止まり見つめなおした、「ホールアース自然学校の今」をご紹介したい。 自然体験を軸に広がる多様な事業 富士山麓の小さな里山に、ホールアー
より健康な生活への意識の変化 この1~2年、自身の健康状態の変化に敏感になり、生活習慣や働き方、休日の過ごし方を見つめなおす人も多かったのではないだろうか。身の回りでも、心身の健康に気を配る人が増えているという実感がある。富士山麓エリアでも、キャンプ場の利用率は高まり、E-bike(電動アシスト付きのスポーツ自転車)がレンタルできる場所も増えている。密を避けるため、そして心身の健康のため、屋外での活動や自然へのニーズは確実に高まっている。 四方を海に囲まれ、森林面積も
ある時、事務所で作業をしていたら、「ポトッ」と何かが落ちる音がした。なんだろうと思って見てみると、そこには大きなカマキリがいた。窓は閉めているのに一体どこから入ってきたんだろう?今までだったら、そのあと何も考えずに外に逃していただろう。だけど、その時の私は「こいつは実は、すごいやつなのかもしれない」と思ったのだ。 というのもちょうど数日前、この動画を見ていたからだ。(※虫がたくさん出てくるので平気な人だけご覧ください。) 虫は、成虫になるまでに多くの危険が待ち構ええている
誰にでも個性はある。だけど、当の本人は当たり前すぎて、それが自分の個性だと気づきにくい。得意なこと、ワクワクすること、興味津々なこと、どれもがその人の個性だけれど、それが「自分の価値なんだ」と認識することは大人でも難しいことがある。 発達障がいと呼ばれる特性を持つ人々は、特にそういった自尊心や自己効力感を持つのが苦手だという。一言に発達障がいと言っても、その性質は十人十色だ。 近年、発達障がいがあると診断される子どもは急増しており、文科省のデータによれば、30人学級に2人い
毎月2回発行しているメールマガジンのスタッフコラム「自然学校スタッフおすすめの本&映画」。自然、生き物、アウトドア、里山の暮らし等、私達の活動に関わる内容の本や映画をご紹介しています。 WEBマガジンでは、過去のコラムをジャンルごとにアーカイブでまとめていきます。随時更新予定です。(2020.10.4更新) ~図鑑編~ ・拾って楽しむ 紅葉と落ち葉 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは、富士市立少年自然の家、丸火の師匠です。 今回は実戦で役立ちそうな本
毎月2回発行しているメールマガジンのスタッフコラム「自然学校スタッフおすすめの本&映画」。自然、生き物、アウトドア、里山の暮らし等、私達の活動に関わる内容の本や映画をご紹介しています。 WEBマガジンでは、過去のコラムをジャンルごとにアーカイブでまとめていきます。随時更新予定です。(2020.10.4更新) ※パート1はこちら ~文芸書編~ ・私には山がある―大きな愛に包まれて― ・カラスの教科書 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは。 福島校のたるるで
富士山麓のエリアを車で走っていると、薪置場があるお家をよく見かける。森の近くで暮らす人にとって、薪は一昔前の燃料ではなく、身近なものだ。 私達にとっても薪割りは日常的な営みだ。火起こしはホールアースのスタッフにとって必須スキルになっている。 ホールアースの事業や活動は、森なしでは語れない。富士山本校がある柚野も森に近く、猪之頭地区では間伐体験のプログラムや植生調査を行い、青木ヶ原樹海では洞窟探検などのツアーを行っている。本校の敷地内ではあらゆるところで、自分たちで森から切
「今から鹿一頭入れられるか?」 獲物を捕らえた勢いそのままに電話をかけたのか、猟師さんの声はいつもよりトーンが高く、少年からの電話のようにも聞こえます。 ホールアースは2018年春、行政とタッグを組んで野生鳥獣の解体処理施設を設立し、野生鳥獣対策チーム「富士山麓ジビエ」を立ち上げました。富士山麓の地元猟師の方から、年間約80頭の鹿・猪を買い取り、解体・精肉を経て、ジビエとして街のお肉屋さんや富士山麓・関東を中心としたレストランへ肉を卸しています。 解体処理施設は富
毎月2回発行しているメールマガジンのスタッフコラム「自然学校スタッフおすすめの本&映画」。自然、生き物、アウトドア、里山の暮らし等、私達の活動に関わる内容の本や映画をご紹介しています。 WEBマガジンでは、過去のコラムをジャンルごとにアーカイブでまとめていきます。随時更新予定です。 ~漫画編~ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは!新潟校のもっちゃんです。 私のおすすめは『ハクメイとミコチ』 KADOKAWA『ハクメイとミコチ』 樫木 祐人 作 モノ
毎月2回発行しているメールマガジンのスタッフコラム「自然学校スタッフおすすめの本&映画」。自然、生き物、アウトドア、里山の暮らし等、私達の活動に関わる内容の本や映画をご紹介しています。 WEBマガジンでは、過去のコラムをジャンルごとにアーカイブでまとめていきます。随時更新予定です。(2020.10.4更新) ~文芸書編~ ・薪を焚く ・マッキンリーに死す ・1万年の旅路 ・ネコとタケ ・ぼくは原始人になった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは。新潟のタ
毎月2回発行しているメールマガジンのスタッフコラム「自然学校スタッフおすすめの本&映画」。自然、生き物、アウトドア、里山の暮らし等、私達の活動に関わる内容の本や映画をご紹介しています。 WEBマガジンでは、過去のコラムをジャンルごとにアーカイブでまとめていきます。随時更新予定です。 ~映画編~ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 新潟県から、みなさんこんにちは~!柏崎・夢の森公園の「ろこ」です♪ 私からはおススメの映画を紹介します。 『風の波紋』 2015年7月公
毎月2回発行しているメールマガジンのスタッフコラム「自然学校スタッフおすすめの本&映画」。自然、生き物、アウトドア、里山の暮らし等、私達の活動に関わる内容の本や映画をご紹介しています。 WEBマガジンでは、過去のコラムをジャンルごとにアーカイブでまとめていきます。随時更新予定です。 ~絵本編~ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは。新潟校の山崎です。 私のおすすめは新潟県長岡市出身の絵本作家 松岡達英さんの絵本「ぴょーん」です。 ポプラ社「ぴょーん」
自然学校のスタッフをしていながら、鳥が大の苦手。 「バードウォッチングなんて、一生縁のないことだ」なんて思っていた私が、鳥のさえずりに耳を傾け、飛んでいる姿を目で追い、「なんていう名前だったっけな」とまで鳥に思いを馳せるようになったとは、私史上5本の指に入る大革命だ。 そんな風に思えるようになったきっかけを与えてくれたのは、“バードヤマザキ”との異名を持つ、山崎宏。 今回は、「鳥といえばやまっち!(山崎のニックネーム)」と皆が言うほど鳥への愛が深い山崎に、鳥の世界と魅力に
ホールアース自然学校のことをご存知の方は、「ホールアース=富士山」なんていうイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、実は富士山麓だけでなく、全国各地に拠点を持っています。 そのうちの一つ、福島校は、国内で4番目に広い湖「猪苗代湖」の南岸に拠点を置く分校です。2011年の東日本大震災、福島第一原子力発電所の事故を契機に、解決しないといけない課題が山積みだからこそ、本質に立ち返って必要なことを実践していかなければ、という想いから、2013年に現福島校代表の和田によ
皆さんには、“素の自分で童心に戻れる場所”はありますか? 普段の生活の中では、皆それぞれ何かしらの肩書があります。「○○会社の誰々さん」「△△ちゃんのお母さん」等…。そんな肩書など忘れて、“その人”らしく、もっと言えば童心にだって戻れる場所、それが四季コースなのかもしれません。 四季コースとは、ホールアースで長く続いているプログラムのうちの一つです。夏キャンプ等、子供や親子向けのプログラムが多いホールアースですが、この四季コースは大人のためのもの。1年間、月に1度1泊2日