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自分に優しくなれた日

私はとてもストイックな性格です。

中学、高校、大学と、

体育会のスキー部で10年間毎日、

他の選手と競いながら生活していました。

気づけば、

毎日20キロのランニング

部活終わりのジム

厳しい食事制限

などなど

「当たり前」になっていた。

大学生になっても、テスト期間でもジムに通い、

飲み会にはほとんど参加せず、

勉強も疎かにならないようにと朝は4時起きだったり

自然と自分に、とても厳しくしてしまう性格。

周りの女子友達からは「Wendy頭おかしい」とか

「なんでところてんしか食べないの!!??」

と言われていた。(笑)

自分を追い込んで汗をかくことが、好きだったため、

この頃は、ヨガのような、「ゆったりとした運動」は

あまり好きではなかった。

こんなの運動じゃないと密かに思っていた。(笑)

しかし、大学四年生の夏

自分の人生を変える出来事が起こる。

そう。妊娠の発覚。

どんどん大きくなる身体。

落ち込みやすくなる気持ち。

将来に対する不安。

今までに味わったことのない感情が自分の中で、錯綜し始めた。

自分の思うように運動ができないこと

バランスよく食事を取る(厳しい食事制限ができなくなった)こと

「当たり前」だったことを「当たり前」にできないことに対して、

自分に対する嫌悪感を持ち始めた。

自分に厳しくしていない自分=「何もしていない自分」

と勝手に思い込んでいた。

本当に嫌だった。

こんな状況で始めてみたのが「ヨガ」だった。

近くに、東京の江東区木場にオープンしたばかりの

Prana Tree Yoga Studio プラナツリーヨガスタジオ

に最初は軽い気持ちで通うことに。

こじんまりとしたスタジオ。

アットホームで暖かい空間がとても心地よく、

リラックスしてクラスを受けられる気がした。

そこで受けたヨガは

以前、自分が思っていたヨガとは別物だった。

「呼吸に集中」し、

「呼吸をコントロールする」

この意識を持つだけで、

自分の頭の中でバタバタと

暴れていた悩みがすーーっと落ちつき、

一端頭の中をリセット。

身体の芯からジンワリとかく汗がとても気持ちよく、

ヨガを終えた時には、

今までに味わったことのない、

気持ちの安定した感覚になった。

さらに、身体を伸ばすことによって、

大きくなったお腹からくる腰への負担、

増える体重からくる膝への負担に

気がついた。

自分の気持ちや身体と向き合うことによって、

自分がどれほど疲れていたのか、

「何もしていない自分」でも、

気持ちの面でも、

身体的な面でも、

大きな負担を抱えていた。

いつも自分に厳しかった私。

「何もしていない自分」なんて思ってごめん

と申し訳ない気持ちになった。

ヨガを通して、身体の声を聞き、

存分に癒してあげようと

毎週ヨガに通うように。

普段、生活している上では、

なかなか気がついてあげられない気持ちや疲れ。

世間で、知られているヨガは、

ダイエット効果や、美容効果を

もたらすもの。

「痩せたい人」「美しくなりたい人」

と宣伝されているもの

だけど、この日は、

私の中で、

ヨガが少し変わった日

そして

自分に追い込まれていた自分に

少し

「優しくなれた日」

だった。

#ヨガ  #マタニティー #趣味 #主婦

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