「40代からの人体の取扱説明書」を理解しよう(30)P.70~71
毎週水曜日は、Newton「40代からの人体の取扱説明書」を理解するシリーズを配信しています。
第30回は、「肺の病気」(40代からの体の病気編)を読み解いていきます。
肺がんは、男女のがん死因 第1位
本書のデータは2019年のもので、肺がん死亡者数は男性1位、女性2位でしたが、2020年のデータでは、男女ともに1位になっていました。
併せて、慢性閉塞性肺疾患(COPD)という「肺の生活習慣病」が、近年注目されていると記載されていました。
COPDという言葉は耳馴染みがありませんが、タバコや大気汚染などにより起こる、肺気腫や慢性気管支炎が含まれるそうです。
また肺炎や心不全で亡くなる方の中にも、隠れCOPDがいるようで、2001年に発表された疫学調査(NICE study)によると、罹患者は約530万人と推定されています。
肺がんの種類と特徴
手持ち資料より、肺がんの種類と特徴がまとめられたものがありましたので掲載します。
転移について
肺がんの主な転移先
肺:14.8%
肝臓:11.6%
副腎:9.1%
骨・骨髄:8.9%
胸膜:8.8%
肺に転移しやすい他臓器のがん
肝がん:15.3%
胃がん:9.3%
大腸がん:7.4%
膵がん:7.2%
白血病:5.2%
~来週は「免疫のしくみ」です~
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